🗻

Microsoft FoundryのModelの日本リージョン対応状況

に公開

やりたいこと

GPTモデルをデプロイする際に、Global StandardやData Zone StandardなどDeployment typeがいくつかあります。
Global Standardなどが使えない場合、日本リージョンのみで使えるモデルが何かを調べました。(2025/12/22時点)

Deployment typeとユースケース

Deployment type 説明 データ保存 推論処理場所 ユースケース(想定) メリット / 注意点
Standard ジオグラフィベースでモデルをデプロイ
該当リージョン(例:Japan East)内で完結
リージョン内 リージョン内 ・厳密にリージョン内完結したい案件
・リージョン重視のデータガバナンス
✔ データ・処理ともにリージョン指定可能
✖ Data Zone による柔軟性は低い
Developer 開発・検証向けの軽量環境
低クォータ / 制限あり
リージョン内 リージョン内 ・POC / 開発・テスト用途 ✔ 低コストで開始可能
✖ 本番向けの高スループットには向かない
Global Standard 全世界デプロイ可能(Global Zone)
処理場所は Microsoft の最適ゾーンに分散
リージョン内(保存) Global Zone 内全域 ・グローバルサービス / マルチリージョンでの可用性重視 ✔ スケール & 可用性高い
✖ データ処理ロケーション制御は緩い
Data Zone Standard Data Zone 単位での処理制御
Global ほど緩くないが、ゾーン内で最適化
Data Zone 内 同一 Data Zone 内 ・Data Zone 単位のコンプライアンスで OK な場合 ✔ データ保管はリージョンでOK
✔ 推論処理は Data Zone 内で柔軟に分散
✖ 日本専用の Data Zone 指定はできない
Global Batch 大規模バッチ処理向け(推論ジョブ最適化) リージョン内 Global Zone 内 ・大量バッチ推論 / オフライン処理 ✔ 高スループットバッチ処理
✖ リアルタイム用途には不向き
Data Zone Batch Data Zone 内でのバッチ処理最適化 Data Zone 内 Data Zone 内 ・Data Zone 単位での大量バッチ処理 ✔ Data Zone 内完結のバッチ処理
✖ リアルタイムには不向き
Global Provisioned Throughput 世界をまたぐプロビジョンドスループット Global Zone 内 Global Zone 内 ・超高スループット / グローバル SLA 重視 ✔ 世界中どこでも高スループット保証
✖ リージョン閉域要件には NG

日本リージョンで使うには

個人的には推論場所はどこでも良いと思っていますが、日本リージョンのみで使うという場合、Japan East/WestでStandardが選べれば良いと思います。

結論、gpt-4.1系までは日本リージョンでStandard対応してそうです。

モデル Standard利用可否 コメント
gpt-4.1-mini ◯ 利用可能 Japan East で Standard が表示される
gpt-4.1 ◯ 利用可能 Japan East でも Standard が選べる
gpt-5.1 × 非対応 Data Zone / Global 系のみ
gpt-5.2 × 非対応 さらに Global Standardも不可、Japan East は Data Zone Standard のみ

ちなみに、eastusの方だと違いあるのかなと思って見てみましたが、eastusだったらStandardが使えるとか、Deployment typeの違いはなさそうでした。(eastusだとgpt-5.2が使えるという違いはありますが)

ヘッドウォータース

Discussion