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【ブロックチェーン初心者でもわかる】ブロックチェーンの未来を紡ぐクロスチェーンインフラ:TOKI

に公開

Komlock labの阿部です!
弊社はこのたびDatachain社が開発を進める 「TOKI」 の開発パートナーとして機能開発を一部担当することになりました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000166095.html

みなさん、TOKIご存知ですか?
TOKIは間違いなくブロックチェーンの将来を担う日本発のプロジェクトです!

公式サイトには

「Super easy way to transfer assets natively across blockchains with best-in-class security by IBC. Accessible to anyone, no more wrapped tokens and Trusted-Third-Parties.
(IBCにより、ブロックチェーン間で資産をネイティブに転送する超簡単な方法。最高水準のセキュリティを実現。誰でも利用可能で、ラップドトークンや信頼できる第三者機関は不要です。)」

とあります。

ふむふむ…?
 
 
 
 

ほんの少しだけ難しいです。

しかし、TOKIはWeb3普及に関わる大きな課題の解消に取り組んでいる超重要プロダクトです。
今回はWeb3に馴染みのない方でも理解できるようにTOKIをわかりやすく解説します!

TOKIが普及すると?

まず初めにTOKIが一般普及することでどのような未来が実現するかをその一例を説明します!
TOKIが普及すると24時間365日即時国際送金が可能になります。

現在の国際送金は以下課題を抱えています。

  • 1〜5営業日かかる
  • 手数料が高い(数千円)
  • 追跡が難しい

企業目線だと、キャッシュフローが不安定になったり、送金回数が多い会社にとっては手数料で利益が圧迫される場合もあります。

TOKIが一般普及すればこれらの課題が解消されます。

  • 1〜5営業日かかる数秒で完結
  • 手数料が高い(数千円)手数料低い(数円)
  • 追跡が難しいブロックチェーン上で透明性が担保されている

では、TOKIが普及していない現在、なぜブロックチェーンを利用して国際送金の課題を解消できていないのでしょうか?

従来のブロックチェーンの課題

近年、様々な企業がブロックチェーンをリリースしました。
その結果、ブロックチェーン間で資産(=トークン)が分散してしまったのです。

トークンが各ブロックチェーンに分散すると、ブロックチェーンごとに流動性が薄くなるため価格差やスリッページ[1](取引価格の変動幅)が大きくなり、小口取引でも不利な価格でしか取引できないという事態が起きてしまいます。

チェーン間トークン移動サービス 「ブリッジ」が不完全

ブロックチェーン間のトークン移動が安全・低コストで行うことができ、
分散しているトークンを一つのブロックチェーン上にあるように扱うことができれば分散問題は解消します。

ブロックチェーン間のトークン移動を行うためのサービスである ブリッジ はすでに存在しています。
しかし、以下の課題を抱えています。

🔴 安全性が低い

多くの既存ブリッジはマルチシグ型で、多数の運営者が複数の秘密鍵を管理し、承認に必要な署名を集める仕組みです。
しかし過去にはマルチシグ型ブリッジの「Roninブリッジ(Axie Infinity)」で173,600ETH(約624億円相当)、「Harmony Horizon Bridge」で約1億ドル相当の資産が盗難されるなど、多額の損失が発生しています。

こちら当時の記事です。
https://www.coindeskjapan.com/152804/

いずれの盗難も鍵の管理が侵害されるという根本的リスクが原因で、運用側に高度な管理体制が求められます。

🔴 コストが高い

マルチシグ型に変わり、安全性が高いIBC[2](Inter-Blockchain Communication Protocol)型が開発されました。
しかし、IBC型はコストに課題があり、一度の移動手数料が「$30~$50」に達することもありました。

