Q&Aで考えるどうやったらマインドマップをうまく使えるの?~より深い知識を手に入れるために~
結論
- マインドマップは視覚的に把握しやすい状態と構造化された状態を一度に実現できる
- 平面的な箇条書きをより空間的かつ人間の思考フローに近い形式に変換したものがマインドマップであり、箇条書きとマインドマップは行き来できる
きっかけ
きっかけはvim-jpに投稿された書き込みだった。
個人的にはマインドマップがないと生きていけないほど良いものだと思っている。そのためとてももったいないと思い、少し説明を書いたところとても好評だった。そのうえ記事にしてみてはと提案をいただいたので記事にしてみる。
マインドマップの運用ステップ
これはとても簡単で、2ステップだけで実用的かつ簡単に扱うことができる
- まずは箇条書きで考える(ここで項目を洗い出す)
- 1で作った箇条書きをマインドマップにする(ここで項目間の関連性と類似性を発見できる)
以下で実際のやり取りを見ながら実例を説明していく。
マインドマップの実用例
今回は以下の質問に答えていく形でマインドマップの実用例を示しながら話を展開していく。
まずはこの質問を受けて自分なりにこの質問と質問への回答をマインドマップに落とし込んだ
ここで筆者が伝えたいのは1度マインドマップを書くだけで、以下のことが実現可能であるということだ。
- 問題の構造化
- 視覚的に把握しやすい状態にする
- 自分の思考をダンプし脳内の思考リソースを確保する
さらに、デジタルのマインドマップツールにおいては、コピーアンドペーストなどを使い試行錯誤が簡単にできるという利点もある。
マインドマップと箇条書きの関連性
次は皆さんがよく使うであろう「箇条書き」とマインドマップの関係性について考えていく。
結論から言うと筆者はマインドマップと箇条書きは対象の見る角度を変えただけにすぎないと考えている。なぜならマインドマップと箇条書きは変換しあえるからだ。
例として前のセクションでマインドマップ化したものを箇条書きに変換してみる
無事に箇条書きに直せた。しかし上の箇条書きとマインドマップを見比べてみると圧倒的にマインドマップのほうが直観的に理解できたかと思う。
ここからわかるのは、箇条書きでは直観的に構造と関連性が理解しにくいということだ。
(特に箇条が深くなればなるほど)
そのため筆者は以下のように4つ以上箇条がネストしたセクションができそうならマインドマップを使うことにしている
- 1
- a
- b
- c
- d
- 2
- a
- b
- c
- d
- 3
- a
- b
- c
- d
今は単純な数字とアルファベットなので比較的理解しやすいが、文章が入ると途端に理解しにくくなる。
この平面的な箇条書きをより空間的かつ人間の思考フローに近い形式に変換したものがマインドマップだといえる。
終わりに
マインドマップはとても便利なものだ。しかし、ネットで調べてみても具体的な使い方にフォーカスした記事などはとても少ない。これについて筆者は実のところ致し方ないことだ思っている。なぜなら使い方に正解がないからだ。筆者もマインドマップを使いこなせているかと聞かれると即答はできない。
ただ、そこまで難しく考えず箇条書きで考え、それをマインドマップにするぐらいから慣れていってほしい。なれれば最初からマインドマップで考えられるようになるはずだ。
この記事がマインドマップを使いたいと思っている誰かの助けになれば。
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