ビビッド・ビート・スプライト
どうも
株式会社マトリックス ゲーム事業部 企画課のYです
今回は、開発中の自社タイトルのカジュアルゲームのご紹介となります。
開発中の自社タイトルとは…!
というカジュアルゲームとなります。
実は先日、東京ゲームダンジョン7というインディーゲームイベントに出展させていただきました。
イベント当日は、予想を大きく上回る盛況ぶりで、予備として用意していたスマホも動員して、たくさんの方に遊んでいただけました。
当日ブースにお越しいただいた方々、並びにイベント関係者の方々には、心より感謝申し上げます。
「ビビビス」ってどんなゲーム?
電子世界に住む妖精「スプライト」
周囲をバグらせてしまうイタズラ好きのスプライトたちをこらしめよう!
バトルでは、制限時間の5秒の間に凹凸形状の合うプレートを、よりたくさんチェインする(つなげる)事で、攻撃がより強力に!
退治したスプライトを仲間にして、最強のチームを作ろう!
という感じのカジュアルゲームです。
無料で遊べます!
ゲームシステム
もうちょっとバトルシステムに踏み込んでみますと、イメージとして近いのは、トランプゲームの『スピード』ですね。
『スピード』では数字が隣り合うトランプをつなげていきますが、「ビビビス」では凹凸の形が合うプレートをつなげていきます。
また、『スピード』では「つなげる」というより、「重ねる」「消費する」というニュアンスの方が近いかと思いますが、ビビビスは「つなげる」というニュアンスを前面に出しています。
ジャンル名を付けるとすれば「ターン制ハイスピードパズルアクション」といった感じになるかと思います。
つなげたプレートをダダダダ!!!!と叩き込む気持ちよさは是非一度味わっていただきたい!
凹凸形状
『スピード』の「数字」の代わりとなる「凹凸」。
プレートの上部が凸、下部が凹になっています。
凹凸にはそれぞれ●▲■の3種があるため、プレートの形状としては3×3の9種類が存在します。
タイプ(色)効果
ビビビスでは、形以外に「色」も重要な役割を持っています。
むしろ遊びとしては、「形」よりも「色」の方が肝と言えます。
- 赤(攻撃タイプ)…攻撃力がアップ
- 青(防御タイプ)…防御力がアップ
- 緑(回復タイプ)…HPが回復
- 黄(時間タイプ)…制限時間が回復
上記の4種の他、効果を持たない白いプレートがあり、合計で5色が存在します。
タイプの効果は、プレートをつなぐ度に自動で発動します。
ここで勘の良い人は気付いたかもしれませんが、プレートをつなぐ際、合間合間に黄色のプレートを挟めば、制限時間を引き延ばしながら、どんどんプレートをつなげることができます!
スタートボーナス
タイプ効果に関して、もう一つ重要なシステムがあり、それが「スタートボーナス」です。
プレートをつないでいく際、一番最初に選んだプレートのタイプ効果は特別なボーナス効果として発揮されます。
タイプ | 通常効果 | スタートボーナス |
---|---|---|
赤(攻撃タイプ) | 攻撃力10%アップ | 攻撃力50%アップ |
青(防御タイプ) | 防御力10%アップ | 防御力50%アップ |
緑(回復タイプ) | 回復力10%アップ & HP回復 | 回復力50%アップ & HP回復 |
黄(時間タイプ) | 制限時間1秒回復 | 制限時間回復量50%アップ |
敵の攻撃が来る前は防御タイプから始めたり、HPが少なくなってきたら回復タイプから始めたりと状況に応じたプレイが要求されます。
スタートボーナスはかなり強力なので、上手く使えるようになると一気に強くなれます!
