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QGISを用いてサンプルファイル(aprxファイル)を開き地図を描く
ArcGISの扉をQGISで開く 〜 プラグインと地図表現の基礎
こんにちは、古閑です。
GISの学習を進める中で、今日は『ArcGIS Pro ではじめる地理空間データ分析』という書籍のサンプルデータを使い、ArcGIS専用のファイルをQGISで扱うことに挑戦しました。その過程で学んだことと、実際の作業手順について記録します。
GISにおける地図表現の基礎
まず、GISで地図を作成するための基本的な概念を学びました。
- 一般図と主題図: 地図には、地形や建物など一般的な情報を描く一般図(地理院地図など)と、特定のテーマを表現する主題図(天気図など)があります。地表面温度や作物の生育状況を可視化するリモートセンシングは、この主題図の作成にあたります。
- 階級区分図: 統計データを地図に表示する際によく使われる手法です。データの数値の大小によって色分けを行い、視覚的に情報を伝えます。色の濃淡や暖色・寒色を使い分けることで、情報の順序性を意識した表現が重要です。
- 地図の基本要素: 他者に見せるための地図には、方位記号、縮尺記号、凡例、図名、出典といった情報が不可欠です。
これらの知識は、単に地図を描くだけでなく、その地図を通して何を伝えたいのかを考える上で重要だと感じました。
ArcGISとQGISを繋ぐ、プラグインの力
書籍のサンプルデータは、ArcGIS専用の「.aprx」ファイル形式でした。QGISでは直接開けないため、この課題を解決するために「SLYR」というプラグインを導入しました。
このプラグインを使うことで、QGISが本来対応していないaprxファイルの内容を読み込むことができました。これは、無償のQGISが、コミュニティが開発したプラグインによって機能拡張されていく、オープンソースならではの強みだと実感しました。
今日の成果:伊勢市の人口データを可視化
SLYRプラグインを使って、伊勢市の行政区域データを開くことができました。さらに、その行政区域に「S_NAME」という属性情報(地名)をラベルとして表示させることに成功しました。

この画像は、単なる図形だった地図に、地名という情報を紐づけ、読み手に伝わる地図として一歩前進したことを示しています。
作業手順書:APRXファイルをQGISで開く
1. SLYRプラグインのインストール
- QGISを起動し、メニューバーの「プラグイン」から「プラグインの管理とインストール」を選択します。
- 検索バーに「SLYR」と入力し、検索結果からプラグインを選択します。
- 「インストールプラグイン」をクリックし、完了を待ちます。
2. APRXファイルの読み込み
- QGISの左側にある「ブラウザパネル」を開きます。
- APRXファイルを保存したフォルダに移動します。
- 目的の
giswork01.aprxファイルを右クリックし、「レイヤをプロジェクトに追加」を選択します。
3. ラベル表示
- レイヤパネルに追加された
ise pop2020レイヤを右クリックし、「プロパティ」を選択します。 - 「プロパティ」画面の「ラベル」タブに移動し、プルダウンメニューから「単一定義(single)」を選択します。
- 「値」のプルダウンから、ラベルとして表示したい属性情報(例:
S_NAME)を選択します。 - 「適用」をクリックし、「OK」で画面を閉じます。
参考文献
『ArcGIS Pro ではじめる地理空間データ分析』 桐村喬 著
SLYRプラグインのインストール方法に関する記事
URL:https://mapscaping.com/opening-an-aprx-file-in-qgis
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