「$30~$50」は国際送金より一般的に割高です。

新世代ブリッジ: 救世主TOKI

TOKIは既存ブリッジの課題を解消するために開発されている高度なセキュリティと効率化を実現するブリッジサービスです。

  1. IBC型採用
  2. LCP[3]というブロックチェーン利用費(ガスコスト)を削減するミドルウェアを導入
  3. シングルサイド統合流動性プール[4]という流動性が担保される仕組みを導入

が特徴です。

TOKIはIBC採用、LCPを導入することにより、安全・かつ低コストでのブロックチェーン間移動を可能にしました。

さらにTOKIはシングルサイド統合流動性プールという高い流動性を担保する仕組みを導入しました。
また、複数ブロックチェーンを仮想的につなげてひとつの大きなブロックチェーンとみなすことで、ブロックチェーンにまたがった資金を合算します。
これにより、各ブロックチェーンごとにトークンが分散している時に比べて十倍・百倍もの規模の流動性が形成され、大口のトークン移動でも価格変動が抑えられます。

TOKIは独自の技術・仕組みを導入することでトークン分散問題を解決することを目指しているのです。

TOKIが解決するWeb3の根本的課題

トークン分散によりWeb3には以下の課題がありますが、TOKIの普及により解消されることが期待されています。

ユーザー自身での複雑なトークン移動が強いられる

Web3アプリケーションはユーザーのトークン操作を必要とします。
しかし、ユーザーが持つトークンがWeb3アプリケーションで利用できるブロックチェーン上にあるとは限りません。
もし、Web3アプリケーションで利用できるブロックチェーン上にトークンがないときは、ブロックチェーン間でのトークン移動が必要になります。
トークン移動はユーザー自身が行う必要があり、特にweb3に慣れていないユーザーにとっては複雑なトークン移動操作は大きな負担になります。

TOKIが普及することで、どのブロックチェーンを経由しているかをユーザーが意識する必要がなくなります。
複雑な操作なしで、直感的にWeb3アプリケーションを利用できるようになります。

複数ブロックチェーン対応に工数がかかる

ブロックチェーン間トークン移動を不要にする目的で、
Web3アプリケーションをマルチチェーン対応(複数ブロックチェーンのトークンを利用可能にすること) することも可能です。ユーザーがトークンを持っていそうな有力なブロックチェーンにアプリケーションが対応していれば、ユーザーがトークンをブロックチェーン間移動する必要ない、という思想です。
しかし、その場合は開発者はマルチチェーン対応のために複数環境でコードやインフラを管理せねばならず、負担が増大します。

TOKIが普及すれば、開発者はTOKIのインフラを通じてブロックチェーン非依存の共通インターフェースで移動・取引機能を実装することが可能になります。
この結果、開発コスト・時間が激減し、新規プロジェクトも短期間でマルチチェーン対応が可能になります。

TOKIまとめ

TOKIとは?

TOKIは「Security(安全性)」「Liquidity(流動性)」「Cost(コスト効率)」の三位一体を追求する次世代ブリッジです。
まずセキュリティ面では、IBCの信頼モデルを利用することにより、従来のマルチシグ型ブリッジを上回る安全性を実現します。
次に流動性面では、シングルサイド統合プールによってブロックチェーン間の流動性を集約し、スリッページを抑制、資本効率を飛躍的に向上させます。
最後にコスト効率では、LCPによりガスコストを大幅削減し、従来のIBC導入障壁だった高ガス代問題を克服します。

TOKIのゴール

最終的にTOKIが目指すのは、ユーザーや開発者がインフラを意識せずにブロックチェーンを利用できる世界です。
利用者は単にトークンの送受信操作をするだけで、面倒な処理はTOKIが吸収します。
そのような未来が実現すれば、Web3は既存のアプリケーションのように広く普及し、企業のグローバル決済から個人間送金まで、ブロックチェーン利用が一気に日常化することが期待されます。

脚注
  1. スリッページ解説記事 ↩︎

  2. IBC解説記事 ↩︎

  3. LCP解説記事 ↩︎

  4. シングルサイド統合流動性プール解説記事 ↩︎

Komlock lab

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