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【最終話】5年経って思うこと (draft)
2020年の170TB・17億ファイル移行から5年が経った。
当時は「とにかく終わらせること」しか頭になかった。
今、冷静に振り返って思うことを正直に書く。
今なら変わっていること
| 当時(2020年) | 今(2025年)なら |
|---|---|
| azure-storage-blobはプレビュー版 | 正式版・安定版が当たり前 |
| メモリリークでdocker kill落とし | gemパッチ済み → もう必要ない |
| K8sは社内に存在せず | 社内・パブリック問わず普通に使える |
| 絵文字は力技で潰してた | 最初からutf8mb4にして保存 |
それでも「40台IaaS+cron落とし」は今でもベストプラクティスだと思う
制約が厳しい大規模移行では、
「最新・最先端」より「最も確実な原始的手法」が勝つことがある。
あのとき選んだ構成は、今振り返っても後悔していない。
一番大事だったこと
「綺麗にやる」ことより
「確実に終わらせる」こと
どんなに汚くても、どんなに原始的でも、
170TBを1ファイルも失わずに移行しきれた。
それだけで十分だった。
最後に
もう二度とやりたくない。
でも、あの地獄を経験したからこそ
今どんなレガシーシステムを見ても
「なんとかなる」と思えるようになった。
これで本当に終わり。
──
170TB・17億ファイルの画像移行で3回目の正直、完。