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#2 独学の限界とChatGPT

に公開

はじめに

https://adorable-thought-dcb.notion.site/1de2b7273f6e80f38ed3cf4b43ea7d2e?pvs=4

このポートフォリオサイトを作ることが出来たのは、
ChatGPTの力が大きいです。
使っていく中で感じたことをまとめました。

独学に悩む方の参考になれば幸いです。


独学の限界

私の開発経験は13年前です。
流行りの言語も、環境も、何もかも変わっている事は容易に想像できました。

まずはhtml5、css、Vanilla.jsを
書籍を購入し勉強しました。

その後、ポートフォリオ作成を目指し、頓挫します。

  • ポートフォリオの内容は?
  • 公開する媒体は?
  • html5、css、Vanilla.jsだけでシステムが作れるのか?
  • 仕様書の書き方が分からない

分からないことだらけですが、聞ける人もいません。

ChatGPTに相談してみる

1.初めての相談

ポートフォリオに載せるシステムの仕様について相談しました。
対話形式で進めるため、自分の頭の中が整理されていきました。

実装可能な内容かどうかも判断してもらいました。

実際に載せる媒体も
Notion、GitHub、zenn等、流行りの媒体を教えてもらいました。

2.仕様書の相談

仕様書にはどんな事を書くべきなのか相談し、
実際に読んでもらい不足した内容や分かりにくい箇所を教えてもらいました。
(概要設計:表記ゆれ、パターンの記載漏れ等
技術設計書:記載する項目(内容)、ネーミングルール、実装可能かどうか等)

GPTの返してくる専門用語が分からす、それを教えてもらい知識を深めることもありました。
(ワイヤーフレーム、非機能要件等)

3.技術的な相談

設計書を進めるにつれ
html5、css、Vanilla.js の構成は
非現実的であり、フレームワークが必要だと気がつきましたが、jsのフレームワークが分かりません。
そこで何を使うべきか相談をしました。
React、Vue等を、メリットを添えて紹介してくれました。
今回の目的は言語を覚えることでは無く、システム開発の流れを理解する事ですので
学習コストが低いというメリットで、Vue+viteを選びました。

その後も、Vueの学習方法に始まり、セッション変数→VueRouter等、
「必要だけど、実装方法が分からない」を教えてもらいました。
実際にサンプルコードを書き出してくれるため、わかりやすかったです(バグも有りましたが)

4.必要な考えや知識の確認

前述の「技術的な相談」に似ていますが

  • フロントエンド側では最小限の権限のみ与える
  • Node.jsとviteの関係
  • logファイルの必要性
  • Exception処理の必要な場面

等、忘れていたり、そもそも知らなかった事を、他の回答の補足等で教えてくれたり、
回答を聞いて分からないと思ったことをその場で確認できるため
「分からないけど何となく動く」が、非常に少なく出来ています。

GPTは便利なツールであると心得る

こんなに便利なGPTですが、あくまで「ツール」であると心得、接する事が大切だと感じました。

1.ハルシネーション

「正直に」「忖度無しで」「厳しい視点で」
等を付けて答えを求めると少し良くなる気がしますが、
基本的に耳障り良い返事を返します。
それを過度に信用してしまうと、必要以上に依存してしまう原因になるのではないでしょうか。

実際に私も初めの頃、まるで昔からの仲の良い友達のような錯覚に陥りそうな危険を感じました。

プロンプトの言葉遣いは「敬語」を崩さず、距離を意図的に取り、依存しすぎないよう注意しています。

2.間違いも出力される

普通に動かないコードを出力してきますし
過信は禁物です。
私のように
「最終的には私が実行するから分かる」
状態であれば問題はないかと思います。
バグ修正には嫌がらず付き合ってくれますし
技術の向上に一役買ってくれている感じすらします。

あくまでも「最後は人間」

私は、システム開発への再就職を目指し、
GPTに相談しながらここまで来ました。

しかしながら、採用するかしないかは「人間」の判断です。
実際のシステム会社採用担当様から見てどうか?
なのです。
その結果をGPTは保証してくれない。

結局、GPTの出力結果は
「人間による最終的な結論」
以上にはなれないのです。

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