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LangChain × GPT-4 × Serperで構築する『ニュース調査エージェント』PoC

に公開

これは何?

「〇〇について調べてまとめて」という曖昧な指示だけで、自律的にWeb検索 → 要約 → Markdownレポート化するエージェント型AIを構築したPoCです。


やったこと

  • LangChain Agents(ReAct)を使って思考プロセスを構築
  • OpenAI GPT-4を使って要点を抽出・レポート生成
  • Google互換検索API「Serper.dev」で情報収集
  • 実行指示は自然文だけ。人の手を挟まずに完結。

技術スタック

項目 内容
言語 Python 3.11
モデル OpenAI GPT-4
エージェント LangChain AgentType.ZERO_SHOT_REACT_DESCRIPTION
検索API Serper.dev
出力形式 Markdown(output/ に保存)

実行イメージ

$ python main.py
何を調査しますか?例:2025年4月の生成AIニュースを調べてまとめて
> 2025年4月の生成AIに関する最新ニュースを調査してまとめて

出力されたレポート(例)

# 自動生成レポート

2025年4月の生成AIに関する最新ニュースとして、OpenAIが新しい推論モデル「o3」と「o4-mini」を発表したことが挙げられます。これらのモデルは画像の読解能力に優れ、"画像思考"を実現しています。GitHub Copilotなどとも連携。

🔧 実装のポイント

  • LangChainの initialize_agent() に自作の WebSearchTool を登録
  • agent.run() では検索・思考・再検索を繰り返しながら回答を導出
  • Serper APIのJSONレスポンスから5件のリンク+タイトルを取得

プロジェクト構成

news-agent-poc/
├── agent.py
├── main.py
├── tools/
│   └── websearch_tool.py
├── output/
├── .env.example
└── requirements.txt

今後やってみたいこと

  • LangGraphベースへの移行(状態遷移管理)
  • 社内ポータル向けの週報レポート化
  • Slackなどと連携して「調べてbot」化
  • PDFレポート出力

最後に

LangChainやGPTを使って、「指示だけで動くAI」がここまでできるようになりました。
実務への応用もリアルに想像できるレベルまできているので、PoCとしてチーム内共有・技術習得にとてもおすすめです。

GitHubリポジトリはこちら → https://github.com/morihoumatu/news-agent-poc.git


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