異業種から未経験でエンジニアに転職して感じていること
はじめに
初投稿!ということでまずは私について書きます。
私は新卒で金融業界に就職し、その後異業種のITエンジニアに転職した者です。
かつてはお金を通じて企業を支える仕事をしていましたが、
「自分自身が何かを作り出す側に回りたい」「もっと目に見える形で価値を提供したい」
という思いから、全くの未経験でIT業界に飛び込み、もうすぐで2年が経つところです。
最近では、私と同じように異業種からエンジニアへの転職を考える方が増えてきていると感じます。
SNSや転職サイトを見ても、
「未経験からエンジニアになりたい」「手に職をつけたい」「将来のためにスキルを身につけたい」
といった声が多く見られます。
しかしその一方で、実際に検索して出てくるのは、
「未経験からエンジニアになるのはやめた方がいい」「現場についていけずすぐに挫折する」
などのようなネガティブな情報が大半を占めているのが現状です。
ブログや掲示板、YouTubeのコメント欄、知恵袋においても、
「地獄だった」「研修についていけなかった」「未経験を採用する会社には裏がある」
などといった体験談や警告のような投稿がずらりと並んでいて、
前向きな情報は探さないと見つからないほどです。
実際、私自身も転職活動をしていた頃にそうした情報に何度も触れては、
不安になり、自分の選択が正しいのか疑問に思ったりしました。
でも、今ではエンジニアにチャレンジしてよかったと心から思います。
このブログを書こうと思ったのは、
私の経験がこれから挑戦しようとしている誰かの背中を押すきっかけになればと思ったからです。
不安を感じるのは当然ですし、道のりが楽とは言いません。
でも、だからこそ「やってみる価値がある」と伝えたいです。
もし今、エンジニアを目指すかどうかで迷っている方がいたら、
このブログを読んで「自分にもできるかもしれない」と少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
エンジニアを目指したきっかけ
私は新卒で銀行系の金融会社に就職し、営業担当としてキャリアをスタートしました。
主な業務は、法人のお客様に対して、設備資金や商材などのリース・割賦契約を提案することでした。
お客様の財務状況や事業内容をヒアリングし、資金繰りや経営計画の課題を整理した上で、
最適な契約条件を設計し、提案を行っていました。
人と直接向き合い、信頼関係を築いていく営業という仕事にはやりがいがあり、
特に自分の提案が採用されて、お客様の事業が前に進んだときは大きな達成感を感じていました。
また、若いうちから企業の経営層と直接話す機会が多かったことも、貴重な経験でした。
面談を通じて事業の構想や課題を聞き、財務諸表を読み解いて資金計画を一緒に考える中で、
ビジネスの仕組みやお金の流れ、経営感覚といったものが自然と身についていきました。
一営業担当としてではありますが、
実際にお客様のビジネスに入り込んで価値を提供している実感を持てたことは、
当時の自分にとって大きなモチベーションでした。
しかし、日々業務に取り組む中で、次第に違和感も抱えるようになっていきました。
その違和感の正体は、
「結局、自分たちはお金を媒介とした提案しかできない」
という限界感でした。
どれだけお客様のことを考えて親身に提案しても、
審査の結果によってはどうしても融資ができず、支援の手が届かないことも少なくありませんでした。
また、仮に契約が成立しても、それはお金の流れを整えることに過ぎず、
何か目に見える成果や価値を生み出しているわけではない、というもどかしさもありました。
数字を追い続ける日々の中で、
「自分は本当にお客様の力になれているのだろうか」
そんな問いが心の中で少しずつ膨らんでいきました。
次第に、自分の中に
「何かを生み出す仕事がしたい」「目に見える価値をつくりたい」
という思いが芽生えていったのです。
そんなとき、ある転機となる出来事がありました。
ある病院のお客様に対し、業務用の電子カルテシステムを導入するための資金支援に関わった際のことです。
