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「GENDA Creators Blog」開設しました

2022/06/22に公開約6,100字

2022年5月より、株式会社GENDAでEMとして従事し、テックブログを立ち上げました。私は、前職の株式会社ZOZOテクノロジーズ(現株式会社ZOZO)のテックブログの運用を担当し、記事の技術的バリューのクオリティ担保だけでなく、日本語の編集・校正も担当し、年間100本以上の記事編集を2年ほど行っていました。その経験もあるため、今回はGENDAのテックブログの立ち上げに携わっています。本記事では、そのテックブログ立ち上げの設立経緯と意図を紹介します。

https://techblog.zozo.com/entry/2020-techblog-summary
https://blog.genda.jp/creators/

そもそもGENDAって?

始めに、私が所属する株式会社GENDA(以下、GENDA)の概要を紹介します。

https://genda.jp/
「GENDA」と言われても、まだ耳にしたことが無い方も多いでしょう。「GiGO」はどうでしょう?もしくは、「セガのゲームセンター」であれば、多くの方が耳にしたり、訪れたことがあるかと思います。GENDAは、現在ゲームセンターの店舗ブランディングをセガからGiGOへの統一を進め、ゲームセンターを運営している株式会社GENDA GiGO Entertainmentをグループ会社に有する企業です。その他にも、複数のグループ会社でGENDAグループを形成し、オンラインクレーンゲーム事業等も展開しています。

GENDAはエンジニアが必要なの?

下記のインタビューでも触れられているように、現在はアミューズメントとその周辺領域まで手掛けていますが、将来的にはエンターテイメント全域に広げたい、という目標もあります。

https://talent.midascapital.jp/interview/interview-04/

将来的にエンターテイメント全域となると、技術力の必要性は明らかです。世界で活躍する企業をいくつか思い浮かべてみても、そこには最新技術やIT・インターネットの力が必ずと言っていいほど伴っているでしょう。

一方、現在事業として行っているアミューズメント施設やオンラインクレーンゲームの運営でも、ITが入り込む余地が非常に多く残っており、アミューズメント業界におけるDX化に取り組んでいます。それは、事業の売上貢献だけでなく、お客様がより楽しめる機能や仕組み、そのための店舗運営のアシストまで含まれます。

そのため、まだまだITやデータの活用により、大きく躍進できる領域であると言えます。それを実現させるためには、エンジニアが必要です。そして、技術と事業をシームレスにつなぎこんでアウトプットへ導けるPdM(プロダクトマネージャー)やデザイナー、マーケターも必要となります。

GENDAは全社員を合わせても40名程度の規模であり、上記のエンジニアやPdMも10名程度です。そのため、人材採用が事業拡大のためにも急務です。なお、GENDAグループの連結従業員は4,000名を超えています。そのため、1つの業務効率化の施策を行ったとしても、その影響度は大きなものです。

エンジニア採用のための技術広報

採用を促進するためには、まずは「会社が何をやっているのか」「どんな社員がいるのか」を知ってもらう必要があります。何も知らない会社に入ろう・話を聞こう、とはまず思いませんよね。これまでのGENDAはリファラル採用が基本でした。そのため、知らない会社であっても「知り合いのあの人がいるとこなら話を聞いてみよう」というきっかけがありました。しかし、これをスケールさせるにはやはり限界があります。知り合い以外の優秀な人材にもアプローチできません。

そのためには、まずは「こんな会社です」「こんな技術的な取り組みやっています」「こんなスキルを持った社員がいます」という情報を発信していく必要があります。

このような状況で発信ツールとして利用できるのがテックブログです。

テックブログの立ち上げ

「テックブログを立ち上げたい」という意向は、私が入社する前から社内にありました。そこへ私が入社し、実際に立ち上げを行うまでに準備した内容を順を追って説明します。

https://blog.genda.jp/creators/

命名「GENDA Creators Blog」

GENDAのテックブログでは、エンジニアだけでなく、PdM等のプロダクト開発に携わるメンバーの発信も集約することにしました。そのため「テックブログ」という名称ではなく、ものづくりに携わるメンバーという意味を込め「GENDA Creators Blog」と命名しました。

ドメイン設計

名称が決まったら、どのURLで公開するかを設計できます。

GENDAのコーポレートサイトのドメインは genda.jp です。会社に関する公式な発信物はこのドメインに集約させていきたいため、サブドメインで blog.genda.jp を利用することにしました。そして、このサブドメイン直下で今回のブログ以外にも今後展開できるよう、 blog.genda.jp/creators/ というサブディレクトリに配置することにしました。

ツール選定

ブログをどのツール・サービスを利用して開設するかを決める必要があります。今回の懸念点は、現在の社員数で公式ブログを運用するにはリソースが足りないという点です。

そこでポイントとなったのが、既に個人ブログを発信している社員の存在です。個人ブログで自身のノウハウやスキルを発信し、それを会社で集合体として見せられたら、個人のアウトプットの活動がそのまま会社の広報活動にもつなげられます。

それを実現できたのが、Team Blog Hubでした。

https://zenn.dev/catnose99/articles/cb72a73368a547756862

これは、各自が用意したRSSを登録し、それらの記事を集約してリストとして見せられるものです。その結果、会社に所属するメンバーが個人で発信している記事をまとめて可視化できます。

