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ユーザーストーリーマッピング実践レポート! ~ 新たな市場開拓に向けた取り組み ~

に公開

こんにちは、MOTHERグループ ディベロップメントチーム マネージャーの寺本です。

先日、新たな市場向けの見守りシステム開発に向けたユーザーストーリーマッピング会を実施しました。今回は、その実施の背景から、得られた気づきまでをお伝えします。


🧭 背景

MOTHERグループでは、REMONY(リモニー)という遠隔体調管理システムを開発・提供しています。REMONYは、弊社が開発する無充電のウェアラブル端末 MOTHER Bracelet を活用し、主に介護現場での見守りを支援するサービスです。
https://remony.site/

REMONYの営業活動を進める中で、他の業種でもニーズがあることがわかってきました。そこで、新たな市場向けのシステム開発を検討することになりました。
新たな市場向けのシステムを開発していくにあたり何から着手するべきか?と考えた際にメンバーみんなでユーザーストーリーマッピングを行うという結論に至りました。


🛠 ユーザーストーリーマッピングとは?

ユーザーストーリーマッピングは、プロダクト開発において、ユーザーの行動や課題を視覚化し、チーム全体の共通理解を深める手法です。これにより、以下の効果が期待できます。

  • 共通理解の促進:メンバー全員が同じ視点でユーザーのニーズを把握
  • 優先順位の明確化:ユーザーのニーズを理解し重要な課題を優先的に対応できる
  • ユーザー体験の向上:ユーザーの実際の行動を基にしたプロダクト設計

*ユーザーストーリーマッピング会は以下の書籍を参考にしております。
様々な方法論の記事もありますが、より深くユーザーストーリーマッピングについて理解したい方にはおすすめの書籍です^_^
プロダクトマネジメント・アジャイル開発・UXデザイン分野に興味がある方にもおすすめです。
https://www.oreilly.co.jp/books/9784873117324/


🎯 ユーザーストーリーマッピング会の目的

  • MOTHERグループ内での共通理解を深めること

    • MOTHERグループはセールスチームとディベロップメントチームから構成
    • お互いのチームメンバーの視点を共有し、アイディアを融合させる
    • 一緒にユーザーストーリーマッピングをして共通理解を築くプロセスこそが今後の開発や営業を進める上で重要となる
  • 新市場向けシステム開発の成果を最大化するための土台を築くこと

    • ユーザー視点での課題整理と解決策の立案
    • 開発優先順位を決めることでより少ない開発で大きな成果を得れるようにする

📝 当日の内容

  1. ユーザーストーリーマッピングの練習

    • MOTHERグループでは初の試みだったため「朝起きてから家を出るまでのフロー」を例にユーザストーリーマッピングの全体像を理解するための簡単なワークを実施
  2. ユーザー像の明確化

    • 新市場のユーザーのペルソナを設定
    • それぞれの立場や目的を洗い出し、具体的なニーズを把握
  3. 全体のストーリー作成

    • ユーザーの一日の流れや業務プロセスを時系列で整理しマッピングする
  4. ステップの作成

    • 3の全体ストーリーを分解し、カードを左から右へ並べる
    • ユーザーが何をしたいかを短い動詞句で表現する
  5. 深掘りとアイデア出し

    • ユーザーストーリーの各ステップで立ち止まり様々な問いに答える
    • 解決策として考えられる機能やアイデアをブレインストーミングし付箋を貼る
  6. 価値の優先順位付け

    • 出てきたアイデアや機能を、ユーザーへの価値や実現可能性で評価し優先順位順に並べる
    • 最小限のプロダクト(MVP)としてリリースすべき機能を選定

ユーザーストーリーマッピングの具体的な方法については以下の記事がおすすめです。
https://designalpha.jp/knowledge/ux/user-story-mapping/
https://www.agile-studio.jp/post/apm-user-story-mapping


👀 会の様子と気づき

  • 視点の共有が生む新たな発見

    • セールスチームとディベロップメントチームの各メンバーが一緒にユーザー視点で意見を出しあうことで現場の課題や新たな解決策の発見に繋がった
  • 共通理解の構築

    • 多くのアイデアが生まれた中で、ユーザーにとって本当に価値のある機能が何かが明確になった
    • 今後の開発を進めていく機能要件やその背景、優先順位の共通理解をみんなで築くことができた
  • 既存システムへのフィードバック

    • 新市場向けの検討を通じて、既存のREMONYの改善点や新たな可能性も見えてきた

以下は当日のユーザーストーリーマッピング会の様子です。
MEDIROM MOTHER Labsの代表も参加しました!
MOTHERグループのメンバーみんなでユーザーに向き合う有意義な時間にできました^_^


🔭 今後に向けて

今回のマッピング会を通して、新市場向けREMONY開発の全体像とユーザーの課題が明確になりました。

今後は、ユーザー視点を軸にしながら、

  • 実際のユーザーへのインタビュー
  • プロトタイプの設計・実装
  • MVPのリリース

などを進めていく予定です。


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