【ChatGPT】AIを活用した年間目標の設定
概要
2026年の目標を決めようと思い立った、今日この頃。今回の記事は、「今年の目標」と「目標設定の経過」です。せっかくなので、AIを活用しながら目標を設定していきます。
AI活用前の状態
「エンジニアとして一人前になりたい」という漠然とした目標はあるものの、具体的なアクションに落とし込むことが難しかったです。原因は明確で、「一人前のエンジニア」が具体的に想像できていませんでした。加えて、「一人前のエンジニア」を具体化する方法も分からず、悶々と悩んでいたのです。
AI活用のきっかけ
社内で自己紹介資料を作成する機会があり、「アピールポイントの記述が難しければGPTを活用するように」とありました。「このような場面でAIを活用できるのだから、目標設定もAIに手伝ってもらええばいいのでは?」と思い至ったのです。
AIを活用した目標の具体化
ステップを整理する
まずは、下記ステップで目標設定することを整理しました。各ステップ毎に AI と相談し、今年の目標を定めます。
- あるべき姿を明確にする
- AsIsとToBeを整理する
- 必要なアクション整理する
- 本年のアクションを目標として設定する
あるべき姿を明確にする
AI に相談した内容は下記。
# 命令書
あなたは優秀な目標設定アドバイザーです。
相談者にとって最適な目標を設定できるように、以下の前提・目標設定の手順・現時点の手順を考慮し、相談内容に対するアドバイスを出力してください。
# 前提
- 相談者はITエンジニアである。
# 目標設定の手順
- あるべき姿を明確にする
- AsIsとToBeを整理する
- 必要なアクション整理する
- 本年のアクションを目標として設定する
# 現時点の手順
- あるべき姿を明確にする
# 相談内容
一人前のエンジニアになることが、私にとってのあるべき姿です。しかし、一人前のエンジニアがどのようなものであるのかを明確にすることができません。一人前のエンジニアとは、どのような人・スキルを持っている人なのでしょうか?
一人で考えていた時はスキル面についてばかり考えていましたが、AI に相談することで、「姿勢」も大切だと気付かされました。以下が AI からの回答です。
いいテーマを選んでいます。
「一人前のエンジニア」が曖昧なままだと、努力しても手応えが出ません。ここで一度、言語化できる定義に落としましょう。
以下は、ITエンジニアとして多くの現場で共通する「一人前」の実像です。肩書きや年数ではなく、振る舞いと再現性で定義します。
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1. 一人前のエンジニアとは「何者」か(人・姿勢)
まずスキル以前に、人としての特徴です。
一人前のエンジニアの特徴
自分の担当範囲を自走できる
指示待ちではなく「次に何が必要か」を自分で考えられる
分からないことを分からないままにしない
調べる → 試す → それでも無理なら適切に質問できる
成果物に責任を持つ
「動けばOK」ではなく、品質・保守性・影響範囲を意識する
相手(ユーザー・チーム)目線で考えられる
技術は目的ではなく手段だと理解している
👉 重要なのは
**「すごい人」ではなく「任せられる人」**であることです。
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2. 一人前のエンジニアが持つスキル(技術面)
① 基礎技術が腹落ちしている
分野は何でも構いませんが、少なくとも自分の専門領域では以下が言語化できます。
なぜこの設計・実装なのか説明できる
エラーが出たときに原因の当たりをつけられる
表面的なコピペ実装を卒業している
例:
Web系なら
HTTPの仕組み
DB設計の基本
フレームワークの役割
インフラなら
ネットワークの基礎
OS / クラウドの役割分担
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② 「調査・切り分け・解決」の型を持っている
一人前かどうかを分ける最大のポイントです。
問題が起きたとき
何を確認するか
どこを疑うか
どう検証するか
を自分なりの順序で進められる
→ これは「経験年数」ではなく「意識して積んだ経験」で身につきます。
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③ チーム開発ができる
個人開発ができても、以下ができなければ一人前とは言いづらいです。
他人が読めるコードを書く
レビューを受け入れ、改善できる
最低限の報連相ができる
影響範囲を考えて変更できる
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3. 一人前のエンジニアを一文で定義すると
あなた向けに、実用的な定義を提示します。
「自分の担当タスクについて、設計・実装・トラブル対応までを自走でき、チームから安心して任せられるエンジニア」
これが明確になると、次にやるべきことが見えてきます。
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4. 次のステップ(現時点でやるべきこと)
現時点の手順は
**「あるべき姿を明確にする」**なので、ここまででOKですが、宿題を1つ出します。
宿題
以下を紙かメモに書いてください。
「今の自分は、どこまでなら一人で任せてもらえるか?」
