Claude DesktopとMCPをWindows11で連携してみる
環境
Claude DesktopをインストールしたWindows11
前提:そもそもMCPってなんなのよ
「MCPはAIモデルを異なるデータソースやツールに接続する標準的な方法を提供します。」
とあるとおり、好きなAIを横断的にデータにアクセスさせる時のドライバ的な立ち位置の様子。
要するにMPCに対応したAIに、好きなデータとツールを食わせて、好きなように操作・加工してもらおうということらしい。
より抽象化するなら、ClaudeもGeminiもChatGPTそれぞれの異なる強みに合わせて、データを使い分けられるようになっていくための技術と考えれば良さそうです。
連携までは思ってた以上に簡単でした。
主な引用元
ClaudeCode公式の概要ページ
ClaudeアプリをMCPサーバーに接続する
claude_desktop_config.jsonの作成
迷ったら先ずは公式ドキュメントを参照する。
設定画面を開いた後、「構成を編集」を押下する。
エクスプローラーでウィンドウが開いたかと思うと、
「claude_desktop_config.json」が生成されている。
これに上記サイトに記載された以下をコピペする。
※最新ではない可能性があるので、できれば公式のドキュメントからコピペを推奨。
そのうえで、以下のusernameは自分のWindowsアカウント名を参照して記述する。
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-filesystem",
"C:\\Users\\username\\Desktop",
"C:\\Users\\username\\Downloads"
]
}
}
}
jsonファイルを記述したら、Claudeを再起動する。
タスクトレイに常駐してる場合があるので、しっかり停止されたことを確認する。
npxで問題が起きるなら、Node.jsに問題がある可能性があるため、公式ドキュメントの指示通りインストールを行う。
エラーの解決
**Server disconnected. For troubleshooting guidance, please visit our [debugging documentation]
**
こんなエラーが出たのでログを確認すると、以下出力されていた。(usernameは変更済みの値)
Error accessing directory C:\Users\username\Desktop: Error: ENOENT: no such file or directory, stat 'C:\Users\username\Desktop'
単純にDocumentフォルダなどが配置されているフォルダにあるべき「Desktop」フォルダが存在しないだけのエラー。該当ディレクトリにて
mkdir MCP_Desktop
とフォルダを作成し、以下のようにjsonファイルを修正すればOK。
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-filesystem",
"C:\\Users\\username\\MCP_Desktop",
"C:\\Users\\username\\Downloads"
]
}
}
}
そして改めてClaude Desktopを再起動。
金槌のアイコンが表示されていればここまでは成功。
これで、Claude desktopがファイルを読み込んだり更新したりディレクトリを追加したり…ができるようになります。
ブラウザ版Claudeには関係がありません。
Discussion