🌍

チェックポイント累積更新プログラム-ホットパッチとの比較も添えて

に公開

はじめに

こんにちは!
日本では、毎月第二火曜日の次の日である水曜日に提供される品質更新プログラムに関して、チェックポイント累積更新プログラムという概念が出てきており、前からあったホットパッチと適用の仕組みが似ていることもあり、結構聞かれることも多いのであたらめてまとめておくことにしました。

対象者

  • Windows の運用管理者の方
  • パッチ管理に興味がある方

チェックポイント累積更新プログラムとは

今まで毎月の品質更新プログラムは、OS がリリースされてから毎月累積の更新プログラムとして提供されて来ました。要するに、毎月品質更新プログラムを適用している環境でも、毎月 OS がリリースされてからのすべての更新が含まれている累積の更新プログラムをダウンロードしインストールする動作になっております。
この動作では毎月大きな容量の更新プログラムをダウンロードするため帯域幅やハードドライブの領域に影響がございます。
しかし、チェックポイント累積更新プログラムでは、チェックポイントという通常の累積更新プログラムを適用した後は、そのチェックポイント以降の変更のみである増分差分のみパッチ適用するという動作に変更いたしました。
そのため、更新プログラム自体のサイズが小さくなることが予想され、帯域幅、およびハード ドライブの領域を節約できます。
また、この仕様変更によって、Windows Update や WSUS での更新プログラム提供に影響はなく、シームレスに実施してくれる動作となります。
チェックポイント累積更新プログラムと Microsoft Update Catalog の使用状況

適用対象

  • Windows 11 24H2 以降の Windows 11
  • Windows Server 2025 以降の Server OS

イメージ図(例)

注意事項

チェックポイント累積更新プログラムでは、 Windows Upadate や WSUS 環境ではシームレスに動作するため問題ないが、Windows Update カタログ経由の手動で更新プログラムを適用する場合は、手動にて直近のチェックポイントを適用し、その後最新の差分となる更新プログラムを適用する必要がある。
(例 2025 年 11 月の更新プログラム KB5046617 の場合)
2025 年 11 月 11 日 — KB5068861 (OS ビルド 26200.7171 および 26100.7171)

チェックポイントの確認方法

直近のチェックポイントの確認方法として、上記にも記載されている通り、最新の更新プログラムを Windows Update カタログでインストールする手順を確認し、最新のパッチ以外に適用する過去の更新プログラムを確認することで、その更新プログラムが直近のチェックポイントであることがわかります。

ホットパッチとの比較

ホットパッチには、ベースラインという再起動が必要な累積更新プログラムを適用するタイミングと再起動不要なセキュリティ更新プログラムのみを適用するタイミングがございます。
このベースラインですが、累積的な更新プログラムのチェックポイントとは全くの別物となります。
先ほどチェックポイントは 2024 年 9 月リリースの KB5043080 のみと記載しましたが、ホットパッチのベースラインは以下のスケジュールでリリースされております。

また、このベースラインを適用するためにはチェックポイントを適用していない場合はエラーとなるため、ホットパッチもチェックポイント累積更新プログラムの概念を使用している点は変わりません。

Microsoft (有志)

Discussion