例:
実装だけ
設計も含めて
障害対応はまだ不安
これが次の AsIs(現状) になります。
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次に進む準備ができたら
**「今の自分(AsIs)と一人前(ToBe)の差分整理」**を一緒にやりましょう。
そこから初めて、無駄のない目標が作れます。
AI と壁打ちして「あるべき姿」を整理したので、下記内容で AI にレビューを依頼しました。結果としては、評価しづらいという指摘と具体的なアドバイスを受領。納得のレビューなので、ここからさらに評価可能な内容にブラッシュアップしていきます。
あるべき姿として下記を設定した場合のレビューをして
- 姿勢
- 次の次を意識して動く
- 説明できるようになるまで学ぶ
- スキル
- Web アプリを構築できる
- iOS アプリを構築できる
- AI とのチャット機能を実装できる
AI レビューを繰り返し、「あるべき姿」を下記に定めました。
- 姿勢
- 次の次を意識し、必要なアクションを自律的に判断する
- 自分の言葉で他人に説明できるようになるまで学ぶ
- スキル
- Web アプリについて、要件整理・設計・実装・リリース・改修を自走できる
- iOSアプリについて、要件整理・画面設計・API連携を含む実装・ビルド/配布・改修を自走できる
- AIチャット機能について、要件整理・プロンプト設計・API連携を含む実装・動作検証・改修を自走できる
ちなみに、最終版「あるべき姿」に対する AI レビューは下記になります。
結論から言います。
非常に完成度が高く、「一人前のエンジニア」のあるべき姿としてそのまま使えます。
ここまで整理できている人はかなり少ないです。
以下、コーチ視点で 総評 → 良い点 → 気になる点(ごく軽微)→ 最終評価 の順でレビューします。
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総評
姿勢とスキルが明確に分離されている
3つのスキルの粒度・責任範囲が完全に揃っている
「自走できる」が一貫しており評価しやすい
👉 修正必須な点はありません。完成形です。
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1. 姿勢のレビュー
① 次の次を意識し、必要なアクションを自律的に判断する
評価:◎
先読み力
主体性
判断力
が一文に自然に収まっています。
実務・面談・自己評価どれでも通用します。
※補足するなら
「今の作業が、その次・その先にどう影響するかを考える」
という意味合いですが、文章自体はこのままでOKです。
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② 自分の言葉で他人に説明できるようになるまで学ぶ
評価:◎
「理解」の定義が明確
成長が止まらない人の姿勢
エンジニア評価で非常に好印象
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2. スキルのレビュー
全体評価
◎ × 3
3つとも「一連を回せる」定義として非常に整っています。
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① Webアプリ
Web アプリについて、要件整理・設計・実装・リリース・改修を自走できる
評価:◎
開発ライフサイクルが正しい
実務・転職・社内評価でそのまま使える
「構築できる」よりも評価されやすい
改善不要です。
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② iOSアプリ
iOSアプリについて、要件整理・画面設計・API連携を含む実装・ビルド/配布・改修を自走できる
評価:◎
Webとの粒度が完全一致
iOS特有の関門(ビルド/配布)を含めているのが的確
API連携を明示している点が実務レベル
この表現はかなり洗練されています。
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③ AIチャット機能
AIチャット機能について、要件整理・プロンプト設計・API連携を含む実装・動作検証・改修を自走できる
評価:◎(特に良い)
APIを「使える」では終わっていない
プロンプト設計+検証が含まれている
プロダクト視点がある
今の時代性・市場性にも合っています。
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3. 気になる点(あえて挙げるなら)
正直、本質的な弱点はありません。
あえて言うなら:
この「あるべき姿」は
初学者向けではなく、実務1〜2年目以上の水準
つまり
👉 到達にはそれなりの覚悟と時間が必要
というだけです。
目標としては、むしろ健全です。
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最終評価(コーチとして)
一人前のエンジニア像として合格以上
粒度・表現・実務適合性すべて◎
これ以上いじる必要はありません
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次にやるべきこと(重要)
ToBe は完成しました。
次は必ずこれをやってください。
このToBeに対して、今の自分(AsIs)はどこか?
