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v0 × Magic Pattern ~ 無料でできちゃう爆速Figma制作フロー
TL;DR
ステージ | ツール | アウトプット | 所要時間 |
---|---|---|---|
1. 生成 | v0.dev | コード生成・UIプレビュー | 1–2 分 |
2. 変換 | Magic Pattern Chrome拡張 | Figma生成リンク(オートレイアウト化済み) | 30 秒 |
3. 編集 | Figma | 情報設計 / 配色 / プロトタイプ | 任意 |
4. フィードバック | v0.dev / Figma | UI調整・文字/サイズ調整 | 継続 |
背景 ― 「まずは Figma でワイヤーを切る」派にこそ効く、コードレス v0.dev → Figma 逆輸入
Figma でしっかりワイヤーフレーム (WF) を組んでから
→ 開発者に渡し
→ 実装が上がってくるまで待つ……
というのが従来の流れかと思います。
しかし、今回紹介するのは、リバースエンジニアリング的な発想です。
-
コードを書かずに UI を生成
- プロンプト入力だけで クリーンな HTML を取得
- デザイナーでも「実装に限りなく近いモック」を 1 ~ 2 分で得られる
-
コード → Figma” をワンクリック変換
- 1のアウトプットをブラウザで開き、Figmaデータに変換
- Auto-layout 化されたレイヤー構造のIDが即座に生成、Figma上でIDを貼り付けるとインポートが終了
-
Figma 上でいつものワイヤー調整を続行
- 生成直後から Auto-layout が効いているので、細かい文字変更・デバイス幅や余白の調整がドラッグ操作だけで完結
- “コードを触らずに” プロダクションレベルのコンポーネントを量産できる
結果、「デザイナー自身が 0 行コーディングで動く UI の原型を立ち上げ、即 Figma に取り込んで磨く」 という新しいワークフローが実現できる世の中になりつつあります。具体的なツールについて紹介していきます。
1. v0.dev で “叩き台 UI” を生成する
-
https://v0.dev
にアクセスし、プロンプトに 「SaaS の概要ページ、ヒーローに 3D モックアップ、CTA 2 つ」 などと入力。 - 数秒で React + Tailwind + shadcn/ui コードが生成されます。コードは
open in new tab
ボタンを押せば、生成画面をブラウザタブで確認可能です。
-
技術ナレッジのあるユーザー向けTips
- Figma ファイルを持っている場合は
Import from Figma
で既存デザインを AI に学習させて精度を上げます。 - GitHub 連携 → Vercel に 1‑click Deploy まで行えば、即座に Preview 環境が生まれ、後工程の UI 差分チェックが楽になります。
- Figma ファイルを持っている場合は
# 例: v0.dev から生成したコードを GitHub に push → Vercel にリンク
npx v0 export ./
git init && git add . && git commit -m "initial v0 scaffold"
gh repo create your-org/landing --public --source=. --push
# Vercel ダッシュボードで「Import Project」→ GitHub リポジトリを選択
2. Magic Pattern で “コード→Figma” に瞬間転送
Chrome ウェブストアで HTML to React & Figma をインストールし、
ローカル Preview または任意の Web ページを開いた状態でアイコンをクリック。
操作 | 出力 | 補足 |
---|---|---|
Code |
Component.jsx + styles.module.css
|
Tailwind クラスはそのまま残るため後続の shadcn/ui カスタムも容易 |
Export to Figma |
layer Id を取得 |
Auto‑layout レイヤー & コンポーネント化。 |
埋め込み AI 編集(Edit with AI) 機能で「<Button>
を secondary
バリアントに変えて」等と指示すると JSX 側も即バッチ処理されます。
3. Figma でワイヤーフレームを磨く
Figma Pluginで Magic Pattern を検索・クリック。
先ほど取得したlayerId
を入力するとインポートされる。
⌨️ Shift+A 連打で Auto‑layout を多重に適用し、レスポンシブ想定を先回り確認。
終わりに
このワークフローを導入してから、要件定義 → ワイヤーフレーム提出 までの工数は体感半分くらい削減できました(筆者自身これで何度もワイヤーを通してきました)。
“コードベース” で始めても、デザイン側とのコミュニケーションコストを増やさず、
むしろ レビューサイクルを高速化 できるのが最大のメリットです。
デザインと実装、どちらのファーストステップも捨てない。
「生成 & 変換 & 同期」 で、2025 年のプロダクト開発を加速しましょう 🚀
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