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チームビルディングにおいてメンバーの相互理解を深める手法

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1.はじめに

スクラムマスターとして、スクラムチームの立ち上げを行いました。
その際、メンバーの相互理解を早期に深め、その後の"コミュニケーションを円滑にしたい"との思いから、メンバーの相互理解を深める手法を調査しました。
本記事は調査の結果、実務に有効であると私が判断した手法をまとめております。読者の方のご参考になれば幸いです。

2.対象読者

以下のような状況で、チームの相互理解を深めたい方

  • 新たにチーム(部署)を立ち上げる
  • チームが大きく編成する
  • リモートワークが主などで、メンバー間の相互理解が低いと感じている

3.メンバーの相互理解を深める手法

相互理解を深める手法は、自己紹介系のお手軽なものから、ワークショップを実施するしっかりめのものまであります。
以下は、所要時間にも着目しながらまとめておりますので、チームの状況に応じて、ご利用いただければと思います。

(1)自己紹介系

通常の自己紹介は、名前、所属、経歴、意気込みなどを伝えるかと思いますが、人数が多い場合は、覚えられなかったり、飽きてくるメンバーが出てくるかと思います・・・(涙)
そこで、以下を自己紹介の最後に付け加えてみて下さい!
自己紹介がより個性的になり、自己紹介者を覚えやすくなったり、聞き手が飽き辛くなるはずです!

  • 実は○○なんです(所要時間1人1~2分) ※オススメ
     メンバーが知らない、意外な一面や過去の経験を紹介します。
     (例)私、実は財布を20回無くしています。(聞き手:どっかーん)
     (例)私、実は毎日ラーメンを食べています(聞き手:おすすめ何!?)
     (例)私、実は空手で全国大会に出場したことがあります(聞き手:スゴ!)

  • キャッチコピー自己紹介(所要時間1人1~2分)
    自分自身の特徴を、キャッチコピーのように一言で表現します。
    (例)元気百倍、佐藤です。(聞き手:アンパンマンだ)
    (例)お酒大好き、佐藤です。(聞き手:私と一緒だ)
    (例)趣味は筋トレ、佐藤です。(聞き手:最近増えたな)

(2)ワーク系(個人で実施、メンバーに発表)[所要時間1時間]
  • 偏愛マップ

    • 概要:1枚の紙の中心に名前を書き、そこから大好きなものだけを枝分かれさせて描きます。(仕事に関係なくてOK)
    • 実施のメリット:その人の個性を多角的に知ることができます。
    • 例:タロウの偏愛マップ
  • ライフライン・チャート(モチベーショングラフ)

    • 概要:1枚の紙に、縦軸をモチベーション、横軸を時間とし、その人の過去から現在までのモチベーションをグラフ(悪い時期は下がり、良い時期は上がる)で表します。
    • 実施のメリット:その人が何を乗り越えて、どのような良い時期があったかを知ることで、その人の"今"を作り上げた根源を知ることが出来ます。
    • 例:タロウのライフラインチャート
  • 自分の取り扱い説明書

    • 概要:自分が最も高いパフォーマンスを発揮するために、「自分をどう扱ってほしいか」を明文化します。
    • 実施のメリット:自分の好む仕事の進め方を発信することで、パフォーマンスを発揮しやすい環境を互いに構築しやすくなります。
    • 項目サンプル
      ・コミュニケーション・・・(例)電話かテキストコミュニケーションか、雑談の要否など
      ・大切にしている価値観・・・(例)スピード感、チャレンジ精神、手堅く進めることなど
      ・やってほしくないこと・・・(例)結論のない会議、結論のわからない長い文章を読まされることなど
      ・モチベーションの源泉・・・(例)感謝されること、新しい技術を活用すること、目標を達成することなど
(3)ワーク系(グループで実施)[所要時間1~2時間]
  • バリューズカード

    • 概要:数十枚の価値観を表す言葉が書いてあるカードから、自分の優先する価値観を整理・選択し、これだけは譲れないという5枚に絞り込みます。最後に、なぜその5枚を選んだのか、その背景にあるエピソードや想いを他のメンバーに話すことで、自分の優先する価値観を相手に知ってもらうことができます。
    • 実施のメリット:ゲーム感覚で楽しみながら自分の価値観を相手に知ってもらうことができます。
    • 詳細はこちら:Wevox Values Card
  • ドラッカー風エクササイズ

    • 概要:4つの核心的な問いに各自が回答し、それをチーム内で発表・共有することで各メンバーの立ち位置を認識することができます。
      <4つの核心的な問い>
      ・自分は何が得意なのか?
       (チームに貢献できる自分のスキルや強みは何か)
      ・自分はどうやって貢献するつもりか?
       (今の役割において、具体的にどのような価値を生み出そうとしているか)
      ・自分が大切にしている価値観は何か?
       (仕事をする上で譲れないこと、モチベーションの源泉は何か)
      ・チームメイトは自分に何を期待しているか?
       (周りのメンバーが自分に何を求めていると、自分自身は考えているか)
    • 実施のメリット:自分の立ち位置を理解し、またメンバーの強みや価値観を理解することでチームワークを高めやすい関係性を作ることができます。
    • 詳細はこちら:AGILE STUDIO
  • NASAゲーム

    • 概要:自分か月面に不時着した宇宙飛行士と仮定し、離れた場所にある母船に戻るために必要と考えられる15個のアイテムの優先度を個人、そしてチームで導き出します。ゲーム形式でコンセンサス(合意形成)を実践します。
    • 実施のメリット:ゲーム形式で楽しみながら、チーム全員が納得できる結論を導き出すことの難しさと、チームで出した結論が個人で出した結論より優れていることを体感できます。
    • 詳細はこちら:あそびDEまなぶ

4.まとめ

チームビルディングにおけるメンバーの相互理解を深める方法は様々ありますが、「実際にやるなら」という視点で私個人の価値観で厳選してみました。メンバーの相互理解を深める方法に関心がある方の参考になれば幸いです。

5.参考文献

Discussion