それまで看護師の方々が手作業で行っていた記録管理やスケジュール管理が、
システム導入によって大幅に効率化され、人的リソースが本来注力すべきケア業務に向けられるようになったのです。
その変化を目の当たりにしたとき、ただの設備投資や資金調達という枠を超えて、
テクノロジーが人の働き方や社会の仕組みを根本から変えていく力を持っていることを強く実感しました。
そして同時に、
「自分もこうした変化を生み出し提供する側になりたい」
と心の底から思いました。
自らが手を動かして、目の前の誰かの役に立つ仕組みやサービスを作って届ける、
そんな働き方に強く惹かれました。
この経験をきっかけに、私はIT業界への転職を真剣に意識するようになりました。
未経験の分野に飛び込むことへの不安はありましたが、
「価値をつくりたい」「変化を起こせる人になりたい」
という気持ちは、迷いを上回る強さを持っていました。
エンジニアになってみて感じていること
転職活動において、私は何よりも
「自分自身が成長できる環境かどうか」
という点を重視して企業を探していました。
未経験からの挑戦ということもあり、表面的な条件よりも、
しっかりと学べる環境があるかどうか、将来に向けて着実にスキルを身につけられるかどうかを最も大切にしていました。
そんな中で出会ったのが、現在の会社です。
入社後に約4か月間のエンジニア研修が用意されており、IT未経験者でも基礎から学べる体制が整っていました。
内容も、プログラミングの基礎やインフラの仕組み、業務システムの構造など、
現場で必要な知識を体系的に身につけられるよう設計されており、「ここなら安心してスタートが切れる」と思い、入社を決意しました。
実際に入社後、研修を通じて技術的な知識だけでなく、
エンジニアとしての考え方や仕事の進め方、チームでのコミュニケーションの重要性など、
さまざまな学びを得ることができました。
現在私は、データマネジメント事業において、
データの連携・蓄積・活用といった領域でエンジニアとして業務に携わっています。
具体的には、システム間でのデータのやり取りを自動化したり、
必要な情報を集約・分析できるような仕組みを設計・実装したりと、
いわゆる裏側の仕組みを支える仕事です。
最初は、現場で飛び交う専門用語についていくのも一苦労で、周囲が何を話しているのかすらわからないという状態でした。
目の前のタスクにどう取り組めばいいのか見えず、ミスをしては落ち込み、
時には「本当に自分にできるのだろうか」と不安に思うこともありました。
それでも、わからないことは調べ、周囲の人に相談し、何度もトライ&エラーを繰り返す中で、
少しずつですができることが増えていきました。
実装した機能が正しく動作し、初めて成果物として形になったときはとても嬉しかったのを覚えています。
何より、自分の書いたコードや構築した仕組みが実際に動き、お客様の業務に役立っていることを実感できるようになったとき、
「エンジニアになってよかった」と心から思いました。
たとえ小さな機能の一つでも、それが誰かの仕事を支え、価値を生み出している。
そんな実感が、日々の努力を支える原動力になっています。
失敗や壁にぶつかることは今でもありますが、
そのたびに一つ一つどうすれば良いか考え行動し壁を乗り越えながら前に進む中で、
自分自身が確実に成長している手応えを感じています。
エンジニアというキャリアについて
エンジニアに転職してみて、日々感じているのは
「自分のキャリアは自分で切り開いていける」
という実感です。
この仕事には、固定されたルートや決められたキャリアパスがあるわけではなく、
自分の興味や強みに応じて、いくらでも道を広げていける柔軟さがあります。
たとえば技術面一つとっても、フロントエンド、バックエンド、インフラといった領域があり、そこからさらにデータ、クラウド、セキュリティ、AI、DevOpsなど、多様な専門分野が広がっています。
技術だけではなく、マネジメントでプロジェクトリード、コンサルティングで上流工程の提案業務に進むこともできます。
つまり、「何を学び、何に挑戦するか」を自分で決めることができ、
