🦔

【Ruby】Homebrewを使用したRubyのインストール

に公開

Homebrewのインストール

ほんとに入っていないよね?の確認

ターミナルでbrew -vを実行した時に、「コマンドが見つからない」とエラーが出てきたら、Homebrewがインストールされていないということです。

% brew -v
zsh: command not found: brew

Homebrewのインストール

以下のサイトにアクセスして、表示されているコマンドをコピーします。

https://brew.sh/ja/

これをターミナルに貼り付けて実行します。

% /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

パスワードが求められるので、Macにログインしているユーザのパスワードを入力してEnterを押下します。

==> Checking for `sudo` access (which may request your password)...
Password: ###Macにログインしているユーザのパスワード

しばらくすると、RETURN/ENTERを求められるので、Enterを押下します。

Press RETURN/ENTER to continue or any other key to abort:

しばらくするとインストールが終わります。
ただし、ここで終わりではありません。

処理の最後に以下のような出力があるはずです。

==> Next steps:
- Run these commands in your terminal to add Homebrew to your PATH:
    echo >> /Users/testuser/.zprofile
    echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/testuser/.zprofile
    eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
- Run brew help to get started
- Further documentation:
    https://docs.brew.sh

ここに記載されているechoコマンド2つとevalコマンド1つを順に実行していきます。

% echo >> /Users/testuser/.zprofile

何も出力されません。

% echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/testuser/.zprofile

何も出力されません。

eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"

何も出力されません。

3つとも何も結果が出力されないので不安になりますが、ちゃんと実行されています。

では、最初と同じコマンドを叩いてみましょう。

% brew -v
Homebrew 4.4.32

Homebrewがインストールできました。

rbenvのインストール

rbenvとはrbenv。つまり、RubyEnvironmentを管理するツールのことです。

以下のコマンドを実行してrbenvをインストールします。

% brew install rbenv

処理が終わったら、以下のコマンドを実行します。

% rbenv --version
rbenv 1.3.2

バージョン情報が出ていればrbenvのインストールは完了です。

rbenvにパスを通す

最初にbrew -vコマンドを叩いた時に、以下のように出てきた人は、zshというシェルスクリプトが使われています。

zsh: command not found: brew

また、以下のように出てきた人は、bashというシェルスクリプトが使われています。

bash: command not found: brew

本当かどうか自分の目で確かめたい場合は、ターミナルで以下のコマンドを実行してください。

% ls -la

実行結果に.zshrcが含まれていた場合はzsh.bash_profileが含まれていた場合はbashです。

zshの場合

自分はzshだったので、以下のコマンドを実行します。

% echo 'export RBENV_ROOT="$HOME/.rbenv"' >> ~/.zshrc
% echo 'export RBENV_ROOT="$HOME/.rbenv"' >> ~/.zshrc
% echo 'eval "$(rbenv init -)"' >>  ~/.zshrc
% source ~/.zshrc

これらのコマンドは実行しても結果が返ってきません。

bashの場合

% echo 'export RBENV_ROOT="$HOME/.rbenv"' >> ~/.bash_profile
% echo 'export RBENV_ROOT="$HOME/.rbenv"' >> ~/.bash_profile
% echo 'eval "$(rbenv init -)"' >>  ~/.bash_profile
% source ~/.bash_profile

これらのコマンドは実行しても結果が返ってきません。

Rubyのインストール

ターミナルでインストール可能なRubyのバージョンを確認します。

% rbenv install --list
3.1.7
3.2.8
3.3.8
3.4.3
jruby-10.0.0.0
mruby-3.3.0
picoruby-3.0.0
truffleruby-24.2.0
truffleruby+graalvm-24.2.0

Only latest stable releases for each Ruby implementation are shown.
Use `rbenv install --list-all' to show all local versions.

数字だけ書いてあるものがRubyです。mrubypicorubyもRubyですが、ちょっと毛色の違うRubyです。

せっかくなので、最新版をインストールしましょう。

% rbenv install 3.4.3

インストール処理が始まるので、待ちます。
以下のように出てきていたらインストール完了です。

==> Installed ruby-3.4.3 to /Users/testuser/.rbenv/versions/3.4.3

ただし、インストールしたRubyを使用するには、一つ設定を行う必要があります。
試しに、ターミナルでRubyのバージョンを確認してみましょう。

% ruby -v
ruby 2.6.10p210 (2022-04-12 revision 67958) [universal.arm64e-darwin24]

あれ。2.6.10になってるなぁ。

これは罠ですね。インストール処理の最後に、以下のような記述があると思います。

NOTE: to activate this Ruby version as the new default, run: rbenv global 3.4.3

これに従ってみましょう。

% rbenv global 3.4.3

もう一回、Rubyのバージョンを確認してみましょう。

% ruby -v           
ruby 3.4.3 (2025-04-14 revision d0b7e5b6a0) +PRISM [arm64-darwin24]

変わった!

rbenv globalを実行しても変わらない場合

以下のコマンドを実行してみてください。

% rbenv versions
  system
* 3.4.3 (set by /Users/testuser/.rbenv/version)

3.4.3がインストールされていればインストールはできています。あとは適用するだけ。

もしかしたらパスが通っていないかもしれないので、以下を実行してみましょう。

% source ~/.zshrc

んでもう一回、rbenv global 3.4.3を実行してみましょう。

これで大抵の場合はちゃんと適用されるはずです!

変わらない場合、.zshrc.bash_profile周りが間違っている可能性があるので、見直してみましょう。

以上

Discussion