Windows Server学習③ポリシー/レジストリ/ユーザ管理他
ユーザ管理
サーバ管理で最も重要なのが「誰に何をさせるか」の管理です。
ローカルユーザとMicrosoftアカウント
ローカルユーザ:
そのコンピュータの中だけで有効なアカウント。サーバの初期設定や、単体で動かす際に使います。
Microsoftアカウント:
クラウド経由で設定を同期する個人用アカウント。
※サーバ運用現場(特に大学など)では、セキュリティや管理の観点からあまり使いません。
レジストリ:巨大な設定データベース
Windowsのあらゆる設定(デスクトップの背景から、システムの深い動作設定まで)が保存されている巨大なデータベースです。
役割:
昔のOSは「設定ファイル」がバラバラに存在していましたが、Windowsは効率化のために1つのデータベースにまとめました。これがレジストリです。
ポリシー制御(グループポリシー:GPO)
大学のPC100台に対して「壁紙を大学のロゴにする」「USBメモリの使用を禁止する」といった制限を1台ずつ設定するのは不可能です。
これを一括で行うのがポリシー制御です。
ユーザやコンピュータにおけるアクセス権
コンピュータの構成:
「このPCではこのソフトを禁止する」といった、デバイス全体への制限。
ユーザの構成:
「Aさんがログインした時だけ、このドライブを表示する」といった、人への制限。
設定のピラミッド
実務では、これらは以下のような親子関係で動いています。
グループポリシー (GPO): 指揮官。全体に「こうしろ!」と命令を出す。
レジストリ: 現場の台帳。命令を受けて、具体的な設定数値を書き換える。
ユーザー管理: 対象者。その命令が誰に適用されるかを決める。
実務での活用例
課題1: 学生がPCに勝手にフリーソフトをインストールしてウイルスに感染する
解決: GPOで「インストーラーの実行禁止」を設定。
ユーザー管理で学生を「標準ユーザー」に固定し、管理者権限(レジストリの重要部分への書き込み権限)を剥奪します。
課題2: 離席中に他人にPCを操作されるリスク
解決: GPOで「10分間操作がなければ強制的にスクリーンロック」を全端末に適用。
課題3: 特定の部署だけ特別なネットワークドライブを自動でマウントさせたい
解決: ADの「グループ」を作成し、そのグループに対してのみ「ドライブマップ」のポリシーを割り当てます。
実務で使う「コマンド」
gpupdate /force
ポリシーを変更した後、PCに「今すぐ最新のルールをサーバーに取りに行け!」と強制するコマンドです。
gpresult /r
「設定したはずのポリシーが効かない!」という時に使います。
今、そのユーザーにどのポリシーが適用されているかを一覧表示します。
追加
※GPOやレジストリはサーバだけでなく、業務用PCやラボ環境でも同じ原則で管理されます。
初学者はまず仮想環境で操作を試すと安全です。
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