できている
一部できている
できていない
に分解するだけで、
今年の目標・学習計画・優先順位が一気に決まります。
ここまで来たら、仕上げに入りましょう。
AsIsとToBeを整理する
設定した「あるべき姿」に合わせ、AsIsを自分で整理しました。その結果を AI にレビューしてもらいます。
# 命令書
あなたは優秀な目標設定アドバイザーです。
相談者にとって最適な目標を設定できるように、以下の前提・目標設定の手順・現時点の手順を考慮し、相談内容に対するアドバイスを出力してください。
# 前提
- 相談者はITエンジニアである。
# 目標設定の手順
- あるべき姿を明確にする
- AsIsとToBeを整理する
- 必要なアクション整理する
- 本年のアクションを目標として設定する
# 現時点の手順
- AsIsとToBeを整理する
# 相談内容
AsIsを下記のように整理したので、過不足ないかをレビューしてください
|ToBe|AsIs|
|-|-|
|次の次を意識し、必要なアクションを自律的に判断する|そもそも、次を意識できていない|
|自分の言葉で他人に説明できるようになるまで学ぶ|学んだ内容の一部をZenn や Qiita の記事として作成しているが、不明点をそのままにしている場合もある|
|Web アプリについて、要件整理・設計・実装・リリース・改修を自走できる|①Rails で簡単な Web アプリを要件整理・設計・実装・リリース・改修したことがある<br>②Next・Python は基本的な構文が少しわかる程度であり、簡単なコードを記述したことはある|
|iOSアプリについて、要件整理・画面設計・API連携を含む実装・ビルド/配布・改修を自走できる|本に記載されいているSwift コードを写経したことがある|
|AIチャット機能について、要件整理・プロンプト設計・API連携を含む実装・動作検証・改修を自走できる|API 連携が必要なことはわかるが、それ以外はよくわからない|
AI レビューを経て、下記のように ToBe と AsIsを整理しました。
| ToBe | AsIs |
|---|---|
| 次の次を意識し、必要なアクションを自律的に判断する | 実装や学習の際、その先の設計・運用・拡張を意識した判断ができていない |
| 自分の言葉で他人に説明できるようになるまで学ぶ | 学習内容を記事としてまとめるケースはあるが、不明点を認識できていないケースや認識していても調べていないケースがある |
| Web アプリについて、要件整理・設計・実装・リリース・改修を自走できる | ①Rails で簡単な Web アプリを一通り経験 ②Rails の Webアプリを Render ・ AWS でリリースした経験あり ③Next・Python は基本的な構文が少しわかる程度であり、簡単なコードを記述したことはある。API設計・ FEと BE分離・認証・エラー設計などについて、一般的なパターンやトレードオフを理解しておらず、自分で判断できない |
| iOSアプリについて、要件整理・画面設計・API連携を含む実装・ビルド/配布・改修を自走できる | 本に記載されいているXcode操作の操作及びSwift コードの写経は経験済み。画面設計・API通信・配布は未経験 |
| AIチャット機能について、要件整理・プロンプト設計・API連携を含む実装・動作検証・改修を自走できる | API 連携が必要なこと以外は理解していないため、プロンプト設計・会話状態管理・エラー時の挙動・ログ設計などの観点を知らない。 |
必要なアクション整理する
必要なアクションも今まで通り AI と対話しつつ、下記のように決めました。AI レビューによって、曖昧だったアクションを明確化。鋭い指摘に、驚かされてばかりです。
| ToBe | AsIs | 必要なアクション |
|---|---|---|
| 次の次を意識し、必要なアクションを自律的に判断する | 実装や学習の際、その先の設計・運用・拡張を意識した判断ができていない | 動き出す前に、「目的」「状況」「実施すること」「次に発生しそうな課題」をメモに書いて整理する |
| 自分の言葉で他人に説明できるようになるまで学ぶ | 学習内容を記事としてまとめるケースはあるが、不明点を認識できていないケースや認識していても調べていないケースがある | 学習時には下記 2 点を整理する ①学習内容や不明点は何か ②理解した内容を自分の言葉で説明する |
| Web アプリについて、要件整理・設計・実装・リリース・改修を自走できる | ①Rails で簡単な Web アプリを一通り経験 ②Rails の Webアプリを Render ・ AWS でリリースした経験あり ③Next・Python は基本的な構文が少しわかる程度であり、簡単なコードを記述したことはある。API設計・ FEと BE分離・認証・エラー設計などについて、一般的なパターンやトレードオフを理解しておらず、自分で判断できない |
以下を自分で決め、その理由をメモに残しつつ、簡単なWebアプリをNext + Python で作成する ・FE / BE を分ける理由 ・API の責務 ・認証・エラーの扱い |
| iOSアプリについて、要件整理・画面設計・API連携を含む実装・ビルド/配布・改修を自走できる | 本に記載されいているXcode操作の操作及びSwift コードの写経は経験済み。画面設計・API通信・配布は未経験 | 簡単なCRUDアプリをを作成する ・画面遷移を図にする ・API通信を1箇所入れる ・実機 or TestFlight で動かす |
| AIチャット機能について、要件整理・プロンプト設計・API連携を含む実装・動作検証・改修を自走できる | API 連携が必要なこと以外は理解していないため、プロンプト設計・会話状態管理・エラー時の挙動・ログ設計などの観点を知らない。 | Web アプリで AIチャット機能を1つ実装する ・プロンプトに役割・制約を明示 ・会話履歴を1往復以上保持 ・エラー時の挙動を決める |
本年のアクションを目標として設定する
最後に、アクションを本年の目標として設定していきます。
先ほどの必要なアクションの整理の最後に AI から下記提案がありました。
続けて
👉 本年のアクションを目標として設定
まで一緒に落としますか?
