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営業事務としてのキャリアを歩む私が、エンジニアリングで再起動した生活設計

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はじめに

数か月前、ニトリで10万円ほどのベッドを買った。単なる寝具の購入のように見えるが、私にとっては生活とキャリア構築の課題解決に向けたひとつの判断だった。

私は営業事務として、日々「構造を理解し、判断材料を整える」仕事に携わっている。
この役割を、単なる事務作業ではなく「構造分析と意思決定支援の実践の場」だと捉え、この経験を通じて、「誰かの意思決定を支えるための分析と改善の視点」を自然と身につけてきた。

その視点を自分自身の生活に応用したのが、今回のベッド購入という選択だ。


理想 - 現状 = 課題

最近、エンジニアの師が「理想 - 現状 = 課題」を繰り返す仕事だとわかりやすい表現をしていたので引用させていただく。
これは現状を見つめ、理想とのギャップを明確にし、その差を埋める手段を考え続けるということを的確に言語化されている。

私の理想は以下の3つに集約される。

  • 心身が安定していること
  • 日々の生活を着実に積み重ねられる環境があること
  • エンジニアリングやキャリアのため学習と実践に継続的に取り組めること

しかし現状は、

  • 起床時の疲労感が強く、
  • 睡眠の質が悪く、
  • 1日2〜3時間を無為に過ごしてしまうことが頻発していた。

これでは日常の基本的な行動すら不安定になり、キャリア構築どころではない。睡眠の質を見直すことが、当時の私にとって最も優先度の高い改善点だった。

加えて、部屋が常に散らかっているという問題もあった。私の住まいは収納スペースが限られており、床に物が散乱していることが常態化していた。
何か行動を起こそうとするたびにまず掃除から始めなければならず、結果として行動のハードルが上がり、後回しが習慣化していた。

この「片付けなければ何も始められない構造」も、私の生活のパフォーマンスを大きく落としている一因だった。


ベッドは“寝具”ではなく、“回復拠点”

営業事務の仕事は、決定権を持つ人の判断がスムーズに下せるよう、状況を整理し、誤りを減らし、整った状態にすることが求められる。私は日常的にそういった裏方としての知見を積み重ねてきた。

今回のベッド選びも、生活の構造を整えるための判断材料を集め、比較し、予算・目的・効果のバランスを考えたうえでの結論だった。

私は最初、ベッドフレームと薄型マットレスのセットを7万円以内に収めることを目安にしていた。
その中で候補に上がったのが「U1マットレス」だったが、スプリング数が少なく反発性も最低限の構造だったため、現在抱えている疲労感や睡眠の質の悩みを本当に改善できるのか、慎重に検討が必要だった。

一方で、「U3マットレス」はスプリング数が多く、厚みもあり、高反発で寝返りがしやすい構造をしていた。
さらに私の好みとして低反発ウレタンが合わないことから、U2やU4は除外対象になった。

見積もり金額が10万円に到達する。必要性も高いが、一度の買い物にしては非常に高額である。しかし、日々の積み重ねを無駄にせず一刻も早く生産性を高めるにはどうするべきかを考え実行に移さなければならない。

ここで私は、月々の支出バランスと分割払いを含めた現実的な運用可能性を見直した。
実際にU3マットレスを導入することで発生する2万円の予算オーバーは、分割払いを10回に分けた場合、月額約9,600円。生活に大きな負担はなく、利息も大きくなり過ぎない。
今後の賞与で繰り上げ返済できる可能性も視野に入れて決断できる範囲だった。

また、分割払いが想定より厳しくなった場合のリスクヘッジとして、貯金の活用や緊急時の支出対処への見直し案も併せて整理。
結果的に「睡眠による回復の再設計」は、長期的に見ればコスト以上のリターンがあると判断した。

さらに、今回導入したベッドフレームは収納力の高いタイプであり、これによって床に散らかっていた物をきちんと収める空間を確保できるようになる。
行動を妨げていた物理的な障害を除去するという意味でも、この選択は「部屋の生産性設計」として有効だった。


営業事務の視点とエンジニアリングの思考が交差するとき

営業事務としての経験から私は、最前線ではなくとも意思決定の根幹を支える役割の価値を理解している。そしてエンジニアリングを学び続ける中で得た、「理想と現実の差を認識し、課題を抽出し、解決策を実行に移す」視点。
これらを掛け合わせ、「課題の特定と対処」の体系的な思考を取り入れるようになった。

このふたつの視点が交差した結果、生活の中で生じていた問題点を見つけ、構造的に対処しようという今回の選択につながった。

私にとってこれは、「家具の購入」ではなく、「キャリア戦略の一手」だった。疲れた体では何もできない。まずはそこから立て直す必要があると判断した。

キャリアを築くには、1日1日をコツコツと積み上げていくしかないのだ。


おわりに

私はまだエンジニアではないが、その考え方に学び続けている。そして営業事務としての経験は、判断を支えるための視点を育ててくれた。

今回の選択は、生活設計の再起動であり、自分のキャリア戦略を支えるひとつの施策だ。生活の最小単位から構造を見直すという姿勢は、今後のキャリアにもつながる確かな一歩になると信じている。
そして、プログラミングを行う業務だけではなく日常生活においてもエンジニアリングを学び、実践することは充分に可能であるということを強く伝えたい。

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