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OpenCode Webモード × Tailscaleでスマホを開発環境にする

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はじめに

出先で少しコードを書きたい、AIエージェントにタスクを投げたい。
でも、そのためにわざわざ重いPCを持ち歩くのは面倒ですよね。

最近、自宅のUbuntu PCでOpenCodeのWebモードを常時起動しておき、Tailscale経由でスマホやタブレットからアクセスするという運用を始めたところ、驚くほど快適だったので共有します。

個人的な手記レベルの内容で、高度な技術は扱いませんので注意して下さい。


1. 前提:Tailscaleの導入(超シンプル)

Tailscaleは、複雑なVPN設定なしで自分だけのプライベートネットワークを作れる神ツールです。まだ導入していない方は、以下の手順でサクッと設定してしまいましょう。

  • アカウント作成: Tailscale公式サイトでアカウントを作成します。
  • PC(Ubuntu)側の設定:
    ターミナルで以下を実行してインストールし、起動します。
    curl -fsSL https://tailscale.com/install.sh | sh
    sudo tailscale up
    
    ターミナルに表示されたURLにアクセスして認証すれば完了です。
  • スマホ・タブレット側の設定:
    iOSやAndroidのアプリストアから「Tailscale」アプリをインストールし、同じアカウントでログインするだけ。
    これだけで、スマホからPCへのセキュアな通信が開通します。

2. OpenCodeのインストール

最新のインストール方法は、公式のインストールスクリプトを使用するのが最も確実で手軽です。Ubuntu端末で以下を実行します。

curl -fsSL https://opencode.ai/install | bash

インストール後、opencode --version を実行してバージョンが表示されれば成功です。

3. systemdによるWebモードの自動起動設定

OpenCodeのWebモードをPC起動時に自動で立ち上げるため、systemdのサービスを作成します。

sudo nano /etc/systemd/system/opencode-web.service

以下の内容を記述します。<ユーザー名> はご自身の環境に合わせて変更してください。

[Unit]
Description=OpenCode Web Mode Service
After=network.target tailscaled.service

[Service]
Type=simple
User=<ユーザー名>
WorkingDirectory=/
Environment="PATH=/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/home/<ユーザー名>/.local/bin"
# Tailscale経由でのみアクセスするため、0.0.0.0でリッスン
ExecStart=/usr/local/bin/opencode web --hostname 0.0.0.0 --port 4096
Restart=always
RestartSec=5

[Install]
WantedBy=multi-user.target

💡 設定のポイント:

  • opencode web --hostname 0.0.0.0 を指定することで、ローカルホスト以外(= Tailscaleのネットワーク上)からもアクセス可能になります。
  • WorkingDirectory=/ とすることで、アクセス後にブラウザ上からPC内の好きな作業ディレクトリを自由に選択できるようになります。

設定ファイルを保存したら、サービスを起動します。

sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl enable opencode-web
sudo systemctl start opencode-web

4. 【重要】PCでの初期設定とAPIキーの登録

ここがセキュリティ上の最重要ポイントです。
AIを利用するためのAPIキー(Anthropic, OpenAIなど)の設定は、必ずUbuntu PCのローカル環境で行ってください。
ホストPC上のブラウザを開き、以下にアクセスします。
http://localhost:4096
OpenCodeのWeb UIが表示されたら、画面上の設定から好きなAIプロバイダを追加・設定します。ここでAPIキーを登録しておけば、後でスマホからアクセスした際にもそのまま利用できます。

5. スマホ・タブレットからのアクセス

初期設定が終われば、あとは自由です。
外出先からスマホやiPadのTailscaleアプリをオンにし、ブラウザのURLバーに以下を入力します。

http://<Ubuntu PCのTailscale IPアドレス>:4096

ブラウザ上でOpenCodeのUIが表示されるはずです。画面上から開発したいプロジェクトのディレクトリを選択すれば、すぐに作業を開始できます。

※運用の注意点
APIキーの設定時と同様に通信自体はHTTPであるため、本番環境の認証情報や極秘の顧客データなど、機密性の高すぎる情報をモバイル端末からのチャットに入力するのはおすすめできません。個人の開発や一般的なコード生成の範囲で活用しましょう。

おわりに

重いPCを持ち歩くことなく、思い立ったときにいつでもどこでもフルパワーのAIコーディング環境にアクセスできるこの構成。設定もシンプルなので、ぜひ試してみてください。

ヘッドウォータース

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