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RubyKaigi 2026 に参加したメンバーの感想まとめ

Leaner 開発チームのおぐち(@hogucc)です。

函館で開催された RubyKaigi 2026、めちゃくちゃ楽しかったです。

Leaner Technologies では今年も ボードゲームナイトを開催させていただき、またスポンサーブースも出展しました。

ボードゲームナイトにご参加いただいた皆様、ブースなどで交流させていただいた皆様、なにより運営の方々とすべての参加者の皆様、本当にありがとうございました。

メンバーに RubyKaigi 2026 の感想を聞いてみよう

Leaner Technologies からは総勢 13 名が現地参加させていただきました[1]

昨年と同様、それぞれの視点から RubyKaigi 全体の感想や印象に残ったセッションなどを聞いてみました。

黒曜( @kokuyouwind )

RubyKaigi の参加経歴

12回目でした。干支が一巡りしてしまう…

RubyKaigi 2026 全体を通しての感想

去年までと比較してAIに言及するセッションの数が非常に増えていて、時代の潮流を感じました。

記憶が正しければ去年か一昨年あたりの Ruby Committers and the World で「AIはRailsなどのアプリケーションであれば一定書けるが、 Ruby コア開発は事前学習するコードにほとんどないためあまりうまく書いてくれない」という話をしていた気がするんですが、そこから1~2年で Ruby コア開発でもAI使うレベルになったんだなぁというのにAIの凄まじい発展速度を感じます。

印象に残ったセッション

月並みですが Matz Keynote でしょうか。

Ruby 言語仕様の将来を語っていた例年と異なり、今年は「AIエージェントを利用して自分でいろいろ作った」という話が多くて新鮮でした。

なかでも Ruby AOTコンパイラの spinel を2か月弱で作った話は凄まじいインパクトでした。

現状のAIエージェントは万人が強くなるというより「もともと技術力の高い人の能力がブーストされる」印象があるんですが、 Matz レベルが使うと spinel クラスのものがぽんと出てくるのか… というのでよりその印象を深めました。

また例年より音楽・シンセサイザー系のセッションが多かった気がします。3つくらいあったはず。

今回は会場がアリーナのサブホールだったため音響も良く、いい感じに音が響いていてとても良かったです。

セッション以外で印象に残った出来事

昨年に引き続き、今年もボードゲームナイトを開催することができました。

https://leanertechnologies.connpass.com/event/387439/

個人的にもボードゲームを一緒に遊ぶことで海外の方とも交流しやすく楽しめたため、来年以降も開催して定番化していきたいです。

次回RubyKaigiに向けての期待や意気込み

今年は CfP を出したものの採択されなかったので、来年はなにか面白いことをやって採択を目指したいです。

Spinel を使ってなにかやるか、音楽系のことを Ruby でやってみたい気持ちもあります。

森塚 真年 ( @sanfrecce_osaka )

RubyKaigi の参加経歴

2019 の福岡から、コロナで参加できなかった 2022 の津を除いて毎年参加しています。(オフラインは5回目、オンライン含めると7回目)

RubyKaigi 2026 全体を通しての感想

PicoRuby のセッションが多くて勢いを感じました。皆楽しそうに発表してるのも最高に良かった。宿泊は昨年に続きやんちゃハウスを利用しましたが会場から徒歩2分ほどだしハウス前で温泉に入れるし毎日バーやってるし最高の体験でした。

印象に残ったセッション

知り合いがどんどん初登壇していて、皆すごいなぁと話を聞いていました。

https://rubykaigi.org/2026/presentations/\_dak2\_.html

https://rubykaigi.org/2026/presentations/ryosk7.html

https://rubykaigi.org/2026/presentations/hachiblog.html

https://rubykaigi.org/2026/presentations/kishima.html

甚六@jimlock さんが「やれない理由、できない理由はなくなってきた」「人間が主体性と責任を持とう」と言ってましたし、自分も手を動かしていかないとなーという機運が高まっています。

https://rubykaigi.org/2026/presentations/jimlock.html

セッション以外で印象に残った出来事

RubyKaraoke、無事に終わって本当に、本当に良かった。当日は何名か知り合いの Rubyist が手伝ってくれてすごく助けられました。Ruby コミュニティはなまらあったけえところやでぇ。来年もやるぞ!

