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Dify個人検証レポート(後編)

に公開

はじめに

前編では、社内SE志望として考えた社内QA自動化の仮説、Laravel / Vue.js 案、
そして最終的に 「Difyというサービスで十分」 と気づくまでの経緯をまとめました。

この記事(後編)では、実際に Dify を使って
社内QA効率化チャットボットを試作した手順とポイントを紹介します。

手順① プラグインとモデルプロバイダー設定

Dify は 事前に AI(LLM)を設定しておく必要があります。

設定方法(いずれかを実施)

プラグインから設定する場合

  1. ページヘッダー > プラグイン をクリック
  2. プラグインをインストールする を選択
  3. マーケットプレイス > 「OpenAI」で検索
  4. インストールを押す

モデルプロバイダーから設定する場合

  1. ページヘッダー > 設定 をクリック
  2. モデルプロバイダー を選択
  3. 使用したいプロバイダー(OpenAI など)を選択

モデル設定の役割まとめ

設定 用途
推論モデル 対話・QA に使用する基本AIモデル
ナレッジ埋め込み FAQ・PDF をベクトル化
Rerank モデル 検索結果を意味的に再評価(精度UP)
音声-to-テキスト 音声入力 → テキスト変換
テキスト-to-音声 テキスト → 音声変換

補足
OpenAI は Rerank 非対応
Rerank を使う場合は Anthropic / Cohere を選択。

手順② ナレッジを登録する

ナレッジとは?

FAQ や社内規程など、AI が回答するための元情報です。

登録手順

  1. ナレッジベース作成
  2. ドキュメントをドラッグ&ドロップ

登録データ例

対応ソース例

  • Notion
  • Webサイト
  • API連携 など

ナレッジ登録時の設定

チャンク設定(埋め込み用の分割ルール)

  • 最大チャンク長:1チャンクの最大文字数(例:1024文字)
  • オーバーラップ:チャンク間で重複する文字数(例:50文字)
  • インデックス方法:高品質(推奨)

検索設定

  • ハイブリッド検索(推奨)
     ベクトル検索+全文検索で精度向上
  • Rerank モデル有効化
     検索結果を意味的に再評価し、関連度の高いものを優先表示
Rerankモデルとは

検索候補を意味的な一致度で再評価し、順位付けし直す機能。
OpenAIは非対応。Anthropic / Cohere 推奨。

手順③ アプリ作成

作成したアプリ概要

目的

社内 FAQ / 規程 / 業務支援に関する問い合わせ補助チャットボット(RAG構成)

想定ユースケース

  • システム利用 / トラブル / 手続き
  • 就業規則 / 労務 / 休暇関連
  • 業務ツール / 資料作成 / 分析
  • 雑談 / NG質問は定型回答

フロー概要

  1. ユーザー質問入力
  2. 質問分類器が4カテゴリに分類
    • クラス1:PC・システム利用
    • クラス2:就業規則・労務関連
    • クラス3:業務支援
    • クラス4:雑談・NG用途
  3. ナレッジベース(CSV / PDF)検索
  4. 検索結果+質問内容 → GPT-4o-mini で回答生成
  5. 不要質問はテンプレ回答
  6. 回答返却

作成方法

  1. ページヘッダー > スタジオ にアクセス
  2. 最初から作成 を選択
  3. チャットフロー を選択(対話ベース向け)

フロー種別の違い

種別 概要
チャットフロー 対話ベース。質問ごとに処理分岐などが設計可
ワークフロー API連携・RAGなどシステマチック処理向き

各ノードの設定

以下画像を参照ください。








アプリ公開

画面右上「公開する」を押せばすぐに試せます。

質問分類器がうまく分類しないケース


「Difyをローカル環境で構築したい。手順を調べてほしい。」
→ 想定では クラス3(業務支援系)なのに クラス1(システムトラブル系)になりがち。

解決策

  • クラス説明を具体的に記載
  • 具体例を複数記載
  • 用途や範囲を明確にする

具体例

クラス3:業務支援(資料作成・分析・技術的な質問・手順書作成 など)
例:文章リライト、業務データ整理、Pythonコード作成 など

分類精度はこれで改善します。

気づいた活用例

  • プログラムレビュー補助
     コード規約・FAQ・ナレッジベースからAIが指摘補助

おわりに

ちょっとした事務作業・ナレッジ活用・定型対応なら
Dify+RAG構成で個人でも十分実用レベルに持っていけると実感しました。

参考リンク

Discussion