SynapseRackでDDJのフェーダを使いたい!
はじめに
みなさんVJやってますか?
私は文化祭の演出の関係で最近SynapseRackでVJを始めました。
ところで、MIDIコンって高いですよね?nanoKontorol2は1万円以上しますしその分を素材の購入費用に当てられればかなり表現の幅が広がります。
そう思ったとき、机上のDDJに目をやるとなんとMIDIの文字があるではないですか!
この記事ではDDJ-FLX4をMIDIコンとして使用する時に、SynapseRackで発生するフェーダについての問題を解決する方法をご紹介します。
何が問題なの?
DDJ-FLX4をMIDIコンとして使用する場合、何も考えずにSynapseRackでMIDIマッピングすると割り当てたスライダーの値が荒ぶってしまい、画面が楽しいことになってしまいます。

演出の1つとして楽しい映像を見せるのもアリかもしれませんが、我々がやりたいのはフェーダでスライダーを制御することです。
決してフロアの人々の目を破壊したい訳ではありません。そうですよね?
解決策
この問題はわりと簡単に解決できます。
MIDIマッピング時に登録される2つのMIDI信号のうち、Num以降の数字が大きい方を削除することで解決できます。
以下の画像はDDJ-FLX4のクロスフェーダでの例です。

なんでこれで解決するの?
まずこの問題は、DDJがフェーダからの入力精度を高めるために通常の7bitのMIDI出力ではなく14bitのMIDI出力を使用していることに起因しています。
先程の画像のクロスフェーダの例では、Num33がおおまかなフェーダの位置を、Num63で詳細なフェーダの位置についての情報を送信しています。
したがって、Num33によっておおまかなフェーダの位置情報が送信された後、Num63によって詳細な情報が送信されるとこれに値が上書きされてしまい対応していないソフトウェアでは今回のような問題が発生します。
少なくともDDJ-FLX4ではこの詳細な値を送信するための信号が、おおまかな値を送信するために使用する信号よりも大きな番号に割り当てられているのでNum以降の数字が大きい方の信号を削除することで問題が解決できるというわけです。
この説明はMIDIミリ知らさんが書いているので間違っているかもしれません(許して)
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