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性能診断で見落としがちなポイント
性能診断で見落としがちなポイント
Oracleの性能診断を行うとき、経験が浅いと「AWRやASHを開いて確認すれば大丈夫」と考えがちです。
しかし、現場ではスナップショットだけでは見えない問題が多く存在します。ここでは、見落としやすいポイントをまとめます。
1. 瞬間的な負荷を見逃す
- AWRはスナップショット間の平均値で集計される
- 瞬間的なピークや一部セッションだけの負荷は見えないことがある
- 初動ではV$SESSIONやOS負荷を併用することが大事
2. 過去と比較して傾向を見る
- 単発の値だけでは判断できない
- 過去1週間・1ヶ月のAWRやOS統計と比較すると異常が明確になる
- 「普段と比べて遅い」を数値で示すことで原因特定が早くなる
3. 待機イベントの意味を誤解しない
- 「DB CPU待ち=SQLが悪い」と誤解するケースが多い
- 実際はI/Oやロック競合が原因のこともある
- 初動は分類と傾向確認を優先
4. OS・インフラ側との関連を確認する
- ディスクI/O、ネットワーク、CPU負荷などはDBだけでは見えない
- Oracleだけでなく、インフラ全体の視点で確認することが重要
まとめ
性能診断で見落としがちなポイントは、
- 瞬間的な負荷
- 過去との傾向比較
- 待機イベントの誤解
- OS・インフラとの関連
AWRやASHは便利ですが、初動での全体把握を補助するツールとして使うことが現場力を高めます。
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