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なぜ、RAGの個人開発を公開することにしたのか

に公開

1. RAGを作ろうと思うまで、そして公開した理由

去年の夏から秋にかけて、AIを使った開発を仕事で経験しました。
でもその後、しばらく遠ざかっていました。

今年に入って、モデルの性能が上がるにつれて、個人でも触るようになりました。
以前から使っていたGeminiに加えてClaudeも使うようになり、小説を書いて挿絵をつけたり、ちょっとしたツールを作ったりしていました。

2026年4月ごろ、去年から気になっていたRAGを、自分で構築してみようと思い立ちました。
プラットフォームは、最初からAWSに決めていました。
去年の仕事でのAI開発がAWSだったこと、自分のブログサイトをさくらインターネットからAWS Lightsailへ移行していたこと、公式情報も利用者の記事も充実していたこと。
理由はこの三つです。

公開しようと決めた理由は、実はとても単純です。
個人開発を続けるなかで、他の開発者の記事にたくさんのヒントをもらってきました。
自分もその輪に加わりたいと思ったのです。
そこで、個人事業主として「kawasemi」の屋号で始めてみました。

2. 無償と有償を分けた基準

無償と有償の境界は、本の出版をイメージして決めました。
正直なところ、まだうまく整理がついていません。

Web記事がまとまって書籍になるとき、大幅に加筆されたり、付録がついたりするイメージにしたいんですよね。
ただ、その整理を先に済ませるより、まず一歩踏み出すことを優先しました。
結果として、概要は無償で、詳細は有償という区分になっています。

BOOTHでドキュメントやサンプルのソースコードを出すことを検討しているのも、同じ理由からです。
販売チャネルの違いそのものを試してみたかった、というのが本音です。

収益化の動機も、正直に書いておきますね。
会社員としての仕事以外で、収益を得る方法を探していました。
身も蓋もない言い方をすれば、個人開発でのAI利用には、それなりの費用がかかります。
AIを使って開発し、そこで得たものを公開しながら、まとまったものを有償版として書籍化していく。
そのサイクルが、AIの利用料の足しになればと考えています。
このサイクルが簡単にできるとは思っていません。現実としてそんなに上手くはいかないでしょう。
それでも、まず一歩踏み出したかった、というのが正直なところです。

3. AIとの分担で本ができるまで

RAGの設計、開発、テストは、自分とAI(エンジニア)が一緒に行いました。
記事の作成と公開も、次のように役割を分けていますよ。

  • プロデューサー兼プランナー:自分
  • ディレクター:Claude(A)
  • ライター:Claude(B)またはGemini
  • 編集者(校正・校閲):Claude(B)。将来的に分けたいけれど、まだライターと分かれていません、工程内のチェックとしてタスク化しています
  • エンジニア:Claude(C)またはGemini。Lightsail上のGhost CMSへの記事展開などを担当しています

AIとの合作でなければ、平日は仕事があり、家庭の家事もある著者の可処分時間で、ここまでのことはできなかったでしょうね。

4. 読んだ人にしてほしいこと

これを読まれている人の多くは私よりもっと先を行く人だと思いますが、もしまだAIを使った開発をしていなければ、まずはAIを使ってみてほしいのです。
ここにある記事や本の内容を参考にして、コピーアンドペーストでAIに指示し、自分の環境に合わせたプロンプトに直してもらってもいいですね。

CLIやAPIで操作できるプラットフォーム、サービス、パッケージであれば、自分で指示し、AIに実装させ、再現できるように記録し、版管理し、ドキュメントも残していけます。
それを続けていけば、いわゆるIaCになりますし、他の人の参考にもなりますよね。

AIとの対話では、腹が立つこともあれば、堂々巡りになることもあります。
そうした経緯も、ノウハウとして役に立つかもしれません。

なので、まずはAIと対話するところから始めてみてほしい。
私自身も、今の仕組みをもう少し自律的に動くものにしていくこと、それがこれからの目標です。

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