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現場で使えるポストモーテムチェックリスト
現場で使えるポストモーテムチェックリスト
概要
このドキュメントは、障害の後に必ず実施すべきポストモーテムに必要な観点を自分なりに設計したものです。
障害の後には、次に同じことを繰り返さないよう知識として資産化するフェーズが必要です。現場のエンジニア全員が共通認識を持ち、ポストモーテムが一回限りの反省会で終わらないよう構成しています。
重要な点として、Blameless(責任追及ではなく学習重視) を基本原則としてください。
0. 前提
- 障害対応プロトコルに従って復旧済みか? (Critical)
- 関係者全員にレビュー会議の日程が共有されているか? (Critical)
- タイムラインやログは保存されているか? (Critical)
- 障害発生から所定期間(SEV1=48h, SEV2=7d)以内に実施されているか? (Critical)
1. タイムライン再構成
- 検知 → 通報 → 初動 → 暫定対応 → 復旧の時系列を整理したか? (Critical)
- 誰が何を決定し、どのように影響したかを記録したか? (Critical)
- コミュニケーション(チャット/電話/告知)の内容も残したか? (Recommended)
- MTTD(検知までの時間)/MTTR(復旧までの時間)を算出したか? (Critical)
2. 原因分析
- **直接原因(Trigger)**を明記したか? (Critical)
- **根本原因(Root Cause)**を5 Whysなどで掘り下げたか? (Critical)
- **組織的要因(プロセス・文化・責任分担)**も分析したか? (Recommended)
- 「再現可能か?」「検知できたはずか?」を評価したか? (Recommended)
3. 影響範囲の明確化
- 影響ユーザー数を把握したか? (Critical)
- 金銭的インパクトを算出したか? (Recommended)
- ブランドや信頼性への影響を記述したか? (Recommended)
4. 対応の評価
- 初動対応の速さ・適切さを振り返ったか? (Critical)
- IC(インシデント責任者)の指揮は有効だったか? (Recommended)
- コミュニケーションの透明性(ユーザー・社内)は十分だったか? (Recommended)
- チームに過度なストレスや混乱がなかったか?(心理的安全性) (Critical)
5. 再発防止策(アクションアイテム化)
- 技術的対策(監視追加、コード修正、自動化など)を定義したか? (Critical)
- プロセス改善(手順書更新、教育、ロール再定義)を定義したか? (Recommended)
- 責任者と期限を明確にしたか? (Critical)
- アクションアイテムがチケット化され、トラッキング可能になっているか? (Critical)
- 期限超過したアクションが次回レビューで必ずチェックされる仕組みになっているか? (Critical)
6. 学習の共有
- ポストモーテム文書をナレッジベースに保存したか? (Critical)
- 社内勉強会やSlackで要点を共有したか? (Recommended)
- 外部公開用の要約が必要か判断したか? (Optional)
- 他チームへの波及効果(横展開の必要性)を検討したか? (Recommended)
7. フィードバックループ
- 次回の障害対応にこの知見を反映する手段を設計したか? (Critical)
- 今回のポストモーテム自体に改善点はあったか? (Recommended)
判定結果
- ✅ COMPLETE → タイムライン・原因分析・影響範囲・再発防止策・共有まで完了
- ⚠️ PARTIAL → 原因分析または再発防止策が未完了
- ⛔ INCOMPLETE → 文書化すらされていない
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