その選択の積み重ねがそのままキャリアの形になっていくのです。
私の所属する会社には、個人の挑戦を後押しする文化がしっかりと根付いています。
特徴的なのは、「挑戦と称賛の文化」と呼ばれる組織風土で、
たとえ結果が思うようにいかなかったとしても、挑戦したこと自体に対してきちんと称賛やフィードバックが行われます。
失敗を責めるのではなく、「やってみた」という行動に価値を見出す空気があるため、
自分の意志で一歩を踏み出しやすくなっています。
私自身も、この文化に強く惹かれており、入社以来さまざまな挑戦をさせてもらっています。
日々の開発やマネジメントなどのプロジェクト業務に加えて、
社内向け勉強会の企画・運営、新卒・中途の採用業務、事業部やグループなどの組織づくりに関する取り組みにも積極的に参加しています。
一見すると「エンジニアの仕事ではない」ように思えるこれらの活動も、
すべてエンジニアとしての視野を広げるうえで大きな糧になっており、
技術力だけでなく人間的な成長にもつながっていると感じています。
やってみてうまくいかなければ、その都度振り返って改善すればいい。
むしろ、失敗からこそ得られる学びが多い。
「とりあえず挑戦してみる → ダメだったら改善する → また挑戦する」
このサイクルを地道に繰り返していくことで、
自分自身の成長とキャリアの可能性を少しずつ広げていけるという手応えがあります。
今後は、データの扱いに対する技術力をさらに深めるとともに、
マネジメントや提案業務といった非技術的なスキルも積極的に伸ばしていきたいと考えています。
将来的には、技術とビジネスを橋渡しするような立場で、
より価値のあるソリューションを提供できるエンジニアを目指していきたいと思っています。
異業種からエンジニアを目指す方へ
未経験からエンジニアを目指すというのは、正直言って、決して楽な道ではありません。
技術職の世界に一歩踏み込んだ瞬間、聞いたことのない単語、見たことのないコード、分からないことだらけの環境に直面し、「本当に自分にできるのだろうか」と不安になることもあると思います。
私自身も、転職直後は何度も自信をなくしかけました。
どれだけ調べても理解できなかったり、コードがエラーだらけになったりして、悩むことの連続でした。
でも、だからこそ強く伝えたいことがあります。
それは、「始めるのに遅すぎることは絶対にない、まずはやってみよう」ということです。
社会人になってからでも、ITとは無縁の業界からでも、本気で努力すれば、エンジニアとしての道は確かに拓けます。
実際に私は、金融業界で働いていたごく普通の営業職でした。
コードなんて一行も書いたことがなかったゴリゴリ文系の私が、
今こうしてエンジニアとして仕事をしています。
しかも、私の周囲にも同じように異業種から転職してきた仲間がたくさんいます。
元営業、元教師、元販売スタッフ、元飲食業…本当にさまざまな経歴を持つ人たちが、
それぞれの経験を活かしながら、エンジニアとして活躍しています。
だから、大切なのは、「センス」でも「特別な才能」でもなく、
「まずはやってみる」という行動力だと思います。
プログラミングに少しでも興味があるなら、まずは簡単なチュートリアルでもいいので、実際に手を動かしてみてください。
コードが動いたときの感動、仕組みが理解できたときの面白さ。
それを「楽しい」と思えたなら、あなたにはきっとその素質があります。
行動し続けている限り、チャンスは必ず巡ってきます。
最初は不安でも、動き続けることで、自分でも想像していなかったような出会いや可能性が広がっていきます。
最後に、これから挑戦しようとしているあなたへ。
エンジニアという仕事は、決して「モノづくりが得意な一部の人」だけのものではありません。
この仕事は、とても自由で、クリエイティブで、そして自分の手で誰かの役に立てる実感がある素敵な職業です。
過去の経歴や年齢に関係なく、「挑戦したい」という気持ちさえあれば、誰にでも可能性があります。
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