オンプレ→AWSへのマイグレーションサービス
試験対策用のメモ
にまとまっている
移行プロセスダッシュボード
AWS Migration Hub
AWSが推奨する移行ステップに沿って、それぞれのオンプレサーバーがどのステップにあるのかを、わかりやすく可視化してくれるサービス。
主要機能
1. オンプレサーバーの情報のインポート
手作業 or Application Discovery Serviceのエージェントを利用して、
- OS
- CPU
- メモリ
- IPアドレス
- etc (https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/application-discovery/latest/userguide/discovery-import.html)
の詳細情報を登録、可視化できる
2. ネットワークの可視化
各サーバーと依存関係を、X-Ray的に可視化できる
3. 戦略レコメンデーション
情報があまり見つからなかったが、サーバーの状態から移行におすすめのツールとステップを提案してくれる模様
4. Orchestrator
移行に必要な作業をワークフローとして定義して、実行&状況可視化ができる機能。
2022年4月にGA。
5. Refactor Spaces
Stranger Figパターンで、アプリケーションの大規模リファクタを行うのをサポートしてくれる機能。
アプリケーションの前段に、プロキシとなる層をフルマネージドで作成してくれる。マルチアカウント構成にも対応。
インベントリ収集
AWS Applicaiton Discovery Service (ADS)
オンプレサーバーのメトリクスや、スペックなどのデータを収集できるサービス。
集めたデータは、Migration Hubで可視化できる。
- エージェントレス
- エージェント利用
の2種類のやり方でデータを集める。
エージェントレス
VMWareを利用していて、詳細情報は不要な場合に利用する。
導入がかんたん。
エージェント利用
VMWare以外の環境や、プロセスやネットワーク接続の詳細情報が必要な場合に利用する。
ビジネスケース策定
Migration Evaluator (旧TSO Logic)
AWSへの移行と、移行後の環境のクラウド利用料がどの程度になるかの予測値を算出して、ビジネス的な勝ち目があるかを評価してくれるサービス。
計算に必要なメトリクスは、
- Migration Evaluatorのエージェントレスのコネクタ
- Application Discovery Service
のいずれかで収集できる。
仮想マシン移行
AWS Application Migration Service (MGN)
オンプレサーバーから情報を吸い出して、
- AMI作成
- テストサーバーの起動/テスト
- 移行先サーバーのプロビジョニング
を一気に実行できるサービス。
AWS Server Migration Service
オンプレサーバーから、AMIを自動生成するサービス。
現在は、サービスが停止済みで、代わりにApplication Migration Service (MGN)の利用が推奨されている。
CloudEndure Migration
MGNの前身。
使える場合は、MGNを使ってこちらの利用は避けるようにアナウンスされている。
逆にCloudEndure Migrationを使うべきなのは、
- GovCloudを使う
- 中国リージョンを使う
- MGNでサポートされていないレガシーOSの移行に使う
の3ケース。
データベース移行
AWS Database Migration Service (DMS)
データベースの移行をマネージドで実施してくれるサービス。
オンプレRDSに限らず、様々なデータベースから、AWS上のデータベースに移行できる。同一データベースのアップグレードにも利用可能。
DB種別の変更などで、スキーマの変更が必要な場合は、AWS スキーマ変換ツール (AWS SCT) を使用して、変換する。
DMSが連携するのは、
- テーブル
- 主キー
などの主だった部分のみなので、インデックスやプロシージャ、ビューは自分で手動で作らなくては行けない点に注意。
データ移行
AWS Storage Gateway
オンプレから、AWS上のストレージリソースへのアクセスを容易化してくれるサービス。オンプレサーバー or EC2にインストールして利用する。
主要機能
1. ファイルゲートウェイ
S3をバックエンドにしたゲートウェイ。
S3の1オブジェクト = オンプレの1ファイル として管理する。
2. ボリュームゲートウェイ
オンプレのディスクデータのスナップショットをS3に保存する。
- Gateway-Stored Volumes
- Gateway-Cached Volumes
の2つに分かれる。
Gateway-Stored Volumes
すべてのデータをオンプレにも保存したうえで、非同期でAWSにアップロードする。
全データがオンプレにあるので、低遅延でアクセスできるが、オンプレ側に大容量ストレージの準備が必要。
Gateway-Cached Volumes
オンプレには頻繁にアクセスするデータのみキャッシュする。
オンプレのストレージ容量が少なくて済む。
3. テープゲートウェイ
S3 Glacierをバックエンドにしたゲートウェイ。
従来のテープストレージの代替として利用できる。
AWS Transfer Family
S3に特定のプロトコルでデータをアップロードする際に、専用のサーバーをプロビジョニングする手間をなくしてくれるサービス。
S3の前段に、フルマネージドのアップロード用サーバーを容易してくれるイメージ。
- SFTP
- FTPS
- FTP
が使える
AWS DataSync
オンプレとAWSストレージサービス間の大量データ移行を簡易化するサービス。
- S3
- EFS
- FSx for Windows Server
が対応している。
オンプレとのデータ移行の場合は、エージェントをインストールして利用する。