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「科学的根拠に基づく最高の勉強法」のメモ

2025/02/08に公開

はじめに

noteの牛尾 剛氏の記事[1]で「科学的根拠に基づく最高の勉強法」という本の存在を知り、気になり読んでみたのでその内容をアウトプット。

科学的に効果が高くない勉強法

よく行われている勉強方法のうちあまり有効ではないもの

  • 繰り返し読む(再読)
  • ノートに書き写す・まとめる
  • ハイライトや下線を引く
  • 好みの学習スタイルに合わせる

繰り返し読む(再読)

再読すると一度読んでいるため、文章に慣れていることから読みやすくなっている。その影響でわかったつもりになりさらなる理解や覚えようとしなくなる。
このような表面的に情報が処理しやすくなったことで理解したつもりになってしまう心理的な現象を「流暢性の錯覚(幻想)」という。

効果的な勉強に大切なのは、ある程度積極的に自分の脳に負荷をかけること。これを「望ましい困難」という。

学習の認知過程

学習にはいくつかの段階がある。

記憶する => 理解する => 応用する => 分析する => 評価する => 創造する

記憶することは学習の基本であるため大切である。

ノートに書き写す・まとめる

ノートにただ書き写すだけでは、脳にかかる負荷も低いため学習効果が低いと考えられる。
要約(まとめる)については、要約の技術の上手い下手で効果がわかれる。

ハイライトや下線を引く

要約と同様、ハイライトを効果的に行う学習技術を持っている場合は役立つ可能性もあるが、
多くの事例から効果が低いことが考えられる。

科学的に効果が高い勉強法

アクティブリコール

能動的に脳から記憶を取り出そうとする行為が良い。
これは「アクティブリコール」と呼ばれる。他に「想起練習」、「探索練習」、「練習テスト」とも呼ぶ。
また、「アクティブリコール」により情報が長期記憶へ定着しやすくなることを「テスト効果」という。

著者の勉強法

著者は、覚える際に声に出して読んでみたり書き出したりしていた。
これにより記憶に残りやすくなることが知られている。「プロダクション効果」という。

また、誰かに教える、教えようとすることで学習内容の理解が深まることを「プロジェ効果」と言う。

他にも、白紙勉強法というものをしていたらしい。
これは勉強したことを白紙の紙に書き出し覚える。

更新履歴

更新日 改訂内容
2025/2/7 CHAPTER1 科学的に効果が高くない勉強法 について作成
2025/2/8 CHAPTER1 科学的に効果が高い勉強法 を追記
脚注
  1. 凄いやつになる方法 ↩︎

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