次回 RubyKaigi に向けての期待や意気込み

英語を頑張ります(定期)、エイ、英、語ー。

ぐりこ ( @glico800 )

RubyKaigi の参加経歴

松本で開催された RubyKaigi 2023 ぶりで、2回目の参加でした。

RubyKaigi 2026 全体を通しての感想

前回の参加時はそこまで知り合いもおらず、登壇内容も難しくて2回目の参加は正直躊躇することもあったのですが、今回の RubyKaigi では前回参加時にお会いした方が声をかけてくださったり、ある程度は理解できる登壇も増えてきたりと、「これが RubyKaigi 2回目か…!」という感動がありました。

印象に残ったセッション

https://rubykaigi.org/2026/presentations/jimlock.html

https://speakerdeck.com/jinroq/back-to-the-roots-of-date

dateライブラリの実装をC言語から Ruby 実装に置き換える取り組みの中で、AIエージェントを活用した話が印象的でした。AIエージェントのサポートがあれば自分も Ruby にコミットできる可能性があるのかもという期待と同時に、AIエージェントのよる暴挙やコミッター自身に求められる知識やスキルが多分にあるという壁も大きく感じました。

セッション以外で印象に残った出来事

リーナーが主催した Board Game Night にてゲームオーナーをやった際に、ある参加者が函館観光ができていないことを知った他の参加者がイベント後に一緒に函館山に登っていて、自分が関わったイベントきっかけで Rubyist 同士の繋がりが生まれたのが非常に嬉しかったです。

https://x.com/ota_engin/status/2047340015047557372?s=20

次回 RubyKaigi に向けての期待や意気込み

また参加していろんな人と交流したり、誰かの交流のきっかけになったりしたいです!

ころちゃん(@corocn

RubyKaigi の参加経歴

2017年の広島から参加しています。

RubyKaigi 2026 全体を通しての感想

仕事ではもっぱらWeb(Rails)を書いている者ですが、昨年から picoruby での電子工作に入門しはじめたので mruby / picoruby のセッション中心に楽しく聴講できました。day2 のコード懇親会でも picopico勢とたくさん交流する機会があり嬉しかったです。

印象に残ったセッション

  • MatzのAOTコンパイラの話
  • Harucom のディスプレイ出力の話

セッション以外で印象に残った出来事

  • 公式ノベルティのパーカーの着心地が最高でした!
  • 黄砂にやられてアレルギー性結膜炎になり day3 で病院に駆け込みました!
  • day4 の Ruby Golf は今年も楽しかった!

次回RubyKaigiに向けての期待や意気込み

  • 来年は👶のならし保育の関係で行けるかわからないのですが、短期間でもいいので顔は出したいなと思っています。
  • 次回 RubyKaigi までにもたくさんの地域Ruby会議があるので、各位やっていきましょう。

ふくま (@fkm_y)

RubyKaigi の参加経歴

オフラインは、2019(福岡)と2025(愛媛)に参加しているので3回目になります!

RubyKaigi 2026 全体を通しての感想

会場やスポンサーブース、懇親会で久しぶりに会う方や初対面の方々と交流して楽しい時間を過ごすことができました。昨年参加した時には感じませんでしたが、Matzやコミッターを含め、参加者の半数以上がAIを活用している状態になっていたのは大きな変化でした。

印象に残ったセッション

https://rubykaigi.org/2026/presentations/hachiblog.html

PicoRubyを使ってキーボードファームウェアを作る話。hasumikinさんが既に…で笑わせていただきました。書いたコードはPicoRubyに残らなかったが、その過程で得た知識、好奇心に従って動いた時間に価値があるという言葉は印象に残りました。また開発者側への提案、相談などのコミュニケーションのやり方について参考になりました。

セッション以外で印象に残った出来事

今回ブースではリーナーの事業に関するクイズを出せてもらったのですが、クイズに挑戦いただいた方々に楽しんでもらいつつ事業について理解いただけたように感じました。

北海道は初上陸でした!Day-1から地震で不安になり、Day0は飛行機のシステムトラブルで遅延と開始前から気疲れし体力を奪われることが多発してしまい、今回は滞在の半分が体調不良で残念でした。

次回RubyKaigiに向けての期待や意気込み

体力を付けておくぞ!

