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マネージドディスクが無いとVMが可用性ゾーンを作れない理由
記事の内容
AzureVirtualMachineで可用性ゾーンを使おうとしたとき、マネージドディスクが必須になる。
何故アンマネージドディスクではなく、マネージドディスクが必要なのか記事にまとめる。
① ディスク方式について
アンマネージドディスク(旧方式)
- VHDをStorage Account(Blob)に保存
- ストレージ管理はユーザー側
- 可用性はStorage Accountに依存
- ゾーンという概念を持たない
2026年3月31日には廃止されるとのこと
構造
Storage Account
└ VHD(Blob)
マネージドディスク(現行方式)
- Azureがディスク配置を管理
- Storage Account不要
- ゾーン/冗長性(LRS/ZRS)を指定可能
- VMと同じ可用性設計ができる
構造
VM
└ Managed Disk(Azure管理)
② 可用性ゾーンとは何か
可用性ゾーンとは物理的に分離されたデータセンター単位のこと
例(Japan East)
- Zone 1
- Zone 2
- Zone 3
ゾーンVMの特徴
- 特定のゾーンに固定配置される
- ゾーン単位の障害(停電・災害)に耐える
③ ゾーン設計の前提
ゾーンVMを成立させるにはすべての構成要素が同じゾーン設計に従う必要がある
VM(Zone X)
+
ディスク(Zone X)
④ なぜアンマネージドディスクは使えないのか
アンマネージドディスクの構造
Storage Account(LRS)
└ VHD(Blob)
ここで問題になるのは
❌ ゾーンという概念が存在しない
- Storage Accountは「リージョン単位」で管理
- 「Zone1に置く」といった制御ができない
❌ VMと配置整合が取れない
VM(Zone1)
└ Disk(どこにあるか不明)
⑤ マネージドディスクなら成立する理由
マネージドディスクは
- ゾーン指定可能(Zone-aligned)
- ZRSによるゾーン冗長も可能
- Azureが内部で配置制御
構造
VM(Zone 1)
└ Managed Disk(Zone 1)
VMとディスクの配置が一致するため成立する
まとめ
| 項目 | アンマネージド | マネージド |
|---|---|---|
| ストレージ管理 | ユーザー | Azure |
| ゾーン対応 | ❌ 不可 | ⭕ 可能 |
| 可用性ゾーン | ❌ 不可 | ⭕ 可能 |
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