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5G SystemにおけるPDU Establishmentプロシージャ プロシージャ編③

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5G System構成図

1. PDU Establishmentプロシージャとは

PDU EstablishmentプロシージャとはUE(スマートフォンなど)が実際にパケットを送信するセッションを張る際に動作するシーケンスでSMFとUPFが連携してN4 IFを使ってセッション管理を行う。
通常UEからRANを経由して対向UPFのN3 IFを使ってUser Planeの信号を送信する。

2. PDU Establishmentの全体シーケンス

勧告PDU Session Establishmentシーケンス図を添付する。

3. PDU Establishmentの構造と要素

主に以下のパラメータが設定される
・PDU Session Type
 →IPv4やIPv6などPDU Sessionで使用する種類が設定される。

・PDU Address
 →UEに払い出されたIPアドレスが設定される。

・DNN
 →使用するDNNが設定される。UE側のAPN名と合わせる必要がある。

・GTPTunnel
 →N3 IFのGTP Tunnelで使用するIPアドレスやGTPパケットを制御するTEIDが設定される。

・以下wiresharkでデコードしたPDU Session Establishmentの一部を添付する。

4. PDU Establishmentが失敗するパターンと対処方法

PDU Establishmentプロシージャがエラーとなるパターンを幾つか紹介する。

1.PFCP Association Setupが未完了
 →SMFとUPFの疎通が出来ていないのでSMFの対向UPFのIPアドレスが合っているか確認が必要。

2.スライス設定が合っていない
 →SMFのconfig情報から使用予定のUPFを選択する際のsNssaiと使用しているS-NSSAIの値が合っているか確認が必要。OSSのfree5gcの場合はwebconsoleで設定するS-NSSAIとUEが送信するS-NSSAIとSMFのconfig情報など合わせる必要がある。

3.APN名が合っていない
 →UEで設定したAPN名とCoreで管理しているDNNが合っているか確認が必要。
 OSSのfree5gcの場合はwebconsoleで設定するDNNやCoreのconfig情報でもDNNを管理している個所が複数ある。

5. PDU Establishmentの正常確立ログ

以下にPDU Establishmentプロシージャが成功した際のwiresharkログを添付する。
192.168.56.172 → RAN   192.168.56.161 → AMF
10.60.0.3 → UE    142.250.199.110 → google.com
※Registration completeと PDU session establishment requestを同時に送信しているので注意
※GTP(ICMP)パケットはUEからgoogle.comにPING送信

6. 次回

次回は実際にOSSを使った1callシミュレーションについて記載予定。

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