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7. VLAN_ハンズオン1/2

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ネットワーク研修ハンズオン:VLAN設定演習

演習の目的

  • スイッチ2台構成環境で、異なるスイッチに接続された同じVLANのPC間で通信が正常に行えるように設定する。
  • VLANの基本的な概念(アクセスポート、トランクポート)と設定方法を理解する。
  • 実機操作を通じて、ネットワーク設定の基本スキルを習得する。

構成

  • 機器: L2スイッチ x2 (SW1, SW2)、PC x8 (PC1~PC8)
  • VLANとVLAN名:
    • VLAN10: Sales
    • VLAN20: HR
    • VLAN30: Dev
    • VLAN40: Support

IPアドレス割り当て

デバイス IPアドレス 所属VLAN VLAN名 接続先スイッチ 接続先ポート
PC1 192.168.10.1/24 VLAN10 Sales SW1 1番ポート
PC2 192.168.20.1/24 VLAN20 HR SW1 3番ポート
PC3 192.168.10.2/24 VLAN10 Sales SW2 1番ポート
PC4 192.168.30.1/24 VLAN30 Dev SW1 5番ポート
PC5 192.168.20.2/24 VLAN20 HR SW2 3番ポート
PC6 192.168.30.2/24 VLAN30 Dev SW2 5番ポート
PC7 192.168.40.1/24 VLAN40 Support SW1 7番ポート
PC8 192.168.40.2/24 VLAN40 Support SW2 7番ポート

設定手順

1. VLANの作成

各スイッチ (SW1, SW2) にVLAN10、VLAN20、VLAN30、VLAN40を作成します。

コマンド (SW1, SW2 各スイッチで実施):

Switch(config)# vlan 10
Switch(config-vlan)# name Sales
Switch(config-vlan)# exit
Switch(config)# vlan 20
Switch(config-vlan)# name HR
Switch(config-vlan)# exit
Switch(config)# vlan 30
Switch(config-vlan)# name Dev
Switch(config-vlan)# exit
Switch(config)# vlan 40
Switch(config-vlan)# name Support
Switch(config-vlan)# exit

2. アクセスポートの設定

各PCが接続されるスイッチのポートを、対応するVLANのアクセスポートとして設定します。

SW1:

1番ポート (PC1接続): VLAN10

3番ポート (PC2接続): VLAN20

5番ポート (PC4接続): VLAN30

7番ポート (PC7接続): VLAN40

SW2:

1番ポート (PC3接続): VLAN10

3番ポート (PC5接続): VLAN20

5番ポート (PC6接続): VLAN30

7番ポート (PC8接続): VLAN40

コマンド (SW1の1番ポートをVLAN10に設定する場合):

SW1(config)# interface FastEthernet0/1
SW1(config-if)# switchport mode access
SW1(config-if)# switchport access vlan 10
SW1(config-if)# exit

上記を参考に、SW1とSW2の該当ポートにVLANアクセス設定を行ってください。

3. トランクポートの設定

SW1とSW2間を接続するポートをトランクポートとして設定します。ここでは例として両スイッチの8番ポートを使用します。

接続:

SW1 (8番ポート) ⇔ SW2 (8番ポート)

コマンド (SW1の8番ポートをトランクポートに設定する場合):

SW1(config)# interface FastEthernet0/8
SW1(config-if)# switchport trunk encapsulation dot1q
SW1(config-if)# switchport mode trunk
SW1(config-if)# exit

SW2の8番ポートにも同様にトランク設定を行ってください。

4. 設定の確認と疎通確認

VLAN設定の確認 (SW1, SW2で実施):

Switch# show vlan brief

トランクポート設定の確認 (SW1, SW2で実施):

Switch# show interfaces trunk

最終的な疎通確認 (Ping):

PC1 (VLAN10 on SW1) ⇔ PC3 (VLAN10 on SW2)

PC2 (VLAN20 on SW1) ⇔ PC5 (VLAN20 on SW2)

PC4 (VLAN30 on SW1) ⇔ PC6 (VLAN30 on SW2)

PC7 (VLAN40 on SW1) ⇔ PC8 (VLAN40 on SW2)

異なるVLAN間のPC同士ではPingが通らないことを確認してください。

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