チーム編成
せっかくの開発ブログですので、仕様の紹介だけでなく、どのようにして仕様を決めたのかについても書いてみようと思います。
今回のゲームで一番の悩みどころだった「チーム編成」について
ビビビスでは、『スピード』の「手札」にあたる「チーム」を編成する機能があります。
チームには、最大50枚までのプレートを編成することができます。
この50という数字は、そのままチェインの最大数になります。
また、どのタイプ・どの凹凸形状のプレートをどんな割合で編成するかによって、プレイ感は大きく変わります。
例えば、凸形状が●ばっかりなのに凹形状に●が少ないと、あまり繋げなくなってしまいます。
赤プレートばかりだと、攻撃が強い代わりに打たれ弱くなったり、黄プレートばかりだと、チェイン数は伸びますが、攻撃力が低く、ダメージが伸びにくくなったりします。
ですが、タイプの割合も気にしながら、凹凸形状のバランスにも気を付けて50枚ものプレートを選ぶのはめちゃくちゃ大変!
もっと言うと面倒臭い!!
だからと言って、最大10枚とかだと、ガンガンつなげまくる楽しさが出せない…!
20枚でも足りない!
(でも正直20枚の時点ですでに編成が億劫…)
▼課題
- チームのプレートは50枚は欲しい
- プレート形状の割合バランスが悪いとプレイ感が大きく損なわれる
- 50枚のプレートを1枚ずつ編成するのは大変
- 自分に合ったチームを編成して欲しい(中級者以上向け)
さてどうしたものか…
↑チーム編成仕様に悩んでいた時のレイアウト案
凹凸形状毎の枚数に気を付けながらプレートを1枚ずつ選択する仕様…
実に地獄めいている…
チーム編成問題の解決
チーム編成機能の実装は必須、50枚も必須。
でも、編成は簡単にしたい…
と、編成仕様について悩んでいた時に、チームメンバーと話していた際に出たアイデアが、「1キャラクター=1プレート」ではなく、「1キャラクター=5プレート」にするという物です。
キャラクター1体に5枚のプレートを持たせる事で、50枚のプレートを編成するのにキャラクター10体だけで済みます。
また、この仕様によって解決した課題は一つではありません。
5枚のプレートの組み合わせを決める際のルールとして、凸形状と凹形状のどちらにも必ず●▲■の3種を含める様にする事で、プレイヤー自身が凹凸のバランスを気にしなくても、最低限のバランスを担保する事が出来ます。
代わりに、1枚1枚プレートの形状を精査してチーム編成する事は出来なくなりますが、それは問題ないと判断しました。
タイプの割合については、自分に合った編成を組んでほしいですが、凹凸形状についてはバランスが悪くならない様にして欲しくはあっても、自由に編成を楽しんでもらうのとは異なります。
似ているようでいて実は真逆で、やらなくて済むならそうしたい要素でした。
この仕様には更にもうひとつメリットがありました。
それは、「キャラクターの個性を出しやすい」という点です。
「1キャラクター=1プレート」の場合、キャラクターの個性はタイプ5種×形状9種の45種。
あとは細かいパラメータの違いしかありません。
ですが、「1キャラクター=5プレート」にする事で、プレートの組み合わせという形で、より個性のバリエーションを出せるようになりました!
「1キャラクター=5プレート」という仕様によって、これらの様々な問題が一気に解決しました!
↑実際のチーム編成画面がこちら
10体選べば50枚のプレートが編成完了!
最後に
まだまだ語りたい事はありますが、きりがないので、ひとまずここまで。
では改めて
「ビビッド・ビート・スプライト」はApp StoreおよびGoogle Playにて、2025年春リリース予定となっております。
無料です!
このブログが公開される頃には、もう間もなくリリース!!といった感じかと思います。
無料です!
このゲームはデイリーのノルマもガチャもありません。
本当にただただ隙間時間にサクッと遊べる、ついついちょっと遊びたくなる・クセになる、そんなゲームになっていると嬉しいなと思います。
詳細なリリース時期が決まりましたら、X(旧Twitter)の方でお知らせいたしますので、フォローお願いいたします。
リリースされましたら、是非遊んでみてください!
ではでは!
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