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Dockerにつま先だけ入る

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Docker

例えるなら「料理のレシピ」みたいなもの。

レシピ(Dockerイメージ)

どんな材料(ソフトウェア)を使って、どんな手順(設定)で料理(アプリケーション)を作るかが書かれています。
このレシピがあれば、誰でも同じ料理を作れますよね?

料理(Dockerコンテナ)

レシピ(Dockerイメージ)に基づいて実際に作られた料理のことです。

今までどうだったの?

昔は、アプリケーションを動かすための環境を作るのが大変でした。

例えば、自分のパソコンでは動いたプログラムが、別の人のパソコンや会社のサーバーでは動かない、
なんてことがよくあったんです。

それぞれの環境で、必要なソフトウェアのバージョンが違ったり、設定が微妙に異なったりすることが原因でした。

まるで、人によって調味料の量が違ったり、調理方法が少し違ったりする料理のように、

同じレシピで作ったはずなのに味が違う、というイメージです。

Dockerが出て何を解決できるの、便利になるの?

Dockerは、この「環境の違い」という問題を解決してくれました。

環境をまるごとパッケージ化

Dockerイメージには、アプリケーションを動かすために必要なもの(プログラム本体、必要なソフトウェア、設定など)が全部まとめて入っています。

まるで、レトルト食品のように、温めるだけでどこでも同じ味が楽しめる、というイメージです。

どこでも同じように動く

Dockerイメージから作られた「Dockerコンテナ」は、どんな環境でも同じように動きます。

自分のパソコンでも、会社のサーバーでも、クラウド上でも、全く同じように動作するので、
「自分の環境では動いたのに…」という問題がなくなります。

開発や運用の効率アップ

開発者は自分の環境で動作確認したものを、そのまま運用環境に持っていけるので、

無駄な手間が減ります。

また、複数のアプリケーションを別々の箱(コンテナ)に分けて管理できるので、管理も楽になります。

どういうときに使うの?

Dockerは、本当に色々な場面で使われています。

例えば…

WebサイトやWebアプリケーションの開発・運用

複数のサーバーで同じWebサイトを動かしたり、新しい機能を試したりするのに便利です。

スマートフォンアプリのバックエンド開発

アプリが使うサーバー側のプログラムを開発・運用するのに使われます。

AI(人工知能)や機械学習の環境構築

複雑なソフトウェアの組み合わせが必要なAI開発環境を簡単に作れます。

テスト環境の構築

新しいプログラムを試すための環境をすぐに用意できます。

複数のアプリケーションをまとめて管理

複数の小さなアプリケーションを組み合わせて一つの大きなシステムとして管理するのに役立ちます。

まとめ

Dockerイメージは、アプリケーションを動かすための「レシピ」のようなもので、必要なものが全部入っています。
これを使うことで、どんな環境でも同じようにアプリケーションを動かすことができ、開発や運用の手間を大幅に減らすことができるんです。

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