AI開発が主軸の時代に必要なのは顧客の問題を可視化し、解決するための要件定義をする能力なのでは説
はい、皆さん、おはこんばんちは!
RaiseTech AdventCalendar 2025、ついに最終日25日目を担当します。RaiseTech代表のエナミコウジです。
本当は真面目に「要件定義とは」みたいな記事を書こうと思ってたんですが、このタイミングで見事、僕のXが炎上しました。 楽しいですね。
まぁ、140文字で語れる内容じゃないし、あえて賛否両論出る書き方をしたので「そりゃそうだよな」という感じです。せっかくなので、あの呟きの真意、そして僕が考える「要件定義の本質」をつらつらとお伝えしようと思います!
1. 要件定義にプログラミングスキルっていらないんじゃね?
はい、暴論。
ただ、冗談抜きでプログラミングスキル自体は最優先じゃないと思ってます。大事なのは「コードが書けるか」ではなく、以下のステップをやり切れるかどうかです。
- 顧客に寄り添う: 課題は何か?理想の状態はどこか?を徹底的にヒアリングして吸い出す。
- 論理的に分解する: 吸い出した内容を構造化し、システム化を含めた「解決策」を提案する。
要件定義(要求分析含む)には、真逆の2つの側面があるんですよ。
- 【夢】を見せる: システム導入で利益が出る、経費が減る、そんなワクワクする未来を見せること。
- 【現実】を突きつける: 大風呂敷を広げた夢を、どうやって現実的に着地させるかを詰め切ること。
💡 エナミ流のこだわり
僕は 「フルスクラッチで作ること」を前提にしません。
予算も大事ですが、何より「何を解決したいか」が最優先。既存のサービスで解決できるなら、それを提案に盛り込みます。必ずしも「作ること」が正解じゃないんです。
そして一番大事なこと。
「要件定義をした人間は、最後の最後までケツを持て」
夢だけ見せて放置は絶対ダメ。僕は現場に入ったら、リリースはもちろん、運用保守まで面倒を見る覚悟でやります。
2. とはいえ、本当に要件定義って難しいのか?
「プログラミングを知らない人が寄り添ってゴニョゴニョ作ったところで、基本設計でやり直しになるから大変なんだよ!」という声、めちゃくちゃ分かります。同意もします。
でも、それは「要件定義の内容」が問題なんじゃなくて、「要件定義は一度決めたら変えられない」という固定観念が問題なんじゃないかなと。
なぜ「要件定義は難しい」と思われすぎるのか?
- 大規模開発の経験者に多いですが、分業が進みすぎて「要件定義が終わったら担当者がいなくなる」から調整が効かなくなる。
- 「パーフェクトなものを作らなきゃいけない」という前提で挑むから、難易度が跳ね上がる。
システム開発って、作りながら調整していくものですよね?アジャイルもそうですが、開発が進む中で要件を詰めたり、失敗から改善したりするのは当たり前。
完璧を目指しても完璧にはならない。だったら、顧客と一丸となって 「作りながらケツを拭き、調整し続ける」。そう考えれば、そこまで難しく考えすぎる必要はないんちゃうか、と思ってます。知らんけど。
3. 要件定義できないエンジニアの存在価値は消える
ここが今回一番伝えたかった本題です。
今、いわゆる 「作業者としてのプログラマー」の価値が暴落しています。
- 昔: 設計通りにコードを書く人が必要だった。
- 今: AIが全部やってくれる。
コストをかけてまで「書くだけの人」を雇う理由はもうありません。これからの時代に求められるのは、「AIのアウトプットを評価できる技術力」を持ちつつ、「何を作るか」を決められる人です。
究極、お客さんが自分でアプリを作る時代
「Excel管理をやめて、ちょっとした社内アプリが欲しい」くらいの温度感なら、お客さんがAIに指示を出せば動くものができちゃいます。
「じゃあ、僕らエンジニアの価値ってどこにあるの?」
その答えこそが、要件定義(ITコンサル領域) です。
お客さんが自分では整理しきれない課題を一緒に整理し、並走してあげる。この「上流の力」があるエンジニアしか、生き残れない説を僕は言うてるわけですね。
4. 結局、地道に力をつけた人が勝つ
RaiseTechのカリキュラムでも、今後は「要件定義のやり方」をもっと学べるようにしようと思ってます。
- どうヒアリングすればいいのか?
- 何を名文化して、お客さんと何をすり合わせるのか?
「この機能、本当にお客さんの課題解決に必要?」と逆算して考えられる能力。これを持っていることは、未経験から現場に出る際にも大きなアドバンテージになります。
最後に
いろいろ話してきましたが、結局は 「自力」 です。
AIは個人の能力をブーストするツール。もともとの自力が弱い人がAIを使っても、生産性は上がりません。AIが出した答えを「これでいい」と評価できるだけの地道な積み重ね。これが結局、一番の近道です。
状況が変わっても、一つひとつ踏みしめながら能力を高めることを大事にしてください。
受講生の皆さんは、引き続き学習をバリバリ頑張っていきましょう!
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