Claude Code Rulesを設定したら、ライティングの品質管理が楽になった話
皆さんお疲れ様です、僕も疲れています。
道北勤医協一条通病院で総合診療医・若手管理職をしています、にしむらです。
今回Zennは初投稿です、普段はNoteで記事執筆をしております。
僕がどんな目的で普段からライティングを行っているかというと、AIを用いた病院業務の効率化の発信、それを面白いと思ってくれた医療職のリクルーティングがメインです。
ただAIを使って色々仕事をしていると、ちょっと込み入った技術の話をしたくなったり、他の人のプラクティスも知りたいという気持ちになってきたんですね。
なので今回Zennに投稿チャレンジをしてみることとしてみました。
普段の記事なのですが、上記の通り目的が決まっているのである程度書いていると、書き方(スタイル)というのが固まってきます。
なので、現在僕はClaude codeを用いて、CLAUDE.mdというファイルを設定することによって執筆の自動化を行っています。
CLAUDE.mdはAIへの事前説明書のようなもので、「一人称は『僕』で統一して」「文章は3行以内で改行して」といったルールを書いておくと、AIがそのルールに従って作業してくれる仕組みです。
ただ、こいつ、使い込んで設定を重ねていくとどんどん肥大化していくんですよね。
開発で使っている皆さんも経験があると思うんですが、僕の場合、文体ルール・品質チェックリスト・タイトルガイドラインなどを書き足していったら、気づけば1ファイルのみで819行になっていました。
さすがに長すぎる。
そこで、最近出た「Rules」という新機能を使って整理してみたところ、5つのファイルに分割でき、ファイルタイプ別に自動適用される仕組みが作れましたので、今回その設定方法を共有しようと思います。
Rulesで何ができるか
Rules を使うと、ルールファイルを複数に分割して管理できます。
しかも「この種類のファイルを編集するときだけ、このルールを適用する」という設定ができるんです。
たとえば、医学記事を書くときだけ「個人情報への配慮を明示する」というルールを適用する、といったことができます。
普通のエッセイ記事を書くときには、そのルールは読み込まれません。
必要なルールだけが読み込まれるので、AIの処理も軽くなります。
実際の設定例
僕のブログプロジェクトでは、こんな構造にしました。
.claude/
├── rules/
│ └── blog/
│ ├── essay-writing.md(エッセイ記事のルール)
│ ├── technical-writing.md(技術記事のルール)
│ ├── medical-article.md(医学記事のルール)
│ ├── quality-gates.md(品質チェックリスト)
│ └── title-guidelines.md(タイトル作成ガイド)
└── docs/
└── templates.md(テンプレート類)
.claude/rules/ というフォルダの中に、トピックごとにファイルを分けて置いています。
ファイルタイプ別の自動適用
Rules の便利なところは、「どのファイルに適用するか」を指定できる点です。
たとえば、エッセイ記事用のルールファイルの先頭には、こんな設定を書いています。
---
name: Essay Writing Style
description: note.com向けエッセイ記事の執筆ルール
paths: posts/**/*.md
---
この --- で囲まれた部分は「YAMLフロントマター」と呼ばれる書き方です。
ファイルの先頭に置くことで、そのファイルの設定情報を記述できます。
ブログツールやドキュメント管理でよく使われる形式で、項目名: 値 という形式で設定を書いていきます。
ここに paths: posts/**/*.md と書くと、「postsフォルダ以下のファイルを編集するときだけ、このルールを適用してね」という意味になります。
ちなみに ** は「すべてのサブフォルダ」、* は「すべてのファイル」を表す書き方です。
詳しい人は「名前とかはいらないでしょ」と思うかもしれませんが、僕は癖というか、自身のファイル管理目的で書いちゃってます。
これがどれくらいコンテキストのゴミになるかはわからないので、有識者教えて下さい。
で、医学記事用のルールは、さらに細かく指定しています。
---
paths:
- posts/medical/**/*.md
- posts/igaku-shoin/**/*.md
---
こうすると、医学記事フォルダの中にあるファイルを編集するときだけ、医学記事固有のルールが適用されるわけです。
Before / After 比較
Before
もともとは、CLAUDE.mdとは別に writing-style.md というファイルにルールをまとめていました。
でも、そのファイルが819行まで膨らんでしまったんです。
問題点は2つありました。
1つ目は、ファイルが巨大すぎて見通しが悪いこと。
819行もあると、どこに何が書いてあるかわからなくなります。
2つ目は、エッセイ記事や技術記事のルールが混在していること。
記事タイプによって適用したいルールがちがうのに、全部一緒になっていました。
After
Rules を使って整理した結果、こうなりました。
- essay-writing.md → 202行
- technical-writing.md → 358行
- medical-article.md → 175行
- quality-gates.md → 257行
- title-guidelines.md → 136行
819行の1ファイルが、5つのファイルに分割されました。
効果は2つです。
1つ目は、1ファイル1トピックで見通しが良くなったこと。
「文体のルールを確認したい」と思ったら essay-writing.md を見ればいい、とすぐわかります。
2つ目は、ファイルタイプ別に自動適用されること。
医学記事を書くときは医学記事のルールだけが適用されます。
設定のコツ
実際に設定してみてわかったコツを3つ共有します。
1. 1ファイル1トピック
「全部入りファイル」を作ると、結局 CLAUDE.md の肥大化と同じ問題が起きます。
「文体」「品質チェック」「タイトル」のように、トピックごとにファイルを分けるのがおすすめです。
2. 適用範囲は具体的に
paths: **/*.md のように広すぎる指定だと、結局いろんなタイミングで読み込まれるのでコンテキスト削減効果が薄いし、意図しないファイルにもルールが適用されてしまいます。
paths: posts/medical/**/*.md のように、適用したいフォルダを明確に指定しましょう。
3. CLAUDE.md は概要だけ
Rules に詳細を移したら、CLAUDE.md にはプロジェクト概要・ファイル構成・Git操作ルールなど、全体に関わることだけを残します。
まとめ
Claude Code Rules を設定してみた結果をまとめます。
- 819行 → 5ファイルに分割: 見通しが良くなった
- ファイルタイプ別に自動適用: 必要なルールだけが読み込まれる
- CLAUDE.md は軽量化: 概要だけ残して詳細は Rules へ
CLAUDE.md が肥大化してきてすぐClaude codeのコンテキスト圧縮がかかったり、指示を守ってくれないタイミングが多くなった、と感じている方は、ぜひ Rules作成を検討してみてください。
以下自動作成のCTAです。今後Zennに合わせたような内容に変えたいと思っています。SE室のエンジニアとか興味ありませんかね?一緒に院内AIアプリ作りませんか?
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