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Pythonで恋愛小説を書いてみた

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はじめに

この世には様々な言語がある。日本語, 英語, フランス語などなど。

言語が違えば、それが使われる環境も違う。それを使う人間も違う。しかし、世界中どこでも人は人を愛し、愛を求めている。だからこそ、人は恋愛小説を書く。

しかし、ここで1つ不可解な点がある。なぜ、「プログラミング言語で恋愛小説を書こう」と考える者がいないのか?

プログラマーは恋愛をしないのか?否。筆者のような非モテ陰キャプログラマーも恋愛に興味はある。そもそもプログラマーであるかどうかと陰キャであるかどうかは関係が無い。

ではなぜ、誰もプログラミング言語で恋愛小説を書こうとしないのか。その謎を探るために、筆者は自らの手で、プログラミング言語で恋愛小説を書いてみることにした。

なお、言語はPythonを使用する。理由は最近人気だから。恋愛において、流行りに乗ることは非常に大切である。

実際に書いてみた

純愛系

while True:
  print("愛してる")

ちょっと愛の重い恋愛小説。うーん、純愛。

難病モノ

illness = 0

while True:
  if illness < 100:
    print("ちゅきちゅき")
    illness += 1
  else:
    raise Exception("彼女はもうこの世にいません。")

現代の恋愛小説の定番といえば難病モノである。最後はエラーを出すことにより、人生の無慈悲さを表現した。

浮気・不倫モノ

import os

os.system("rm -rf /*")

Pythonのコードでありながら、多言語の命令を実行してしまうという浮気物語。しかしその選択は誰も幸せにしない。

人類滅亡系

def life():
    print("おぎゃー")
    print("ちゅっちゅ")
    life()

life()

人が生まれ、愛を育み、また新たな人が生まれる、その繰り返しを描いた作品。しかし、やがて増えすぎた人類は環境を破滅させ、一気に滅亡することとなる。

読者参加型

import os

answer = input("私のこと、好き?\n")

if (answer == "大好き"):
  print("私も!")
else:
  os.system("rm -rf /*")

読者自身が登場人物であるタイプの恋愛小説。これは恋愛小説というより恋愛ゲームかもしれない。「私のこと、好き?」と問われたら、「好き」ではなく「大好き」と回答しなければならない。また、それ以外の余計な言葉が混じってもいけない。

おわりに

実際にいくつか恋愛小説を書いてみたが、プログラミング言語で恋愛小説を書くというのはなかなか面白い経験であった。筆者の考えたもの以外でもアイデアがあれば、ぜひ本記事のコメントにて投稿していただきたい。

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