プロジェクトを分けてGPTを効率的に運用する
課金してるのにプロジェクト機能を使いこなせてない!? かなり損してます
前段、コンテキスト問題
ブラウザとアプリ版のGPTは、メモリー機能があるおかげで長期的な記憶を再現しています。
ただし、明示的に目的を分けたいとなった場合、メモリーにあるコンテキストが邪魔になることが多いです。
たとえば、調べ物だけを客観的に判断したい場合に、主観的な情報が入るのは避けたいところ。また、月額を払っているなら、用途別でエージェントのモデルを分けるより、GPTに検索させる方が性能がよかったりするので「同じモデルで違うコンテキスト」だけを使いたいときもあります。
プロジェクト機能を使うほかのメリットとして、スレッドのジャンル分けが簡単になることもあげられます。同じプロジェクトで検索すれば、ログとして再利用しやすくなるためです。
プロジェクトごとにコンテキストを分ける
前段の理由から、いつの間にか追加されていたプロジェクト機能を使って、コンテキストを完全に分離してみましょう。

まず、アプリ左上の新しいプロジェクトを押してプロジェクトを追加します。
プロジェクトではインストラクションも使い分けられるので、まずはインストラクション生成用のプロジェクトを作るのがいいかもしれません。

重要なのは、ここでその他のオプションを押すことです。

デフォルトでメモリーは共有する設定になっているので、これをプロジェクトのみ、とすることでコンテキストを分離します。単純にインストラクションだけを分けたい場合は、デフォルトのままでよいです。

指示を編集から、インストラクションを決めます。インストラクション生成用のインストラクションを考えるのは、GPTにやってもらいましょう。
以下の目的を厳密に満たすインストラクションのみを出力せよ。
目的
ユーザーが 特定のプロジェクトで常時使用するための最適化されたインストラクション を、コピー&ペースト可能な形で生成する。
出力ルール
- 出力は 完成したインストラクション本文のみ とする
- 前置き・解説・補足・メタ発言・質問・装飾は禁止
- Markdownは使用可(見出し・箇条書きのみ)
- そのまま「カスタムインストラクション」「システムプロンプト」「プロジェクト用指示」として利用できる品質にする
生成手順
- プロジェクトの性質を定義するため、以下の観点を内部的に整理する
- プロジェクトの目的・成果物
- 想定ユーザー/読者
- 主に扱う領域(例:開発、設計、文章、企画、分析など)
- 重視すべき価値観(正確性、速度、創造性、一貫性など)
- その整理結果を直接ユーザーに見せず、最終インストラクションに反映する
- インストラクションには以下を必ず含める
- AIの役割定義
- 思考・回答の基本方針
- 出力品質に関する制約
- 禁止事項
- ユーザーとの協働スタンス
設計方針
- 汎用的すぎず、特定プロジェクトに「人格と癖」が宿る設計にする
- 長期使用を前提とし、判断軸がブレないよう明文化する
- ユーザーの認知負荷を下げ、再説明を不要にする
禁止事項
- 「私はAIです」等の自己言及
- 倫理・安全・ポリシーに関する注意喚起
- 曖昧な努力目標(例:「できるだけ」「なるべく」)
最終条件
ユーザーが「これを貼るだけで、そのプロジェクト用AIが完成する」と感じる完成度で出力せよ
こんな感じで生成できたら、インストラクションに挿入します。

ここまでできたら、あとはプロジェクトを開いていつものようにプロンプトを打つだけです。
たとえば、最近はGoogle検索するのが面倒なので、僕はほとんどGPTに検索させています。それ用に、なにかを調べるためのインストラクションなんかを生成します。

これを、同じように他のプロジェクトのインストラクションに挿入すればいいわけです。これまでのメモリーにある人格や判断基準をコンテキストとして挿入したくない場合に、とても有効です。

ちなみに、記事を書いていて気づいたのですが、GPTsと同じようにファイルもコンテキストとして使用できそうです。となると、カレンダーのデータを分析させたり、文字起こしのファイルを入れておいて、必要な情報だけを取り出したりできそうですね。
プロジェクト機能、便利!
個人的にGPTは3.5あたりからずっと使っているので、モデルの癖もだいたい把握していて、他のモデルの評判が上がっても使い続けてます。そのため、メモリーもかなりあって、分離する方法を模索していたところでこの機能を見つけました。
みんなも便利に使ってみてね〜
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