2025年のエンジニア活動の振り返り
毎年恒例ですが、今年もエンジニア活動の振り返りを書いてみようと思います。今年は特にAIコーディング関連で毎月大きな変化が起きていたのでまるで3年分くらいの出来事があったように感じます。
去年(2024年)の振り返りはこちら から。
登壇・執筆
去年の振り返りでも書いていましたが、2024年の10月頃から社内で生成AIの活用に取り組んでいるチームで仕事をしており、今年の1月から正式に異動しました。その名も「AIやっていきチーム」と言います[1]。チームの業務内容としてはAI関連ツールの導入支援やR&D活動が主なので他社ではおそらく「AI推進部」などと呼ばれる部署と同じだと思います。
ここ数年はずっとCI/CDやGitHub Actionsを専門としてきたので、自分としては久しぶりに専門分野を変更したことになります。それもあって今年はそれほど外部に発表する機会は多くないと思っていたのですが、蓋を開けてみると結構色々なところで発表する機会がありました。
まず社内の新卒研修として生成AIを活用するDifyのワークショップを開催したり、社内勉強会でGitHub Copilotの活用事例について発表したりしました。Cybozuでは毎年研修資料を外部に公開しているので、以下のリンクから資料を見ることができます。時代の流れか公開直後にちょっとバズったようです。
AIやっていきチームで開発・運用している社内ChatGPTクローンサービスで利用しているAI SDKについて、TypeScript界隈のカンファレンスであるTSKaigi 2025のCfPに採択され登壇しました。去年のTSkaigiのトーク一覧を見る限り運営は意図的に分野の多様性を確保しているように見えたので、このCfPはAI枠を意識して狙いにいきました。それが功を奏したのかは想像するしかありませんが、この時点ではPython以外でAIアプリを開発する話はまだ珍しかったため採択されたのかもしれません。
夏以降は主にGitHub Copilotの使い方について発表していました。
今年はClaude Codeをはじめとする生成AIコーディングツールについてのブログや発表スライドをネットで大量に見かけるようになり、自分も実際に勉強会で他人の発表を聞く機会が増えましたが、文字だけで説明されてもAIが本当にそのように動作するのか真偽の判断が難しいと思うことがありました。
そこで自分はスライドを最小限にして、ライブデモ形式で実際にGitHub Copilotを使っている様子を見せるスタイルに切り替えました。特に生成AIの場合は実際に動いている様子を見せることが、一番説得力に繋がると考えたからです。このスタイルの欠点は発表した記録がスライドとして残らないことですが、発表内容の台本をブログ記事としてまとめるという形で補完しました。
今年最後の登壇は11月に行われたCybozu Tech Meetupで、ここでは自分は今までAIツールの利用者側の視点ではなく会社でのAI導入支援者側の視点から話をしました。
GitHub Stars
今年も相変わらず github.blog/changelog を毎朝チェックしてXに流すという活動をしていました。GitHub Actions関連のアップデートは本当に減ってしまいましたが、代わりにGitHub Copilot関連のアップデートは毎日のようにありましたし自分の業務に直結するので毎日全く飽きずにChangelogをチェックしていました。
そんな中、GitHubの中の人がGitHub Starsプログラムに興味がある人を募集していたのでお話を伺いに行ったりGitHub Starsプログラム紹介のイベントが開催されるなど、日本のGitHub Starsの方も入れ替わっていた時期でした。そのため「ワンチャンあったりしないかなー」と密かに思っていたのですが、まさかのワンチャンを頂けました。
Starsへノミネートしてくださった方々と、外部への発信を伸び伸びとさせて頂く機会をくれた前職と現職に感謝したいと思います。今までギャグとして「GitHubの回し者です」と自己紹介することがあったのですが、本当にGitHubの回し者になりましたw
今のところGitHub Starsになったからといって活動に特に変化はありませんが、おそらく来年以降もGitHub Copilot関連の情報発信を中心に活動していくことになるでしょう。
仕事柄、GitHub Copilot以外のCline、Cursor、Claude Code、Gemini CLI、Codex CLI、AntigravityなどのAIコーディングツールは一通り触っています。世間的にはCursorやClaude Codeが優勢に感じていますが、2025年末時点では自分が最も頼りにしているのはVSCode + GitHub Copilotの組み合わせです。これについてはまたいずれ語りましょう。
寄付
昨年に引き続き、今年もOSSへの寄付を続けています。寄付のスタンスについては2023年の振り返り記事を参照してください。
今年もjs/ts界隈で活躍されている方々やお世話になっているツールを中心にいくばくかの寄付をしました。
OSS活動

去年に比べると芝の密度は濃くなったのですが、そのほとんどはプライベートリポジトリでの活動でした。TSKaigi 2025の発表でチラ見せしていた趣味で作ってるKintone専用のChrome拡張 + ローカルLLMの組み合わせをその後もずっと改良しており、一年中ほぼそのコードを書いていました。
2025年に登場した主要なAIコーディングツールを全てこのプライベートなリポジトリで試してきました。仕事に直結するというのもあるのですが、新しいツールを試すこと自体が楽しかったので今年はOSS活動よりもAIコーディングツールを試すことにほとんどの時間を割いていた感じです。
一応、公開できる成果として年末にGitHub Copilot用の設定をClaude Codeなどの他のAIコーディングツールにも流用する方法をまとめたので、自分のように複数のAIコーディングツールを使い分けている人は参考になるかもしれません。
2026年がどうなるかは分かりませんが、AIコーディングツール界隈の進化も若干落ち着いてきた感じがあります。進化を追うことに余裕が出たり飽きてきたりしたら、Kesin11/actions-timelineあたりはまた再開したいかもしれません。
タイムラインへComposite Actionsも表示できるようにするなど、前々からやりたかったことは色々あってメモは残しています。GitHub CopilotやClaude Codeのノウハウは溜まっているので、やる気さえあれば形にするための時間はそれほどかからないはずです(やる気を出す必要ある人間が一番のボトルネック説)。
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ちゃんと正式名称なので名刺にも印刷されています。 ↩︎
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