【初心者向け】ChatGPTとは? BingやBardについても!
はじめに
現在、ChatGPTが話題沸騰中ですね!
テレビや新聞でも取り上げられる機会が非常に多くなりました。
IT業界やエンジニアではない人でも、この単語を目にする機会は増えてきたと思います。
そこで、本記事では一般の人でも分かるようにchatGPTについて解説していきたいと思います。
加えて、ChatGPTと一緒によく取り上げられる“Bing”や“Bard”についても触れたいと思います。
では、早速本題に入っていきましょう!
※誤りや懸念点等あれば、ご指摘いただければと思います。
※この記事内容は、筆者の考えや理解を記述したものであり、不正確な内容が含まれている可能性があります。その点をご了承ください。
ChatGPT とは
OpenAI という企業が開発したAIチャットサービスのこと。
つまり、LINEで友達とやり取りするように、質問・調べたいことを聞けば答えを教えてくれるサービスです。
↓こんな感じです
聞きたいことを記入欄に記入し、送信ボタンを押すだけです。
とても簡単ですね!
Google検索の場合、検索して、答えがあるサイトを探して、答えを手に入れます。
この「検索」と「探す」という手間が、ChatGPTでは省けることは良い所の一つだと思います。
ちなみに、公式ではChatGPTについて
ChatGPT:Optimizing Language Models for Dialogue
(日本語訳:対話のための最適化された言語モデル)
と述べています。
何がすごい?今までとどう違う?
ここまで読んで、このように思った人はいるのではないでしょうか?
- 今までチャット形式のサービスと、どう違うの?
(LINEチャットボットのりんなとか、、、) - なんでこんなに騒いでるの?
- なんで話題になっているの?
では、ここから少しづつ解説していきます!
既存サービスとの違い
一番の違いは、「あらゆる要求に(自己生成した会話で)対応可能なこと」 だと思います。
例えば、
AIチャットボット「りんな」は、人とのコミュニケーションに特化したAIです。「会話する」という要求には対応可能ですが、「検索する」という要求には対応が難しそうです。
同様に、
Siriも「会話」や「Appleデバイス上でのアシスト」は可能ですが、もちろんすべての要求に答えられるではありません。
(何かを検索した場合、サイトを提示します。自分で答えを生成するわけではありません)
ここで述べたいのは、既存のサービスは 特定の分野・領域に特化したものである ということです。
しかし、ChatGPTは特定の分野・領域分野だけでなく、幅広い分野の要求に対応が可能 です。
ChatGPTができること
- 自然な会話・コミュニケーション
- 検索
- プログラムコードの生成+バグの検知
- 作詞・作曲
- 感想文や記事の生成 など
ChatGPTに聞いてみました(笑)
単体のサービスで、ここまで広範囲な機能を提供できることが大きな特徴だと思います。
こんだけ色々なことができると、私達の生活にも影響を及ぼします。
例えば、
- ビジネス環境の変化
→ 単純作業の自動化・時間短縮ができる(ビジネスメールの自動生成とか) - 教育環境への懸念
→ 色々ChatGPTに質問して、自分で考える力が低下するかも - サイバーセキュリティへの影響
→ 今までより簡単にコンピュータウイルスを誰でも作成できる(対策されつつあります)
以下、ChatGPT関連の記事をピックアップしてみました!
いやー、すごいですね!(笑)
ここで筆者はこのような疑問が出てきました。
- なぜこのようなAIを作ることができたん?
- どういう技術的な進歩があったの?
今までAIはよく話題にはなってたけど、何で急に出てきたん?どう技術的に違うん?と、、、、
ここからは少し専門的な領域に入って、上記の疑問にアプローチしたいと思います
(興味ない人は読み飛ばしてください(笑))
ChatGPTは、どうやってできた?
色々調べたのですが、難しかった(笑)。
アルゴリズムから説明しているものもあれば、AIとはというところから説明しているものもありました。
そんな中で、よりメタな視点から、なぜ急にChatGPTのような高性能なAIが出来上がったのか、を分かりやすく説明していただいているツイートがあったので、今回はそちらを紹介します。
こちらのツイートのスレッドを読めば、すぐわかると思いますが一応要約させていただきます。
【要約】
人工知能の作り方は、基本的に人間の子供と同様に、教材となる「情報」を与えて学習させます。そうすることで、モデルというもの(人間でいう脳みそ)が出来上がり、問いかけや問題に答えてくれるシステムになります。
ここで人工知能の性能を上げる方法は主に3つです。
- モデルの進化(脳みその改善)
- 計算量の増加(脳みそにたくさん訓練させる)
- データ量の増加(脳みそに与える情報を増やす)
今までのAI開発のアプローチ方法は、主に「モデルの進化」をするための研究が行われてきました。計算量やデータ量の増加の手法は、増やした分だけ性能が上がること、および一定以上の量を与えると精度が鈍化する(飽和する)と想定していたため、そこまで注目されていなかったのです。
しかし、最近になって計算量・データ量を増やし続けた結果、ある一定量を境に急激に性能が向上する現象(相転移)が起こることが分かった。
このような背景があり、昨今のAIの進化がある。
※ちなみになぜこのような現象が起こるのかはわかってない。
だそうです。
理系の筆者としては、非常に興奮する内容でした。
量が質を改善するなんて、想像できませんでした。
ロマンがあります。
このように不思議な現象で出来上がったChatGPTですが、もちろん欠点・間違いを提示することはあります。
ChatGPTは不完全
ChatGPTもどんな要求・質問にも完璧に答えられるわけではありません。
ちなみに、結構間違いがあるみたいです。
やはり最後は 人間の目で確認する必要 がありますし、その間違いに気づくだけのスキルや能力がこれからの人類に求められますね。
以下のサイトに、まとまっていたので見てみて下さい。
BingとBardについて
忘れるところでした(笑)。
それぞれについて説明していきます。
Bing
BingそのものはAIでもありません。
マイクロソフト社が提供する、検索エンジンです。
検索エンジンには、他にGoogleやYahoo!などがあります。
では、なぜChatGPTの話題と共に「Bing」という言葉が出てくるようになったのでしょうか?
それは、従来のBingに強化版ChatGPTが組み込まれた新しいBingが誕生したからです。
これにより新しい検索体験ができるのでは?と注目が集まったんですね。
これが理由です。
Bard
「ChatGPT」に対抗すべく、Google社が開発した会話型AIです。
こちらは発表されただけで、まだリリースされていないようですが、Googleが持つ膨大なデータを活かした高性能AIができるかもしれませんね。
ちなみに、Bard発表の際に間違った回答をしてGoogleの株価が急落してたことも話題になりました。
まとめ
本記事では、ChatGPTについて説明しました。
皆さんの理解の一助になれば幸いです。
今後もこう言った高性能なAIは次々と出てくると思います。
そういった中で、AIに任せるところと、人間が考えるところの区別する必要があると思います。
考えることをやめ、全部AI任せになると人間がAIに飼われることになりかねないからです。
人間がAIを管理できるように、これから私たち自身のスキルや能力の向上がますます欠かせないと思います。
ありがとうございました。
参考サイト
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