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【Bun】Windows 11+プロキシ環境でのインストールと動作検証まとめ

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概要

本記事では、Node.js互換の高速JavaScriptランタイム「Bun」を、Windows 11環境(プロキシ設定あり)にインストールし、簡単なサーバーアプリを起動するまでの検証結果をまとめます。


1. 検証日

  • 2025年4月28日(月)

2. 検証テーマ

  • Bun(Node.js互換の高速JavaScriptランタイム)のインストールと動作確認

3. 実施環境

  • OS:Windows 11
  • ターミナル:PowerShell
  • プロキシ:あり(PACファイル設定)
  • Bunバージョン:1.2.10

4. 実施手順

4.1. プロキシ環境でのcurl確認

Invoke-WebRequest -Uri "https://bun.sh" -Method Head

→ レスポンス正常。

4.2. Bunインストール

iwr https://bun.sh/install.ps1 -useb | iex

→ Bun 1.2.10が正常にインストール完了。
インストール先:

C:\Users\【ユーザー】\.bun\bin\bun.exe

4.3. PATH一時追加

インストール後、PATHが通っていなかったため一時的に追加。

$env:Path += ";$env:USERPROFILE\.bun\bin"

4.4. バージョン確認

bun --version

→ バージョン番号が正常に表示された。

4.5. プロジェクト作成

mkdir bun-test
cd bun-test
bun init

→ テンプレートは「Blank」を選択。

4.6. サーバーアプリ作成

ファイル server.ts を作成し、以下を記述。

import { serve } from "bun";

serve({
  port: 3000,
  fetch(req) {
    return new Response("Hello from Bun Server!", { status: 200 });
  },
});

4.7. サーバー起動

bun server.ts

→ エラーなく起動、リクエスト待ち状態となる。

4.8. ブラウザアクセス確認

ブラウザで以下にアクセス。

http://localhost:3000/

→ 結果:「Hello from Bun Server!」が表示された。


5. 結論

  • Windows 11環境+プロキシ下でも、Bunを正常にインストール・起動できた。
  • PowerShellでは、インストール後に手動でPATHを追加する必要があった。
  • BunはNode.jsよりも非常に高速にサーバー起動ができ、開発体験の向上が期待できる。

6. 今後の課題

  • 環境変数(PATH)の恒久設定
  • プロキシ環境でのnpm/bun install時の通信検証
  • Bunを使った実運用レベルのアプリケーション試作

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