フリーター、エンジニアになる(n=1)
読者層
・異業種から転職を希望される方
・エンジニアへの転職
・フリーターからのエンジニア転職した経験を聞きたい
エンジニアの魅力
・昨今の人手不足に漏れず、エンジニアも不足気味です。つまり供給<需要。
・給料もそこそこもらえるし、現場によってはフルリモートで仕事ができます。
・スキルをしっかり積めば、単価(要するに給料)の交渉もしやすいメリットがあります。
そして私が最も重視したのは、
・病気になっても手と頭さえ無事ならベッドの上からでも仕事ができる点です。
体が生来あまり強くないもので、この点は何よりも魅力でした。
とはいったものの、最もこの業界に飛び込んだ時点では、まだリモートワークは一般的ではありませんでした。
コロナが世界的に大流行してから、一気にリモート業務が増えていきました。
(今はリモートが減少気味ですが)
私がエンジニアに転職した理由
私はエンジニアになる前は、一般派遣またはアルバイトで
・営業
・機器設備のメンテナンス
・サポートデスク
・ホームページ制作及び運営
・動画制作
・自宅警備員兼ニート()
といった多岐にわたる職務を経験していました。
ちなみに某政治家の下で、時給900円とかでホームページ制作してました。搾取されてましたねえ。。。
このうちサポートデスクに従事している中で、履歴管理用の簡単なプログラムがHTMLとJavascriptで記述されていたのですが、これが便利ではあるものの使いづらい。
当時の上司に時間くれればプログラム書きますよ、って大見得切ったのが始まりでした。
今から考えると大した改修はしていませんが、それでも上司や同僚から褒められれば嬉しいわけです。
やっぱりプログラミング楽しいじゃん!!!!
って思うのは当然の流れでした。
元々、オープンソース化されたゲームのMODを作成して、仲間内でバグを含めて遊んでいたこともあり、上記のような紆余曲折な職歴を経て「やっぱプログラマに挑戦しよう」と決意を固めたのでした。
元々覚悟が決まらなかっただけで、プログラマ志望ではあったのです。
転職活動に伴い始めたこと
・人材派遣会社の希望職種に「プログラマ」を追加することから始めました。
・一方で案件に応募しようにも、年齢的(当時30歳過ぎ)な問題と経験のなさがネックでした。
・実績がないなら学習結果を実績にすれば良いじゃない
その時点で若手とは言えない年齢でしたから、実績を作る必要があると考えました。
実績がないから仕事受けられず実績も作れないというジレンマがありました。
実績が必要だけど未経験というジレンマ
プログラミングで経験があるとすれば、サポートデスクで作ったシンプルなJavascriptと、ゲームのMODくらい。実績としてのアピールには弱い。
そこで当時登録していたマンパワー・ジャパン社から、Javaのオンライン独学講座が無料!というメールが届いていたので、意を決して申し込みました。
同講座を完了し、SQLやJava、Eclipseの基本を学ばせてもらえました。
しかし当然、それだけで仕事が得られるわけではなく。そのまま数ヶ月くらいは、ホームページ制作(時給900円)で食いつないでいました。
余談ですが講座には期限があり、その1ヶ月前くらいから担当のMさんに何度も質問していました。
当時本当に親切に対応していただいて、未だに感謝してる恩人です。連絡できるなら、ワンチャン飯奢るくらいのお返しはしたい。。。
今だとProgateなどでプログラミングの入門を学ぶことは可能です。
後述しますが、プログラミングは人によって合う・合わないが相当に分かれる仕事の一つですので、一度試すことをオススメします。(アフィリエイトじゃないよ)
お試し期間中にある程度済ませてしまうこともできるかもしれません。
曲がりなりにも、講座を一通り終えたことは「自力で勉強を継続できる人」としてのアピールが可能です。
就職支援事業への参加
講座を終了してしばらく後、某県が主催するエンジニア転職支援事業の募集が開始されました。
そこに応募・参加して、アルバイト程度でしたが時給を受け取りながら研修を受けつつ、面接対策や応募書類の作成支援を受けていました。
この研修では、JavaとOracleを利用したショッピングサイトを作成しました。
JSPを使用してテーブルデータの連携。(製品情報の参照、発注フォームの作成、申込みまで)
ここで最初にお世話になる会社に出会い、初の現場に配属されることになります。
転職後の苦労
そこから数年間、いくつかの現場に派遣されます。
正直、1年目はとにかく大変でした。。。
・設計書がなぜ基本と詳細の2つが作成されるのか
・設計書に書いてある言葉がいちいちわからない
・そもそも進め方がわからない
・CRUDってなに?副問合せってなんすか??
(言い換えるとこの程度でもやる気があればチャンスは有るってことですよ!)
そのため、事あるごとに質問し、時には怒られ、呆れられながらも必死に食らいつく日々が続きました。
それでもプログラムを書いてるとき、考えてるときは楽しいのです。
とはいえそんな仕事も長くは続かず、コロナ禍で失職し、その後フリーランスに転向します。
が、ここでは触れません。需要があればまた書きます。
すでに相当長いので、読むのも疲れてしまうでしょう。(ここまでの3倍くらい書いてました 笑)
なのでそろそろ一旦、まとめたいと思います。
まとめ:未経験からのエンジニア転職を成功させるために
エンジニアへの転職は、簡単なことではありませんでした。
しかし、今ではやりがいあり、収入も増えました。この選択をして本当に良かったと思っています。
改めて、未経験からエンジニアを目指す方へ、重要なポイントをお伝えします:
プログラミングが自分に合うか試してみる
・Progateなどの無料サービスでまずは体験してみる
・プログラミングは人によって適性が大きく分かれる仕事
・問題解決の過程に楽しさを感じられるかが重要
エージェントに相談する
アフィリエイトじゃないよ。
・正社員で探してるときはマイナビ転職さんに
・今現在、フリーランスでやらせてもらってますが、レバテックさんにはとてもお世話になってます
(ただし未経験には紹介していないので、2年以上経験した後に)
実績作りに投資する
もし楽しい、これならやれそうって思えるなら、簡単なものでも実績を作ることを始めましょう。
・未経験者の最大の壁は「実績がない」こと
・オンライン講座や研修プログラムを修了することも立派なアピールポイント
・小さなプロジェクトでも完遂した経験が自信にも繋がる
堅苦しい内容もありましたが、これから転職を希望される方に少しでも役立ててもらえれば嬉しいです。
Discussion