Team Blog Hubは、Ubie DiscoveryがUbie Engineers' Blogsでも利用していますが、そこではforkされたリポジトリで、独自の拡張もされています。

https://github.com/ubie-oss/ubie-engineers-blogs
https://note.com/ubie/n/n54c7628383ee

そのため、今回GENDAでTeam Blog Hubを利用する際には、Ubieが拡張を続けているリポジトリをforkして利用することにしました。

https://github.com/genda-tech/genda-creators-blog

Team Blog Hubの拡張

Ubieがforkしたリポジトリを利用していますが、いくつか追加でカスタマイズもしています。

前述の通り、今回作成したい主役は blog.genda.jp/creators/ の「GENDA Creators Blog」です。しかし、ドメイン直下 blog.genda.jp も404ページではなく、インデックスページを作成しておくことにしました。そのため、そのページの追加を行っています。今後は、creators 以外のブログも作成される可能性があります。その際には、このリポジトリを拡張しようと思っています。

なぜならば、GitHubには同じリポジトリのforkは同一のOrganization内では1つまで、という制約があるからです。他のブログを用意する際にもこのTeam Blog Hubを使いたいと思っています。しかし、この制約があるため、2つ目以降のブログをforkして並列に用意はできません。かといって、forkではなくファイルコピーして利用するのもOSS利用として適していません。最終的に行き着く解決先は、同一のTeam Blog Hubにて、2つ目以降のブログを設定できるようにする方法でしょう。

実装

Team Blog Hubを公開するまでに行った作業を簡単に紹介します。

GitHub

https://github.com/ubie-oss/ubie-engineers-blogs をforkし、サイト情報やメンバー情報のJSONの差し替え、ロゴ等の画像の差し替え、表示件数の調整を行います。今回の場合は、インデックスページとなるドメイン直下のページ追加やGoogle Analyticsの追加も行っています。

Vercel

デプロイ先には、Team Blog Hubが推奨するVercelを利用しています。Vercelは、GitHubのリポジトリと連携させるだけで、そのままデプロイまでできてしまうので、環境構築にかける時間が大幅に削減されます。特別な設定をしなくても、GitHubでPull Requestを作成し、マージされたら公開されているページにも反映されます。

https://vercel.com/

Vercelには無料で使えるHobbyプランもありますが、今回の場合は商用利用のためProプランを利用しています。

https://vercel.com/pricing

ドメイン設定も多くのブログで解説されているため、それらを参考にすれば容易に設定できます。

https://zuma-lab.com/posts/vercel-onamae-domain-settings
https://crieit.net/posts/vercel-setting-subdmain-20210829

GitHub Actions

ポイントとなるのが、Team Blog Hubの記事のリストを更新するにはビルドが必要になる点です。ビルドにより、登録したRSSの情報を取得し、Team Blog Hubのリストが最新化されます。そのため、手動でリリースをするタイミングだけでなく、定期的なビルド・デプロイを行わないと、記事リストとしては古いままになってしまいます。

そのため、下記のブログのように、GitHub Actionsを利用して、毎日0時に更新するようにしています。

https://zenn.dev/nikaera/articles/vercel-github-actions

テックブログとの違い

いわゆるテックブログと、Team Blog Hubを使った記事の集約では、それぞれメリットとデメリットが異なります。どちらかが優れているというものではなく、目的と現状に合った選択をする必要があります。ここでは、公開スケジュールとクオリティに関する観点で具体例を紹介します。

記事の公開スケジュール

テックブログの場合は、あらかじめ記事の公開スケジュールを定め、担当者が記事を入稿・公開していくパターンが多いでしょう。月間・年間での記事の公開本数を調整できる点がメリットです。

一方、Team Blog Hubの場合は個人のブログの記事一覧のため、あくまでも個人のアウトプットの頻度に依存します。もちろん、個人ブログの記事公開スケジュールを調整することは可能ですが、それによるプレッシャー・圧迫感を出したくはありません。そもそも、そこの調整ができ、継続的に公開が可能であれば最初から個人ブログではなくテックブログに寄稿する手段が適しているとも言えるでしょう。

GENDAでは、個人ブログの活動はあくまでも今まで通り個人で、そしてその副産物としてTeam Blog Hubに記事が集まっていく、というスタンスを採用しています。Team Blog Hubの存在により、個人ブログの執筆モチベーションにつながれば理想的です。

記事のクオリティチェック

テックブログの場合、記事の編集や校正を行います。そこで、会社の名前を背負った記事として、恥のない内容であり、恥のない日本語で書かれていることを担保します。しかし、それには多大な労力がかかります。時間も手間もかかりますが、その分、メディアとしての質の向上には必ずつながります。

Team Blog Hubでは、個人ブログ集合体のため、そのクオリティ担保は個人に任せています。テックブログのようなメディアと、個人ブログの中間のような存在のため、現状ではそこに労力をかけすぎるのではなく、まずは発信物を集約する、という点にフォーカスしています。今後、ブログ公開が軌道に乗り、「個人ブログ」ではなく「会社のブログ」としてメディア化する場合には、クオリティを担保する仕組みも当然ながら検討が必要です。


GENDAで働いてみませんか?

株式会社GENDAでは、各領域で広く人材募集中です。プロダクト開発はもちろんのこと、エンジニア組織や文化を一緒に作り上げていきましょう。

カジュアル面談も随時実施中のため、ご希望の方はお気軽にDM等でご連絡ください。

https://hrmos.co/pages/genda/jobs

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