TypeScript はじめの一歩

1. 定数宣言（const）

const greeting = "Hello, TypeScript!";

• const は 定数 を作ります。
• 再代入できません（＝一度決めた値は変えられない）。
• 配列やオブジェクト の 中身 は変更できるので要注意。

const numbers = [1, 2, 3];
numbers.push(4);        // ✅ OK（内部を書き換え）
numbers = [4, 5, 6];    // ❌ エラー（再代入）

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2. 関数定義（function 文）

function add(a: number, b: number): number {
  return a + b;
}

const result = add(2, 3); // 5

部分	意味
a: number	引数 a は数字型
b: number	引数 b も数字型
): number	関数が返す値は数字型

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3. アロー関数（関数を定数に代入）

const multiply = (x: number, y: number): number => {
  return x * y;
};

• const と組み合わせて 再代入不可の関数 を作るのが基本形。
• 一行で書けるときは波かっこ & return を省略可。

const square = (n: number): number => n * n;

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4. falsy と truthy

JavaScript（=TypeScript）は 真偽値でない物 も if 文で評価できます。

値	判定	メモ
false 0 "" null undefined NaN	falsy	if 条件で「偽」
それ以外（例: "text" 1 [] {}）	truthy	if 条件で「真」

if ("") {
  console.log("実行されません"); // falsy
}

if (123) {
  console.log("実行されます");  // truthy
}

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5. 基本の型

型	例	説明
boolean	true, false	真偽値
number	42, 3.14	整数も小数も同じ
string	"Hello"	文字列（シングル or ダブル or バッククォート）

const isDone: boolean = false;
const price: number = 980;
const message: string = `合計は ${price} 円です`;

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6. 型定義（オブジェクト）

オブジェクトの形を タイプエイリアス で宣言すると再利用しやすくなります。

type User = {
  id: number;
  name: string;
  isAdmin: boolean;
};

const bob: User = {
  id: 1,
  name: "Bob",
  isAdmin: false,
};

• User 型は id=数字, name=文字列, isAdmin=真偽値 の 3 プロパティを要求。
• 足りない or 型が違うとコンパイルエラーで教えてくれます。

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まとめ

1. const で値・関数を固定しよう。
2. 関数は「function 文」 or 「アロー関数」で書ける。
3. if 文では falsy / truthy の挙動を覚えておく。
4. 基本型は boolean / number / string が出発点。
5. オブジェクトは type（または interface）で 形 を定義して再利用！

TypeScript の型チェックは「バグを事前に止める努力」。
まずは小さなスクリプトで試し、エラー表示と仲良くなるところから始めてみましょう。