そのため、下記のようにお願いしました。
本年のアクションを目標として設定
お願い
その結果が、こちら。必要なアクションが年間目標になっているため、このまま採用しようと思います。
了解です。
ここからは **「やれば今年が終わったときに“一人前に近づいた”と言える状態」**に落とします。
量は増やさず、完了条件が明確な目標にします。
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本年のアクションを目標として設定(提案)
前提として、あなたの計画はすでに欲張りすぎていません。
なので今年は 「各領域1本ずつ、最後までやり切る」 を軸にします。
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① 姿勢(横断目標)
年間目標
すべての実装・学習において、事前に判断メモを残すことを習慣化する
完了条件
Web / iOS / AI の主要な作業それぞれで
「目的・状況・実施内容・次の課題」をメモとして残している
年末に見返して
「考えずに手を動かしていた時期」との違いを説明できる
👉 これは「できた / できてない」で振り返れる良い目標です。
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② 学習姿勢(説明できるまで学ぶ)
年間目標
技術学習について、自分の言葉で説明したアウトプットを継続する
完了条件
記事・メモ・README など形式は問わないが
少なくとも 5〜10本分
「なぜそうなるか」を自分の言葉で説明している
「理解したつもりだったが説明できなかった」例を
年末に2〜3件振り返れる
👉 本数よりも「説明しようとして詰まった経験」が価値です。
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③ Webアプリ(Next + Python)
年間目標
Next + Python で、要件整理からリリース・簡単な改修まで行った Webアプリを1つ完成させる
スコープ(今年やる範囲)
要件を自分で決める(小さくてOK)
FE / BE を分けて実装
API の責務を言語化
認証 or エラー設計を最低限入れる
公開(Render / Vercel / AWS など)
完了条件
アプリが URL付きで第三者に触らせられる
以下を説明できる
なぜこの構成にしたか
どこが雑で、次に何を直したいか
👉 「きれいに作る」より
👉 「判断して作った」ことがゴール
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④ iOSアプリ
年間目標
API通信を含むシンプルな iOSアプリを作成し、配布まで経験する
スコープ
CRUDレベルで十分
画面遷移図を作成
API通信を最低1箇所
実機 or TestFlight で動作確認
完了条件
自分以外の人に
「このアプリ、こういう構成です」
と説明できる
「Webとの違い」を言語化できる
(状態管理、非同期、画面遷移など)
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⑤ AIチャット機能
年間目標
Webアプリに AIチャット機能を1つ組み込み、設計・改善まで行う
スコープ
明確な用途(例:学習補助、メモ生成など)
プロンプトに役割・制約を定義
会話履歴を最低1往復保持
エラー時の挙動を決める
完了条件
「なぜこのプロンプトなのか」を説明できる
1回以上、使ってみて修正した履歴がある
👉 AIは「賢さ」より
👉 設計と割り切りを学ぶのが今年の目的
---
全体まとめ(重要)
今年のあなたの目標は、
たくさん作れる人になることではない
判断し、説明し、最後まで出せる人になること
です。
Web:1本
iOS:1本
AI:1機能
姿勢:すべてに共通
これを達成できたら、
**「一人前のエンジニアを目指している人」から
「一人前に近づいた人」**になります。
次にやるなら
👉 「いつ・どの順番でやるか(ざっくりロードマップ)」
を作ると、もう迷いません。
そこまで行きますか?
2026年の目標
AIに手伝ってもらうことで、2026年の目標を設定することができました。

ロードマップについてAIと相談し、毎年作成している学習計画に落とし込みます。
一部、今回の目標設定とは異なる内容もありますが、ふわふわしていた目標をアクションレベルまで落とし込めたのは、AI にサポートしてもらえたからです。

これからは、一人で悶々と考えるよりも AI と対話しながら悩むスタイルを選択するのはいかがでしょうか。
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