小久保 (@yusuke_kokubo)

RubyKaigi の参加経歴

5回目?です。

RubyKaigi 2026 全体を通しての感想

昨年の松山ではコミッターの人たちはそこまでAIを取り入れてる印象はなかったのですが、今年はMatzをはじめ、当たり前のようにみんながコードを書くのにAIを使っていて、時代がいよいよ変わったなあとかんじました。

印象に残ったセッション

全体的にPicoRubyのセッションが多くて勢いを感じました。

Onigmoのリプレースの話で、既存のCコードが goto hell だったのに驚きました。

https://rubykaigi.org/2026/presentations/makenowjust.html

数年前までは型に関するセッションが多かった記憶がありますが、今回は控えめだったように見えて、時代の流れを感じました。

https://rubykaigi.org/2026/presentations/mametter.html

セッション以外で印象に残った出来事

人生で函館に来る機会があると思ってなかったので、桜の五稜郭や、函館山、ラッキーピエロ、大沼公園など、貴重な機会になりました。

会場ではスポンサーブースの空間が広くて助かりました。今年のリーナーのスポンサーブースはリーナーの事業に関連するクイズに答えてもらう企画でした。広いスペースがあったおかげで、ブースを運営する側も余裕を持って楽しむことができました。

次回RubyKaigiに向けての期待や意気込み

次回もスポンサーブース出すことができたら、良い企画を考えて来場された方に楽しんでもらえるようにがんばります。

いしわた(@mishiwata1015

RubyKaigi の参加経歴

2年ぶり、3回目の参加になります!初参加は2023年の松本でした!

RubyKaigi 2026 全体を通しての感想

Rubyの開発にも Claude Code などAIを積極的に活用しているという話が各所で聞かれ、プログラミングにおける時代の大きな変化を改めて肌で感じました。

印象に残ったセッション

Back to the roots of date

https://rubykaigi.org/2026/presentations/jimlock.html

C実装の date ライブラリをRubyで実装し直す取り組みについてのセッションでした。

AIを活用することで、機能要件を満たす実装までは素早く到達できるようになった一方、パフォーマンスチューニングや内部実装の品質担保といった観点は人が丁寧に見ていく必要があるという話が非常にリアルで興味深かったです。

「AIによって、これまでできないことができるように変わった」「やれない理由、できない理由を探すのをやめて、とりあえずやってみよう」という言葉が印象に残っています。また、この取り組み自体がRubyコミュニティの様々の繋がりから生まれたとのことで、そうした繋がりの中でRubyが進化していくんだなあという過程のお話を聞けたのも非常に良かったです。

Ruby Committers and the World

https://rubykaigi.org/2026/presentations/rubylangorg

今回も多岐にわたるテーマが語られましたが、Matzが「全部Claude Codeで書いていて、自分では一行もコードを書いていない」とお話しされていたのが特に印象に残っています。Rubyコミッターの方々にとっても、この1年で開発のあり方が根本的に変わったのだと改めて実感しました。

また、Rubyの開発体制に関する議論も印象的でした。「合議制にすると、半分はその議題に関心のない人による投票になってしまい、結果としてJITコンパイラなどは技術的意思決定がうまく進まないのではないか」という意見です。これは、我々の普段のプロダクト開発にも通じる話だなと感じました。そのテーマに対して強烈な関心と執着を持つ人をオーナーとして据えた方が結果的にうまくいくのではという自身の肌感とも重なり、非常に納得感がありました。Rubyの開発はどんなテーマがどんなプロセスで意思決定されていくのか興味が沸きました。

セッション以外で印象に残った出来事

これまで「リーナーという名前は聞いたことあるけど、何をやっている会社なのかよく分からない」というお声をいただくこともあったので、今年のリーナーブースでは事業内容に関するクイズを実施しました。自分でプロダクトのことも説明しながら、「もっといいプロダクト作っていきて〜!」という気持ちになりました!少しでも参加者の方々にリーナーのことを覚えてもらえたら嬉しいです!

