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PowerPointの多言語化を爆速で終わらせる方法

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TL;DR

  • ブラウザに PPTX を放り込むだけで 100+ 言語へ一括翻訳
  • ChatGPT ベースで 専門用語の精度と文脈保持◎
  • アニメーション・レイアウト・alt テキストまでそのまま
    → 修正工数が 80 % 以上削減 できた

なぜ PowerPoint を翻訳するとレイアウトが崩れるのか?

💣 よくある地雷 痛みポイント
文字量が増えてはみ出す タイトルが 2 行 → 4 行に、図形から文字があふれる
図表・SmartArt の再調整 オブジェクト位置がずれて美しくない
アニメーションが消える 効果やタイミングが初期化される
ノート欄・alt テキストが未翻訳 アクセシビリティ観点で手作業が残る

「DeepL ファイル翻訳に突っ込んだらグラフが全部壊れた…」
そんな経験、ありませんか?


Doc2Lang で解決できたこと

機能 実際に使って感じたメリット
ブラウザ完結 UI ドラッグ&ドロップ→言語選択→ダウンロードの 3 ステップ
GPT ベース 医療・法律ドメインでも訳が自然(社内レビュー誤修正率 < 20 %)
レイアウト保持 文字オーバーフロー時は自動フォント縮小または改行調整
アニメーション温存 フェード・ズーム・ワイプ等のタイミング/トリガーがそのまま
alt テキスト翻訳 スクリーンリーダー対応資料を一発生成
従量課金 サブスク不要、1 ファイル単位で支払い

⚠️ 注意点

  • 画像内テキスト/動画字幕は対象外
  • 100 MB 超の PPTX は処理に 5 分ほどかかる
  • Web UI 専用。API 提供は(2025/05 時点で)なし

ハンズオン:3 分で試せるワークフロー

  1. PPTX をアップロード
  2. ターゲット言語を選択(例:日本語 → 英語)
  3. 「翻訳開始」ボタンをクリック
    • 30 枚スライドで約 90 秒
  4. 完了通知が来たらダウンロード

🙆‍♂️ 実測値

  • 30 スライド(画像多め)→ 1 分 40 秒
  • 100 スライド(動画 2 本含む)→ 4 分 50 秒

Before / After で検証してみた

要素 日本語版 英語版 (Doc2Lang)
タイトル 「第 3 四半期 売上分析」2 行 Q3 Sales Analysis 1 行、行数自動調整
SmartArt 5 段ピラミッド 形・色そのまま、テキストだけ英語
棒グラフ ラベル日本語 $ 換算 + 英語ラベル、軸も翻訳
アニメーション フェード + ワイプ 効果・タイミング維持
ノート欄 日本語メモ 英語に翻訳

手動修正は 3 スライド、15 分で完了
従来の DeepL + 手調整と比べて 80 % 時間短縮 できました。


ベストプラクティス(事前準備編)

  1. テキストは 1 オブジェクト 1 段落に分割
  2. スライドマスターで余白を広めに取る(多言語で文字数が増えるため)
  3. 画像埋め込みテキストは外出し or alt に記載
  4. 動画の字幕ファイル(.vtt 等)は別途翻訳して差し替える
  5. 翻訳後に必ずスライドショー再生で動作確認

まとめ

PowerPoint の多言語化は「デザイン調整が地獄」というイメージでした。
しかし Doc2Lang×GPT を使うと、修正は “フォントサイズ合わせ” くらいの軽作業に激減。国際会議、ウェビナー、海外営業資料など「スライド量は多いけど崩せない」シーンで特に威力を発揮します。

まずは 5 枚程度のテストファイルから触ってみると違いを体感できるはず。
ぜひお試しあれ!


参考リンク

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