SnowPro Specialty: Native Apps (NAS-NAS-C01) 合格体験記
前置き
こんにちは。さすらいのデータエンジニアのこみぃです。
2025年のSnowflake Summitに向かう前の最後のミッションとして、先日SnowPro Specialty: Native Appsを受験してきました。
今回は本当に準備期間が短かったので正直受かる気が全くしなかったのですが、無事に打開してきましたので、今日はそんなお話をしましょう。
SnowPro Specialty: Native Apps
概要
SnowProはSnowflake公式が提供する認定資格です。その中でSnowPro Specialtyは専門分化した領域を扱うカテゴリです。受験には基礎の資格であるSnowPro Coreを取得している必要があります。
Specialtyは比較的最近できたカテゴリで、他にはSnowParkやGenAIがあります。専門スキルや専門業務という感じがしますね。
ちなみに試験は英語です。言語の補助で試験時間が追加されるので、110分で55問解く感じになります。
試験の内容
試験の内容は主に以下のような感じです。比率は体感なので正確ではないかもしれません。
- Snowflake Native Appsの機能・ベストプラクティス(40%)
- Snowflake Native Appsを別のアカウントと共有する際の挙動・ベストプラクティス(40%)
- マーケットプレイスでの手続き関連(20%)
今回の経緯
受験の経緯
私は2025年1月に現職にジョインしていて、その中でSnowflake Native Appsやデータプロダクトをマーケットプレイスに展開するチームの中の人をやっています。
なので、関連する知識を体系的に理解しようとして今回受験を決めました。
受験時期など
Snowflake SummitではSnowPro取得者向けのブースがあり、取得している資格に応じてノベルティがもらえます。
Specialty取得者は少ないと思いますので、特別なものがもらえると良いなーという下心がありました。なのでSummit前に受験することに。業務で普段使いながら勉強もするのが良いと思ったので、ギリギリいっぱいの渡航前日に決まりました。
今回の勉強法
普段の業務
弊社、truestarにジョインしてから、PODBの管理などでマーケットプレイスの手順などを実際に学ぶことができたり、つい先日リリースした気象アプリのリリースの過程で色々と体験していました。
今回は40%くらいの問題は、毎日の業務の知識で回答できるくらいにはなっていました。
業務を通じてしっかり学び、業務ではなかなか使わない機能や細かい部分を座学で埋めるのが試験勉強の王道ですね。
Udemyのコース(模擬試験)
そんなわけで、実務だとなかなか触れない部分を埋める方法としてはやはり試験勉強は問題集を解くのが良いです。
Specialyは最近できた新しい資格なので問題集は一つしかないのですが、これを使いました。みんなの強い味方、Udemy。
他にもぐぐるとそれっぽい問題集が出てくるのですが、今回は準備期間が少なかったのでそちらは採用しませんでした。
実際の試験問題と比較した感想としては、結構いい問題集だと思います。丸暗記ではダメですが、この問題集を解きながらリファレンスのドキュメントを読み込めば試験勉強としては十分でしょう。
試験を受けての感想や気づき
マーケットプレイスに関する問題がちょこちょこ出てくるので業務で使わない場合は暗記するしかなさそう
今回はNative Appsの話題なので、問題の中にマーケットプレイス関連の知識を問う問題がいくつかありました。
例としては採用できる価格体系やリリースのための手順など。15-20%くらいこういう問題が出るので、ここがちんぷんかんぷんだと合格は難しいです。
そして、このあたりは業務などで実際に体験しないと習得しづらいので、その場合暗記ゲーになってしまします。
なので、Native Appに関しての知識を深める勉強のために受けようと思うとマーケットプレイス関連の話でつらさがあるので、業務としてなどマーケットプレイスも含めて知識を習得する必要がある方の勉強用に向いた資格だと思いました。
その辺もあってSpecialtyというカテゴリなのかもしれません。
試験問題としては非常に素直っぽい
その他気づいたことというかこういう感じだろうなと思っていることとして、試験問題の作成プロセスが素直なんだろうなあというのがあります。
これはどういう意味かというと、センター試験(今は名前が違う)などで使われるようなテクニックが素直に使えるということです。
具体的にいうとこの辺です。
- 手順などの順番を問う問題では一つ目の手順がそれだけ違うなどの場合はその選択肢は誤りであることが多い
- コマンドを問う問題は他の選択肢との類似度が少ない選択肢は誤りであることが多い
- やたらと強い言葉で肯定もしくは否定している選択肢は間違いであることが多い
今回は結構このテクニックにすがった場面が多めで、そういう箇所がそれなりの精度で正答じゃないと合格していない展開だったように思うので、困ったらこの考え方にすがるのはありだということです。
試験全般についてのお話など
試験を受けること自体の注意点などの全般的なお話が知りたい方は、以前書いた記事にそういう内容のことを書いてますのでそちらを参考にしていただければと思います。
本日のまとめ
そんなわけで、本日のまとめはこちらです。
諦めなければ道はひらける
結びの言葉
そんなわけで、無事にSummitに向かう準備はOKということで、楽しんでまいります。
本日はこのあたりで。
それじゃあ、バイバイ!
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