LinuCレベル1の認定をとった話
注意事項
この記事の対象者はこれからLinuCを受けようか迷っている人になります。
有益な情報となるかはわかりませんが可能な限り、益のあるよう書いていきますのでよろしければ最後までお読みいただけると助かります。
後人の失敗を笑える愉悦部の方も歓迎です。失敗は笑い話にした方が後腐れがないので。
この記事は2025年2月現在の話です。
初めに
皆さまはどういうときに「よし、資格を取ろう」とお考えでしょうか。
私は、「取り合えずとっとくか」「受かったら会社から多少お金出るしやるか」とまあ不純かつ軽い気持ちで取りに行くことが多いです。
そんな筆者がLinuCレベル1
の取得に至るまでに躓いた部分、工夫した部分についてなるたけ平易な書き口で書いていきますのでよろしければお付き合いください。
勉強開始 2024-10-16
資格の勉強、といったらまずは参考書ですね?
少なくとも私はそうです。昨今無料で学習できるサイトや模擬試験ができるサイト等ありますが、いまいちよくわからないことに関しては、書籍というのは一定程度の価値を持っているものです。
特に私は紙で買ってくることが多いです。
メリットは主に以下の3つです。
- 電気を使わない
電子書籍や学習サイトもよいのですが、如何せん電気を使います。これの何がいけないかといえば、そう。スマホのバッテリー問題です。機種変更間近でバッテリーが持たない!なんて事態は紙なら問題有りません。重いけど。え?PCで読むって?そりゃあ時間があればそうですけど隙間時間にPCで電子書籍なんか読めないでしょ。 - 不要になったら売れる
最も重要な事項とも言えます。貧乏エンジニアは何としてでも安く済ませたい。できることなら不要物は金になったほうが良いです。個人としてはあまり売ったことはないのですが、この選択肢が選べるのは大きいです。 - 読んでても勘違いされにくい
スマホ見ていたら注意されたこと、ありませんか?まあ今どきスマホ見ているからって何か言ってくる人も少ないでしょうが用心に越したことはありません。それに明らかに勉強している、という姿勢を周りに見せると、集中を阻害されにくくなる気がします。
とまあこんなところです。こんな私ですが、今回の試験に当たって購入したのは以下の書籍です。
Linux教科書 LinuCレベル1 Version 10.0対応
通称あずき本です。教科書、と名乗るだけあって丁寧に書かれています。(終わったら売ろうと思ってたのに普通にLinuxのWikiとして重宝してるから売れないくらい)
購入についてはこちらを使用しました。SEshopという翔泳社さんの通販サイトです。
なぜかと申しますとこちらのサイト、そこそこの高頻度でいろいろな本のキャッシュバックキャンペーンだったり割引だったりを行っております。そうです。新品の本が安いんです。
今回の本も1300円くらいお得に買っております。時期を見てこちらで購入するのをお勧めします。
勉強方法(LinuC101 1回目まで)
注意
派手に失敗した方法です。
ちゃんと調べましょうね。
さて私は勉強を始める前にちょっと調べました。
「Linuxの資格ってLPICってのもあるけどどう違うんだろ?」
調べてみるとどうもLPICから日本向けにLinuCって分離したらしい……というようなニュアンスが読み取れました。
なんと範囲も似通ってるみたいです。そこであることを思いつきます。
「LinuCの模擬試験が受けられるサイト見つかんないけどLPICのあるしこれでいいんじゃね?」
こう思った私は教科書を1周した後はひたすらLPIC101の模擬試験サイトに張り付いて模擬試験を受けておりました。
受けたことのある方やちゃんと調べた方はお気づきでしょう。
LinuCの出題方法や範囲は確かにLPICと似てはいます。似てるだけです。
ええ、下調べをとちったために間違った方向に突っ走ったわけですね。普通に落ちました。
試験を受け始めて初めに思ったことはこうです。
「え、なんか見覚えないんだけどコレ」
一応ですね、範囲は似通っていることもあってLPICの模擬で学んだことも生かせたりはするんです。到底太刀打ちできませんが。
きちんと下調べはしましょう。
勉強方法(LinuC101 2回目まで)
はい、無様に落ちた後ようやくあずき本の末尾に模擬試験がくっついていることに気が付きます。遅いよ。
諸事情ありまして早めに再試験を受けたかったため、2回目は以下の方法をとりました。
- もう一度本を見直す。
- 見直しが終わったら模擬試験をやってみる
- わからなかったら手元に環境を作って動かしてみる
- 1に戻る
王道ですが反復と実践はやはり力になります。可能であれば1回だけでもいいので実行してみることをお勧めします。
勉強方法(LinuC102まで)
2回目の受験で無事101に受かったのですが、102も合格しないとLinuCレベル1の認定は受けられません。
なのですが……101の時と状況が打って変わって手元の環境で再現とかやってる余裕がなくなりました。
主な原因は仕事、および個人で請け負った開発、本書いてみようなどと思ったことなど概ね自業自得、悪因悪果といったところなのですが……
つまるところ101の時の方法が使えませんでした。
なので102では
- 本を1周する
- ひたすら問題演習を解く
- 試験ギリギリにチェックシートで頭に叩き込む
という短期間集中スタイルで行きました。
自身が仕事や趣味で触っている部分にある程度被っているのもありましたが、一番勉強に充てた時間が少ないのに一番高得点なのはちょっと複雑でしたね……
勉強方法(番外編)
私はできるだけお金を使いたくなかったので(調査不足で101に1回落ちてるので無駄に使っている訳ですが)使用しませんでしたが、こちらのping-tというサイトを用いて模擬問題を解いてもよいと思います。
ここに書くために調べたらLinuC101の分は無料でした。102は有料ですが選択肢としてありだと思います。
まとめ
とまあ以上のような形で1月末にLinuCレベル1の認定を取得することができました。
3ヶ月(勉強してない部分もかなりある)でひとまず取得できたので、難易度としてはそこまで難しくはないと思います。
ただ、業務で使用することが少なかったり、SSHで接続しているソフト側の機能で、もっと便利に扱えるような普段使いのしないコマンド等の問題もよく出てきます。
可能であれば再現を、難しそうであれば、基礎問題を落とさないように頑張ってください。
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