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【復活のSplit65】誤ったファームを書き込んで完全に沈黙した分割キーボードを、2晩かけて死者蘇生したお話

に公開

🌧️絶望の始まり

やってしまった。
完全にやってしまった。

分割キーボードほしい、、肩が指がぁぁぁ!!となっていたわたし。
そこで、やっとVIA/QMK対応かつホットスワップ対応のEPOMAKER Split65をプライムデーに購入!
--よっしゃ、Keychronに設定していたのに加えて、なによりスペースキーをタップホールドでレイヤー切り替え+スペースに改造だなぐふふ。

なるほど、qmk-toolboxというやつを使って、マイコンボード自体をフラッシュすると。ふむふむ、よしやるぞ!!
そして、QMK Configuratorってやつでキーカスタムして**.binファイル**を作って、、、

あれ?なんかEPOMAKER Tide65ってやつしかないぞ、、?まぁこれでいいやろ。
行けっ!!フラッシュ、実行だ!!

「...? 右側が反応しない?ていうか、LEDも光らず、キーも一切反応せず、PCも認識しない。」
僕は何も考えずに QMK Toolbox に投げ込んで、そのままBINファイルをフラッシュしてしまった。

最初の1秒は「お、書き込み成功って出た。成功っぽい?」なんて思ってた。
次の瞬間、静寂。

キーボードは本当に静かだった。キー反応無し。光らない。あげくに致命打あれ?DFUモードにもならない

そう、初心者がやったらおわり。分解もできないのにマイコンをバグらせたのだ。おー!さすがよわよわエンジニア!

なんて思うことはなかった。なにをしても、デバイスマネージャでもマイコンボードが認識しない。もちろん公式の方法すべて試した。
そして、私は17000円という大金をガラクタに支払った。

「……終わった。」

本気でそう思った。
夜中に独り、寝不足の中で次の日も仕事で6時起きなのに。気づけば、深夜1時を回っても、机の上で手を握りしめながら、
頭の中では「ゴミにした」「もうだめだ」「返品できるわけない」の言葉がぐるぐるしていた。


🔑希望の糸口

朝になっても諦めきれず、
メーカー(EPOMAKER)のサポートに英語は話せないので、バチバチの日本語で長文のメールを送った。
すると、信じられないほど丁寧な返信が帰ってきた。

“You can use TOOLBOX to refresh the firmware...
Short the two holes under the spacebar...”

その手順がすべてを変えた。

添付されていたZIPには、EPOMAKER_Split65_via_v7.hex
まさに“命のファイル”だった。


復旧作業 ― 地獄のような緊張

添付されたmp4動画を繰り返し見て、
スペースキーの下を覗き込む。
「…2つの小さな銀の穴?」
そこに針金を突き刺すように短絡する。
手が震えてた。

最初は反応なし。
何度やっても「DFUデバイスが見つかりません」。
呼吸が浅くなる。
やばい、吐きそう、泣きそう、まじで辛い。

でも、ある瞬間。
右側の基板を短絡しながら挿したとき、
モニタに“WB32 DFU device connected”の文字が浮かんだ。

叫んだ。マジで叫んだ。窓開けたままですよ。

そこからは慎重に、でも全身全霊で操作した。
「Attempting to flash...」
「Writing...」
「Download completed!」
Flash complete.

震えた。脳も身体も。

光った。
右側のRGBが、虹色に。
「生き返った…」


そして左側へ ― 完全復活

右が光っても、左は沈黙したままだった。
「ESC押しながら挿せ」とサポートには書いてある。
でも効かない。
どれだけ押しても無反応。

気が狂いそうになりながら左基板を見ていると、
スペースキー下にも同じ2つの小さな穴があることに気づいた。
最初は、「いやこれって3/5ピンってやつだろ...」
そう思いつつも、藁にもすがる思いで針金を当てる。

……タタンッ♪。

モニタ:「WB32 DFU device connected」
僕:「あ。ああぁ。あああ!!!!!」

左も光った。
虹が広がった。
ガチのガッツポーズと半分涙を流しながら「ヨカッダぁぁ」と声が漏れた。

レディットでも、有識者っぽい方のZennでも葛藤しているようだけど進展なく、諦めるとの記事だけ。
そこへ、綺麗な読めない英語文章での丁寧すぎる天の一声。
僕は、17000円を、取り戻した。


⚙VIAでの最終確認

VIAを開く。
渡されたJSONを読み込む。
キーテストを押す。

Esc、反応。
A、反応。
右側のEnter、反応。

全部反応した。

机の上で手を握りしめて、
泣きながら「全部…いった…!」とつぶやいた。


📚️結果と学び

  • Split65 のファームウェアは 左右独立して存在する
  • DFUモード突入は スペース下の2穴を短絡
  • 書き込み後は Flash completereset を実行
  • カスタマーサポート様は偉大
  • 短絡は、ねじりっこの金属でいける

最後に

この復旧を支えてくれたのは、
丁寧に返信してくれた Epomakerのサポートチームと、
「諦めずにもう一度やってみよう」と思えた自分自身。



今、目の前で虹色に光るSplit65を見ながら思う。
あっ、人間諦めなければなんとかなる。そして、こんな機械作れるプロってすげぇ...


✡ この記事の要点まとめ

項目 内容
機種 EPOMAKER Split65 (Flamingo Switch)
ファーム EPOMAKER_Split65_via_v7.hex
DFUツール QMK Toolbox 0.3.1
DFU突入法 スペースキー下の2つの穴を短絡
書込モード WB32 DFU
結果 完全復旧&VIA認識成功

もし同じ状況の人がいたら

僕は言いたい。
「諦めないで」
短絡も、書き込みも、怖いと思うかもしれない。
でも、ほんの1本の針金で、
死んだはずのSplit65が蘇ることがある。
そして、あなたには有能で偉大なカスタマーサポート様がついている。

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