「Leaner Board Game Night」も豪華な会場で開催でき、贅沢な環境でボドゲを楽しむことができました。定期的にリーナーオフィスでボードゲーム会も開催しているので、良かったら一緒に遊びましょう!

https://leanertechnologies.connpass.com/event/385314/

Drinkupでご一緒した方とそのまま勢いで函館山に登って見た夜景は本当に綺麗で最高の思い出です!他にも、五稜郭の満開の桜、ラッキーピエロ、イカ釣りなどなど、函館を満喫できました!

https://x.com/mishiwata1015/status/2047854398739779744

次回RubyKaigiに向けての期待や意気込み

来年もスポンサーとして参加できるように、また一年がんばるぞ〜!

おぐち (@hogucc

RubyKaigi の参加経歴

2020年のTakeoutから参加し始め、6回目の参加になります。

RubyKaigi 2026 全体を通しての感想

Day0に現地入りしたのですが、空港に向かう道中で財布を忘れたことに気づいたり、飛行機の遅延に巻き込まれたりと到着までがかなりバタバタでした。Day-1に地震も起きた中で何事もなくRubyKaigiを全日程楽しめたことは当たり前ではなく、改めて運営の皆様に感謝しています。

今年は会場がとても広く休憩スペースも潤沢でのびのびと過ごせました。

印象に残ったセッション

The Journey of Box Building

https://rubykaigi.org/2026/presentations/tagomoris.html

RubyVMの内部構造を読み解いた上で、既存の制約の隙間を縫ってBoxの情報が埋め込まれており、既存のVMの設計を壊さずに新たな概念を組み込むというのは、非常に繊細で骨の折れる作業だと感じました。それを成し遂げることは並大抵の努力・熱量ではできないと思っています。本当にすごいです。

このオープニングキーノートに至るまでの話もとても素敵でした。

RubyKaigi 2023でのshioyamaさんの発表 "Multiverse Ruby" をきっかけに、Rubyに欲しい機能は何もないと思っていたところからここに至っている、みなさんにとってのMultiverse RubyがこのRubyKaigiにあるのでは、という問いかけが心に響きました。

この話をRubyKaigiの初日に聞けたことで、より一層RubyKaigiへのモチベーションが高まりました。

Digits, Digits, and Digits

https://rubykaigi.org/2026/presentations/tompng.html

ruby/bigdecimal周りの計算の高速化について、段階を追って丁寧に説明されていました。

特に、掛け算の順番を組み替えるだけで、同じ結果が得られるのに速度が劇的に変わるというお話は新鮮で興味深かったです。

紹介された高速化の手法が、最終的に既知のBit-burst algorithmと同じものだったことがわかったものの、車輪の再発明をしてもいいじゃないか、その過程はとても楽しいのだから、というメッセージングに勇気づけられました。

数学には疎い私ですが、数字は世界を構成する要素であり魔法みたいに再構成できる、と楽しそうにお話されているぺんさんの姿がとても印象的でした。ぺんさんの楽しさが伝搬し、個人的には「これぞRubyKaigi」と感じたセッションでした。

セッション以外で印象に残った出来事

今年のリーナーのスポンサーブースではリーナーの事業に関するクイズを出題していましたが、ブースに来られた方から「クイズ面白かったです」「リーナーさんの事業内容について理解できました」というお声をいただけたことが嬉しかったです。

去年のブログで 次回RubyKaigiに向けての意気込み として観光も楽しみたいと書いていましたが、今年は主にDay0、Day4、Day5を使って函館中を観光し、美味しい食べ物や美しい景色、函館の歴史、動物たち、温泉など多方面で楽しみ、充実した日々を送ることができました。

次回RubyKaigiに向けての期待や意気込み

今年はスポンサーブースや Leaner Board Game Night で、英語で会話する場面が多くあり、自分の英語力の無さを痛感しました。来年はもう少し自信を持って海外から来られた方と話せるようになりたいです。

まとめ

以上、 Leaner メンバーの感想をお届けしました。

次回は宮崎での開催ですね! 来年もまた現地でお会いできるのを楽しみにしています!

脚注
  1. 運営やブース運営パスを除く、一般参加したエンジニアは 8 名です。 ↩︎

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