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【実例付き】SlackのTimesチャンネルはいいぞ

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法人・団体専用のパーティー会場検索サイト「会場ベストサーチ」を運用する株式会社アイデアログの取締役CTOの松川と申します。

Timesチャネルとは?

恥ずかしながら、このような運用があることを知らなかったのです。今年ジョインした若手メンバーが運用を提案してくれたので、良さそうなものはすぐ実行するスタンスなので即日作成して半年以上運用しています。実際に運用してみてほどんどデメリットは感じなかったので当社での活用事例をシェアしたいと思います。

やってみてよかったと思うこと

始める時に決めたたった1つの決まり

導入提案者に聞いてみたところ「自分の思考を垂れ流す」という説明がありました。ただ、管理職目線としては正式な相談事、報告事項などがTimesに書いていて、「Timesで相談していましたが、回答がない!」「その件はTimesで報告していましたが見てないんですか?」となるのであれば、見なきゃいけないチャンネルが増えるだけなので、「正式な相談・報告の場ではない」という決まりだけつくって、運用を始めました。

半年以上運用していますが、こういう問題に繋がることはなかったので、今思うと杞憂だったのかもしれませんが、他社さんで運用される場合でも、このルールは決めておいた方がいいかと思います。

よかった点① 相談まで行かない困りごとの芽を見ることができる

苦労し始めている点やインシデントで作業が予定通りに進んでいない場合など、困りごとを早期にキャッチして解決の先手を打つことができることがあります。


よかった点② メンバーの関心ごとを知ることができる

どういう情報をキャッチして、どのようなことに関心があるのか、どういう信条をもっているのか知ることでアサインメントや人材育成のヒントになることがあると感じました。



よかった点③ 同調圧力が少なめのシェアができる

社外イベント情報や同意するブログ記事など、正式チャンネルで周知するには同調圧力が強くなってしまったり、リアクションを求めたりという雰囲気になりがちですが、Timesに書かれている内容であれば、あまり興味がなければスルーしてもなにも気まずくないですし、本人もリアクションを期待して書いていないので、変な気を使わずに情報をシェアできます。



よかった点④ 疲れやストレスのサインを見ることができる

「この機能の実装は結構ハードだった」「(リモートワーク時に)修繕工事が始まり周りがうるさい」「目・肩・腰が痛い」「寒い、暑い」などちょっとしたつぶやきから、コンディションが想像できたりするので、リモートワークのチームとの親和性が高いのでは?と思います。



デメリット

始めて半年ですが、これといったデメリットは感じていません。もっと長く運用していると何か見つかるのかも?

結論、導入メリットがあるかどうかはチームのカルチャーによって違いそう

当社では問題になっていませんが、なんでも書いていいルールなので、人が不快になるようなことを書いてしまうようなこと(誹謗中傷、ハラスメントにつながるような内容)が発生すると最悪の事態に繋がるかと思いますが、現状はそのような懸念はありません。
対面のコミュニケーションが主体の場合には、必要性が感じにくいかもしれませんが、当社では出社とリモートがハイブリッドの勤務のメンバーもいれば、関東から遠いエリアでフルリモートのメンバーもいるので、Timesチャンネルのようなゆるいテキストコミュニケーションの場があることがちょうどカルチャーマッチしているように思います。
もちろん、メンバーによってよく書く人、書かないが読んでいる人など様々なのですが、メンバー目線では別に見なくても必要な情報が得られないわけではありません。管理職目線では、よりウェットな情報が得られるので、私としては好感触です。
どんな組織でもうまく機能するとは思いませんが、リモートワークを採用している開発チームでテキストベースのコミュニケーションが主体の組織ではテスト的に導入してみるのもいいかもしれません。Slack使っているのであれば、チャンネル作るだけなので無料で始められます。

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