「ビジネスサイド」「開発チーム」という言葉・分け方に感じる違和感
先日以下のようなツイートをしました
それ以前にも同じようなツイートをしていて、四半期ごとにこの違和感を感じる発作は起こるようです
弊社採用人事のらびーさん(https://twitter.com/nex_l_ai) も同じようにお考えでこれをネタにランチなりラフにオンラインイベントやってみたいなと思っているんですが、とりあえず自分のお気持ちを表明しようと思います
なぜ違和感を感じるのか
私は株式会社 iCARE にて Carely という健康管理システムを SaaS として提供・開発しています。
いわゆる自社開発です。
私は経験がありませんが、システムを発注する会社とそれを受託開発するシステム会社という関係であれば「ビジネスサイド」「開発チーム」と言われても違和感はないと思います。
(そもそも会社が違うのでそうはいわないと思いますが)
システム会社は「システムを開発し納品すること」がビジネスでありゴールだと思うからです。
一方私達のような自社開発の場合はどうでしょうか?
システムを開発するだけでは終わりません。
市場に出し、お客様に使ってもらい反応を見る。改善や新機能を開発していく。それを繰り返していく。
また社のビジネスモデルに合わせてシステムを成長させていきます。
それを行うためにはただ上がってきた要望を作るだけではいけないと考えています。
「ユーザにとって嬉しいのか?」
「目指す世界に対して向かうのか?」
「それを実装することでビジネスが成功に向かうのか?」など社内外に目を配り、問いかけていく必要があると思っています。
また新しい技術や開発支援サービスを導入する際も、ただ便利になるからなどだけではなく、
周辺の状況やビジネスの成長を考えて「今入れるべきなのか?得られるメリットにコストが叶うのか?」
など考えなければなりません。
開発もビジネスの中のひとつなのです。
だから開発者もビジネスをしているという意識をもたなければならないと考えています。
「私達ビジネスサイドからすると〜」と言われると開発はビジネスのこと考えてないでしょ?と言われているようで悔しい気持ちになります。
「ビジネスサイド」というのも同じような発想で、セールスやカスタマーサクセスなどもお客様や日々の運用を通じて機能や改善の提案をし、”開発”に携わってほしいと思っています。
それゆえ「ビジネスサイド」というような括りに違和感を感じます。
最初から違和感を感じていた?
「最初からそう考えていたのか?」と言われると、私はそうではありませんでした。
2011年ごろに参加したDevOpsのイベントで「ビジネスの話をしよう」というスライドから始まる発表を聞いたときに衝撃をうけました。
当時はサービス運用を担当しており、いかに障害を起こさないようにするか、いかに日々の運用が楽になるかなど視点が自身の利益にしか向いていませんでした。
今は同じことを考えるとしても「それは利益を生むのか」などの視点で考えられていると思います。
この視点を持たせてくれたイベントとDevOpsには感謝しています。
ではどう呼び分ける?
正直答えが出ていません。
しかし日々業務をしていると「開発チーム」と「それ以外の部署」と分けたくなる場面、呼称したくなる場面は発生すると思います。
同じように違和感を感じる方、すでに答えをお持ちの方いらっしゃいましたら https://twitter.com/ise_tang にメンションいただけるととても喜びます!
ではまた!
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