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SpringFramework without Boot: ActiveProfile

2023/12/18に公開

Spring Framework(Spring Bootを使用せず)でactiveProfileweb.xmlで使用する方法について説明します。

Spring Bootを使用せずにSpringを利用している場合、環境に依存する設定(例えばデータベースの設定など)を管理するために、Springのプロファイル機能を利用することが一般的です。ただし、web.xmlを通じて直接プロファイルをアクティブにする機能はありません。その代わりに、他の方法を利用する必要があります。

Contextパラメータを使用する

web.xmlファイルでContextパラメータを設定し、それをSpringのコンテキスト設定で参照する方法があります。

  1. web.xmlにContextパラメータを設定する:

    <context-param>
        <param-name>spring.profiles.active</param-name>
        <param-value>dev</param-value>
    </context-param>
    

    ここでは、spring.profiles.activeというパラメータにdevプロファイルを設定しています。

  2. Springのコンフィグレーションでプロファイルを使用する:

    XMLベースの設定の場合:

    <beans profile="dev">
        <!-- devプロファイル用のBean定義 -->
    </beans>
    

    Javaベースの設定の場合:

    @Configuration
    @Profile("dev")
    public class DevConfig {
        // devプロファイル用のBean定義
    }
    

環境変数またはJVMのシステムプロパティを使用する

アプリケーションサーバの起動時に環境変数やJVMのシステムプロパティを通じてアクティブなプロファイルを指定する方法もあります。

-Dspring.profiles.active=dev

この方法は、アプリケーションのデプロイメント環境によって異なる設定を適用する際に特に有用です。

まとめ

Spring Bootを使用せずにSpring Frameworkでプロファイルを管理する場合、web.xmlでのContextパラメータの設定、またはJVMのシステムプロパティ、環境変数を利用する方法があります。これにより、異なる環境(開発、テスト、本番など)に対応した設定を柔軟に管理することができます。

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