Claude Code環境構築後の『次の一歩』- ワンクリック起動で開発効率UP
はじめに
Claude Code環境の構築完了後に筆者が感じていた不便…それは
「毎回の起動手順が面倒!」
- WSLターミナルを開いて
- プロジェクトフォルダに移動して
-
claude
コマンドを実行して...
この記事では、実際にClaude Code環境を構築した筆者が体験したワンクリック起動バッチファイルの作成方法を備忘録的に書いておこうと思います。
Before(構築直後)
- WSLターミナルを開く
cd /mnt/c/your-project
-
claude
コマンド実行
After(バッチファイル活用)
- デスクトップアイコンをクリック
- Claude Code起動完了! 😊
と快適に開発が始められます。プロジェクトごとにバッチファイルを作っておくと便利です。
参考記事:
まだClaudeCode環境を構築していない人は上の記事を参考にされてください。
※Windowsを利用しているユーザがWSL上でClaudeCodeを利用していることを想定しています。
ワンクリック起動バッチファイルの作成
Step1: パス情報の確認
まず、WSL内で自分の環境の情報を確認します:
# WSLターミナルで実行
which claude
whoami
Point: この後の手順でWindowsのファイル操作に切り替わります。WSLターミナルは開いたままにしておいてください。
実際の結果例:
/home/username/.nvm/versions/node/v22.16.0/bin/claude
username
Step2: バッチファイル用フォルダの作成
Windowsエクスプローラーで作業:
- プロジェクトフォルダ(例:
C:\your-project
)に移動 - 右クリック → 新規作成 → フォルダ
- フォルダ名を
Scripts
にする
Step3: バッチファイルの作成
下記のA、Bいずれかの方法でバッチファイルを作ってください。
方法A: エクスプローラーから作成
-
Scripts
フォルダ内で右クリック -
新規作成 → テキスト ドキュメント
-
ファイル名を
ClaudeCode.bat
に変更 -
右クリック → 編集
-
以下の内容をバッチファイルに記述:
@echo off
wsl -e bash -c "cd /mnt/c/[あなたのプロジェクトフォルダ] && /home/[ユーザー名]/.nvm/versions/node/v[バージョン]/bin/claude"
pause
実際の例(Step1で確認した値を使用):
@echo off
wsl -e bash -c "cd /mnt/c/your-project && /home/username/.nvm/versions/node/v22.16.0/bin/claude"
pause
方法B: PowerShellで一発作成
# PowerShellで実行
New-Item -ItemType Directory -Path "C:\your-project\Scripts" -Force
$content = @"
@echo off
wsl -e bash -c "cd /mnt/c/your-project && /home/username/.nvm/versions/node/v22.16.0/bin/claude"
pause
"@
$content | Out-File -FilePath "C:\your-project\Scripts\ClaudeCode.bat" -Encoding ASCII
Step4: 動作確認
-
ClaudeCode.bat
をダブルクリック - WSLが起動してClaude Codeが開始されることを確認
応用編:さらに便利にする
デスクトップショートカット作成
-
ClaudeCode.bat
を右クリック - 送る → デスクトップ(ショートカットを作成)
- デスクトップから直接起動可能
タスクバーピン留め
- デスクトップのショートカットを右クリック
- タスクバーにピン留めする
- ワンクリックでアクセス
トラブルシューティング
バッチファイルが動かない場合
症状: ダブルクリックしても何も起こらない
確認事項:
# WSL内で環境確認
node --version
npm --version
claude --version
解決策:
# Claude Codeの再インストール
npm update -g @anthropic-ai/claude-code
パスが見つからないエラー
症状: command not found
エラー
原因: パスの記述ミス
解決策: which claude
で再確認してパスを修正
WSLが起動しない
症状: WSL自体が起動しない
解決策:
# PowerShellで実行
wsl --list --verbose
wsl --set-default Ubuntu
推奨する開発フロー
- VSCodeでプロジェクトを開く
- バッチファイルでClaude Codeを起動
- VSCode: メイン編集、デバッグ、Git操作
- Claude Code: AI支援、コード分析、生成
さらなる効率化のアイデア
環境変数を活用した汎用バッチファイル
@echo off
set PROJECT_PATH=%1
if "%PROJECT_PATH%"=="" set PROJECT_PATH=your-project
wsl -e bash -c "cd /mnt/c/%PROJECT_PATH% && /home/username/.nvm/versions/node/v22.16.0/bin/claude"
pause
使用方法:
ClaudeCode.bat my-project
まとめ
Claude Code環境構築後の「次の一歩」として、ワンクリック起動バッチファイルの作成について少し深堀して書いてみました。ご意見やご指摘等ありましたらコメントいただけますと幸いです。
参考資料
#ClaudeCode #WSL #開発効率化 #AI支援開発 #Windows
Discussion