Microsoft Certified: Azure AI Engineer Associate(AI-102)に合格した
昨日、Microsoft Certified: Azure AI Engineer Associate(AI-102)に合格しました。実務で Azure AI は結構利用するので、嬉しいというよりはホッとしたという感覚です。メモレベルでその記録を残しておこうと思います。
認定試験の概要
Microsoft Certified: Azure AI Engineer Associate(AI-102)は、Azure AIを活用したAIソリューションの構築、管理、デプロイメントを行うエンジニアを対象とした認定試験です。この試験では、以下のようなスキルが評価されます。
- Azure AIソリューションの計画と管理
- 意思決定サポートソリューションの実装
- コンピュータビジョンソリューションの実装
- 自然言語処理ソリューションの実装
- ナレッジマイニングとドキュメントインテリジェンスソリューションの実装
- 生成AIソリューションの実装
Azure OpenAI が最近の流行りですが、MSは以前から Cognitive Service として様々なAIサービスを出していたので、Azure OpenAIだけやっていても、この認定は取れません。
勉強方法
前提として、実務でAzure OpenAI・AI Search・Document Intelligence はよく利用していたので、その知識をベースにしました。ただ、試験範囲はそれだけではカバーされていないので、試験のための勉強として前日に以下に取り組んでいます。
1. Microsoft Learnの活用
まずは、Microsoft LearnのAI-102の学習パスを利用しました。ここには試験範囲が網羅されており、各トピックについて理解を深めることができます。
2. 練習問題の活用
理解度を確認するために、Microsoft Learn の練習問題を利用しました。問題を解くだけではなく、50問の全て解説を確認することで、内容までしっかりとキャッチアップができると思います。
3. Udemy の講座を買って学習
以下のUdemyの講座を買って練習問題もやりました。時間の関係で、半分ぐらいしかできませんでした。こちらの問題集は評判自体は悪くないのですが、少し内容が古くなっており「めちゃくちゃ役に立ったか?」と問われると微妙です。ただ、個人的には、実務であまり利用していない Azure AI Speech や Azure AI languageあたりの知識は参考になりました。また、Azure OpenAI の内容が含まれていなかったり、Search・Document Intelligence は名前が古かったりするので、脳内変換が必要です。
今思えば、以下の講座の方が最新更新日が近く、レビューも良いので、こっちにしておけばよかったと後悔なうです。本書執筆時点での最終更新日は、前者が2024/1で、後者が2024/3です。
試験を受けてみて
試験問題は、学習パスで学んだ内容を踏まえた上で、具体的なシナリオに対する解決策を問うものが多かったです。試験はテストセンターで受けました。試験時間は100分でしたが、複雑な問題は少なかったので時間はかなり余裕がありました。最近はMS Learchを見ながら試験を解くことができるので、最大限活用させていただきました。PythonやC#どちらかを選択した上で、SDKをどのように記載するかという内容が多かったので、Pyhon SDK 周りをもっとやっておけばよかったと少しだけ後悔しました。(普段はSDKではなくてREST APIを直接叩いたりすることが多いので)また、サービスプランごとにできることが微妙に違うなどの部分も抑えておくとベターですが、その手の問題はLearnに答えが書いてあるので、試験中に必死に探す感じでも問題ないかと思いました。
終わりに
当たり前ですが、今流行りの Azure OpenAI 以外のサービス(Azure AI Speech や Azure AI language)の問題も出題されるので、それらのサービスをあまり使っていない僕としてはすごく勉強になった試験でした。雑メモですが、これから試験を受ける皆さんにとって、何かの参考になれば幸いです。
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